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グローバル化学工業メーカーでの導入効果も交えて解説
掲載内容
◆激化するグローバル競争と企業チャレンジ
◆弊社が提唱するスマートプラントとは
◆スマートプラント実現(リモートアクセス導入)に向けた壁
◆Dispelで解決、製造現場のDX・働き方改革(+ガイドライン準拠)を促進!
◆Dispelの主な特長
◆Dispelの注目機能
◆利用シーン例:さまざまなリモート接続をDispel で1本化
◆最後に:ほぼ自動化したプラント業界で、残された領域は「人の役割」の見直し
◆Dispel 導入事例 リモートアクセスをオンデマンドで拡張
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | OT環境向けゼロトラストリモートアクセスで実現する製造現場のDX Dispel |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社オーシャンブリッジ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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OT環境向けゼロトラストリモートアクセスで
実現する製造現場のDX
グローバル化学工業メーカーでの導入効果も交えて解説
ホワイトペーパー
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OT環境向けゼロトラストリモートアクセスで実現する製造現場のDX
1. 激化するグローバル競争と企業チャレンジ ------------------------------------------ 2
2. 弊社が提唱するスマートプラントとは ----------------------------------------------- 3
3. スマートプラント実現(リモートアクセス導入)に向けた壁 ----------------------------- 4
4. Dispelで解決、製造現場のDX・働き方改革(+ガイドライン準拠)を促進! ------------ 4
5. Dispelの主な特長 -------------------------------------------------------------- 5
6. Dispelの注目機能 -------------------------------------------------------------- 6
ートアクセスをオンデマンドで拡張
7. 利用シーン例:さまざまなリモート接続をDispel で1本化 --------------------------- 6
8. 最後に:ほぼ自動化したプラント業界で、残された領域は「人の役割」の見直し ---------- 7
Dispel 導入事例 リモートアクセスをオンデマンドで拡張 ------------------------------- 8
1. 激化するグローバル競争と企業チャレンジ
昨今、製造業では一層グローバル競争が激化しており、その変化のスピードに対応できなければ
生き残っていけない、という非常に過酷なビジネス環境にあります。
製造業各社は例えば、「マスカスタマイゼーション実現」、「サプライチェーン高度化」、「新サービス創出」、
「ものづくりノウハウ伝承」、「オープンイノベーション」など積極的に新しい考え方、技術・仕組みを
取り入れて、変化・進化していくことが強く求められています。
近々で取り組まなければいけないことが山積している一方、製造業各社は自社のあるべき姿、
目指すべき姿をしっかり見据えて、日々の活動に繋げていく必要があります。
目指すべき姿を敢えて言葉にすると、「デジタル技術を駆使し、人はクリエイティブな仕事にシフトし、
日々成長を感じられる製造プラント。それが目指すべき人を尊重したスマートプラント」と表現できる
のではないでしょうか。
そのようなスマートプラントを実現するため製造現場では、端的には「生産保全の高度化」が必要であり、
例えばTPM(Total Productive Maintenance)といったフレームワークと自社の状況を
照らし合わせて、また4M(4つの要素:設備、方法、素材、人)を意識しながら取り組みを進めています。
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2. 弊社が提唱するスマートプラントとは
TPMの特に製造現場にフォーカスすると、「生産保全の高度化」に向けて必要なことは、
「製造プロセス視点の改善」(4Mの設備、方法、素材)と「人(作業プロセス)視点の改善」(4Mの人)に
整理することができ、またその“両輪”により、現場DX・働き方改革を促進するのがあるべき姿です。
昨今、製造業各社では特に「製造プロセス視点の改善」に対して積極的な投資や取り組みが行われており、
例えば「データ活用」という手法により、IoT・デジタルツインを故障予測、予兆検知に、AIを熟練者スキル
の“一部転換”に繋げています。
一方、「人(作業プロセス)視点の改善」はどうでしょうか。
製造現場の自動化が進む一方、人に付随する課題は根本的には解決していません。
更に昨今の感染症・天災・社会情勢などの不安定要素により、人の行動を制限するリスクが高まっており、
それら課題に直接的な改善を施す必要があります。
具体的には「リモートアクセス」という手段により、「人材不足解消・教育促進」、「過剰労働・出張負荷解消」、
「コラボ・ナレッジ活用」などを繋げられます。
そして、最終的にはそれら“両輪”が相乗効果を生み、製造現場での
「業務効率化・品質維持・操業安定・コスト削減」を大きく推し進めることができます。
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3. スマートプラント実現(リモートアクセス導入)に向けた壁
それでは直ぐにOT環境へのリモートアクセスを導入しよう、というように簡単にはいきません。
端的には「リモートアクセスの安全性がネック」だからです。
IT環境ではコロナ影響もあり、急速にリモート化が進みましたが、OT環境では進んでいません。
これはITとOTの位置づけが異なり、IT環境は「利便性」が優先されますが、OTはよりクリティカルな
環境ですので、「安定性」が優先されるからです。何かあれば、製造プラントへの物理的なトラブルや
社会インフラの機能不全などや、場合によっては日ごとに億単位での機会損失にも繋がりかねません。
世の中には多くのリモートアクセスツールが既に存在しますが、OT環境でも十分に耐えられる高い
セキュリティ要件と利便性のバランスが取れた製品が少なく、仮に“セキュア”と謳っていても多くの場合、
産業制御系ガイドライン(例えばNIST CSFやIEC 62443等) の要件を十分に満たせません。
これはほとんどの製品が対象としているのはあくまでもIT環境ですので、ここで対象としている
OT環境とは要件レベル・内容が全く異なるからです。
4. Dispelで解決、製造現場のDX・働き方改革(+ガイドライン準拠)を促進!
Dispelは製造プラントや社会インフラといった非常にクリティカルな場所(OT環境)への接続に
特化していますので、それを想定した仕組みや必要な機能が備わったALL IN ONEのソリューションです。
リモートアクセスツールですので、できることは非常にシンプルである端末からインターネット経由である
端末にアクセスするところまでです。
その先何をやるかは、アクセス先の端末で何ができるかによります。
例えばDispelを使って、製造プラントの中央センターにあるSCADA端末や分析ツール・可視化ツール
などにリモートアクセスし、通常は現地に行かなければできない、製造稼働状況をモニタリングしたり、
場合によっては制御装置を操作したりすることができます。
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5. Dispelの主な特長
■高いセキュリティ×接続性 ■各種産業制御系ガイドライン準拠への対応
通常、OT環境向けに高いセキュリティを担保し 最低限のセキュリティ・接続性のみならず、各業
ようとすると、段階的な踏み台サーバーの設置 界が定めるガイドラインの要件まで実装するに
やセキュリティチェックが都度発生し、遠隔から は技術スキルや膨大な工数・費用が必要となり
接続するのに10~15分程度かかるため、緊急 ます。Dispelでは各産業でのリモートアクセス
時の対応の遅れや日々のメンテナンスでの不便 による業務の遂行や各種ガイドラインへの準拠
さや積み重なる作業人員コストが問題になりま (NIST CSF・IEC 62443・NISTIR 8183・
す。Dispelでは高いセキュリティを維持しつつ、 CFATS、NERC CIPなど)を想定した様々な
斬新でシンプルな実装方法により、30秒程度で 機能が搭載されています。
の接続が可能です。
■導入しやすさ ■多くの導入実績
Dispelは基本的にクラウド環境上に展開され グローバルでは既に数多くの導入実績があり、
る各種コンポーネントにより構成されており、接 電気事業(火力・水力発電など)、水道事業、化
続先となるお客様拠点のOT環境やDMZエッジ 学・素材、製薬・医薬品、建設・プラントエンジニ
に仮想アプライアンスを1台インストールするだ アリング、造船、金融、研究機関など様々な分野
けで利用することができます。また、既存ネット で利用されています。例えば、様々なサードパー
ワーク環境への影響が少なく、インバウンドポー ティー(制御・計測機器ベンダーなど)のリモート
トを必要とせず、外部からアクセスポイントは見 サポートサービスを受け入れる際に導入検討さ
えない仕組みになっています。 れるケースも多いです。
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6. Dispelの注目機能
■多要素認証の有効化 ■アクセス申請ワークフロー
認証方法のオプション選択や既存の認証の Dispel上で承認プロセスのワークフローを
適用可能 設定可能
■リモートアクセスのセッション録画 ■画面のリアルタイム監視・制御
リモートアクセス中の画面すべてのアクションを どのリモート接続でもリアルタイムで
記録・保存可能 モニタリング可能
■Moving Target Defense ■使い捨て可能な仮想デスクトップ
複数のクラウド上にホスティングされた接続 使用時に新規で作成、終了すると廃棄される
インフラがIPアドレスも含め周期的に変化する ため、常にクリーンな状態で使用可能
ため攻撃の糸口を与えない
サイバー攻撃の足掛かりすら与えない独自の強力なセキュリティ実装
Moving Target Defense(標的移動防御)
・接続インフラが複数のクラウド上にホスティング
・IPアドレスも含め周期的に変化
・NIST SP 800-160, VOL. 2にて推奨
不特定アクセスポイントによる高いセキュリティ
複数クラウド利用による高い可用性
7. 利用シーン例:さまざまなリモート接続を Dispel で1本化
自社のリモートアクセスだけでなく、ソリューションを提供しているIoT 関連事業者や機器ベンダー
などといった、外部のパートナーがリモートアクセスを活用することで、メンテナンスやサポートにかかる
時間や頻度を大幅に低減させることが可能です。
しかし、外部のパートナーが増えれば増えるほど、ファイヤーウォールの設定やアクセスの管理が煩雑に
なり、セキュリティリスクにさらされることになりかねません。複数の外部とのリモートアクセスを一元的
に管理して、協働をスムーズかつセキュアに推進できるインフラ基盤としてDispel は最適な
ソリューションとなります。
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8. 最後に:ほぼ自動化したプラント業界で、残された領域は「人の役割」の見直し
国内プラント業界は、設備の老朽化・労働人口の高齢化により、国内事業は縮小し、海外へ新たにプラント
を建設し、事業展開を行っていくのは明白です。それゆえに海外熟練者の不足と事業管理の点で、海外の
人材を活用せざるを得ない状況にあります。しかし、プラント業界はこれまで情報漏洩を重視するあまり、
閉鎖的な環境下で安定操業を目指してきたことにより、リモートアクセスによるデジタライゼーションの
適用が海外と比較して大きく遅れをとっています。
更に、リモートアクセス技術のもたらす効果はOT環境のみにあらず、海外事業の経営状態や労務管理の
観点でも、いつでも必要な時に遠隔から把握できるメリットも大きいです。また、昨今のSDGsの視点に
おいても、よりスマートな働き方が求められており、プラント業界のDXはリモートアクセスツールの活用に
よる人材の有効活用が必須となっています。そのためには、ボトルネックであるセキュリティの課題を
クリアにする必要があり、Dispelのような強固なツールを是非、ご検討いただければ幸いです。
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