【事例】フッ化水素ガス検知器　ポリトロン7000（ACセンサ）

フッ化水素ガス検知器 ポリトロン 7000 (AC センサ)のご紹介 ドレーゲルでは世界各国の工場や事業所で可燃性ガス・酸素・毒性ガ ス検知器を多数ご採用いただいていますが、その中でも酸素・毒性ガ ス検知器 ポリトロン 7000 に使用する「長寿命」で「高感度」のフッ化水 素用センサ“AC センサ”をご紹介します。 フッ化水素(HF)は、リチウムイオン電池などの電解液の製造やガラスエッチング、 半導体製造など、幅広い分野で使用され用途は益々広がっていく傾向です。そ の反面、毒性も強い事から、ガス漏洩時には逸早く検知し警報を発する必要が あります。しかしながら、フッ化水素ガスは吸着性が強い性質の為、「センサ隔 膜にガスが吸着し感度が鈍る」、「吸引式検知の場合には配管チューブの内面 等にガスが吸着し応答時間が遅れる」といった問題も懸念されます。 そこで、それらの問題点を解消できるのがドレーゲルの“AC センサ”です。 【AC センサの特長】 ● 隔膜がなく電極が“オープン”になっている為、ガス吸着の影響がない。 ＝“高感度” ● 低濃度検知可能 (検知限界 0.5 ppm) ● 電解液交換により長寿命 (2 年以上) ● 幅広い使用温度範囲 －40～50℃ AC センサ

【AC センサの構造】 作用電極 アンプ 測定対象ガス 芯 対極 電解液 電極が“オープン” 【ポリトロン 7000 (AC センサ)仕様】 測定原理 電気化学式 測定対象ガス HF, HCl, HBr, BF3, SiF4, GeF4, WF6 など 測定範囲 最小 0 ～ 3 ppm 初期設定 0 ～ 10 ppm 最大 0 ～ 30 ppm （最小から最大までの値で測定範囲を任意設定可能） 使用温度範囲 －40 ～ 50℃ 使用湿度範囲 25 ～ 95 % RH 検知限界濃度 0.5 ppm 【フッ化水素 参考情報】 ガス名 フッ化水素(Hydrogen Fluoride) 化学式 HF 許容濃度 3 ppm (最大許容濃度。常時この濃度以下に保つこと) 管理濃度 0.5 ppm 主な性状 無色、刺激臭、発煙性。分子量：20.0。気体比重：0.82。 ドレーゲル ポリトロン 7000 AC センサ付き(フッ化水素用) 引火性・爆発性 なし。(ただし、腐食により発生した水素が、爆発することがある) 人体への影響 目、鼻、のどを強く刺激する。蒸気を吸入すると、肺水腫、気管支 炎を起こす。 フッ化水素酸 (水溶液 )の経口最小致死量＝1.5g、または、 20mg/kg (体重当たり)。 製品についての詳細は、弊社までお問い合わせください。 改良のため製品の仕様を予告なく変更する場合があります。 予めご了承ください。 ドレーゲル・セイフティー ジャパン株式会社 http://www.draeger.com/ 本 社 〒136-0016 東京都江東区東陽 3-8-1 TEL: 03-4461-5111, FAX: 03-4461-5100 大阪営業所 〒550-0005 大阪市西区西本町 1-15-6 西本町ビル TEL: 06-6538-1101, FAX: 06-6538-5011 Headquarters Dräger Safety AG & Co. KGaA Revalstraße 1, 23560 Lübeck, Germany