高速マルチACトランスデューサ HSQT2-93A

BOX TRANSDUCER ボックストランスデューサ 小形ACトランスデューサ ………………P10 信号トランスデューサ …………………P36 センサトランスデューサ ………………P41 DC電力トランスデューサ ………………P46 電力監視ユニット ………………………P47 省電力監視トランスデューサ …………P52 DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. トランスデューサ カタログ　98-099c h t t p : / /www .d a i i c h i - e l e . c o . j p /

ボックス トランスデューサ 高速マルチACトランスデューサ HSQT2-93A ■概要 本製品は、電力制御に適した高速応答用のマルチACトランスデューサです。 電力系統の1回路と接続することで、電流（各相電流の平均値）・電圧（三相3線：各線間電圧の平 均値、三相4線：各相電圧の平均値）・電力・無効電力・周波数計測のアナログ出力が可能です。 ■特長 ● 120×120×130mm、約800gで小形軽量 トボ ●DINレール取付対応 ラッ ● ンク 電力、無効電力、周波数の計測レンジ選択切替付き スス ●応答時間が高速（電流、電圧、電力、無効電力：入力1周期＋10ms以内/99％、周波数：1秒 デ ュ 以下/99％） HSQT2-93A ー （120×120×130mm）/800g サ ●電圧計測は基本波実効値演算方式 ●オプションで、硫化水素（H2S）ガス対策品が製作可能 ●補助電源DC24V品はCEマーキング適合品 （補助電源AC85～253V、DC80～143V品はCEマーキングに適合していません） ●RoHS指令適合品 ■形名 ・HSQT2-93A-5-33-1（三相3線用） ・HSQT2-93A-5-34-1（三相4線用） ■仕様コード 入力仕様 出力要素仕様 出力仕様 補助電源仕様 A V ① ② 0 － 11110100 － ③ － ④ 記 記 ②電圧入力 記 ③A、V、W、var、Hz ①電流入力 記 号 号 号 号 ④補助電源 （ ）内は三相4線時 出力信号 1 0～5A（50/60Hz） １ 0～150V（0～150/√3V） 3 0～5V （ 600Ω以上） AC85～253V（50/60Hz） 2 0～1A（50/60Hz） （50/60Hz）（ １ ） 4 0～10V （ 2kΩ以上） （定格電圧 100/110V、200/220V） 1 5 1～5V （ 600Ω以上） DC80～143V（定格電圧 100/110V） 8 ±5V （ 600Ω以上） 交流直流両用 9 ±10V （ 2kΩ以上） 2 DC24V ±15％　CEマーキング適合品 B 4～20mA（550Ω以下） ■定格 項　　　目 定　　　格 三相3線：AC100V、110V、115V、120V ご指定 50/60Hz 電　圧 入力消費VA：0.25VA以下 入力 三相4線：AC100/√3V、110/√3V、115/√3V、120/√3V ご指定 50/60Hz 電　流 AC 5A または 1A ご指定 50/60Hz 入力消費VA：0.1VA以下 AC100/110V、200/220V（AC85～253V） 50/60Hz 13VA 補助電源 DC100/110V（DC80～143V） 10W以下 交流直流両用、または DC24V（±15％） 10W以下 ご指定 出力 アナログ出力5点（電流、電圧、電力、無効電力、周波数） 出力相互間は非絶縁 ■仕様・性能 項　　　目 仕　　　様 交流入力トランスデューサ JIS C 1111：2006 準拠規格 ［ IEC 60688：1992、Amendment 1（ 1997）、Amendment 2（ 2001）］ 電磁両立性指令（EMC指令） 2004/108/EC（補助電源DC24V仕様のみ適合） CE適合指令 低電圧指令 73/23/EEC（補助電源DC24V仕様のみ適合） JIS C 1010-1：2005（ IEC 61010-1：2001） 安全 測定カテゴリⅢ（建造物設備で行われる測定に対するカテゴリ） 最大使用電圧300V 汚染度 2（ 通常、非導電性の汚染だけが発生する程度。ただし、場合によっては結露に起因する一時的な導電性が発生する） 許容差 ±0.5％（出力スパンに対する百分率誤差） 使用グループⅠ（屋内用で、研究室、工場などで一般にみられる条件下で、その装置が注意して取り扱われる場所で使用） 温度の影響 10～35℃で階級指数内、0～45℃で階級指数の2倍以内、－10～+55℃で階級指数の3倍以内 測定値更新時間 5ms ステップ入力を加えた時、出力信号が最終の静止値の±1％に納まる時間： ［A, V, W, var］ 移動平均なし：入力1周期＋10ms以内　　　［Hz］1秒以下 応答時間 移動平均 2回：入力1周期＋15ms以内 移動平均 3回：入力1周期＋20ms以内 出力信号のリプル 出力スパンに対し1％ p-p以下 電源瞬断許容時間 20ms AC110V：05.5A以下（時定数：10ms以下） AC220V：11.0A以下（時定数：10ms以下） 電源突入電流 DC110V：04.0A以下（時定数：10ms以下） DC24VV：06.5A以下（時定数：10ms以下） 出力信号の外部調整 前面スイッチによるBIAS、MAX調整。調整範囲：出力スパンに対して±5％ A、V、W、varの移動平均回数を1（平均なし）～3回に変更できます 移動平均回数設定 前面ディップスイッチS10、S11にて変更可能 26 DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. トランスデューサ カタログ　98-099c h t t p : / /www .d a i i c h i - e l e . c o . j p /

ボックス トランスデューサ 高速マルチACトランスデューサ HSQT2-93A ■仕様・性能 項　　　目 仕　　　様 電気回路一括と外箱（アース）間 50MΩ以上 / DC500V 絶縁抵抗 入力、出力、補助電源相互間 アナログ出力相互間は非絶縁（ マイナスコモン） 電気回路一括と外箱（アース）間 電圧試験 AC2210V（50/60Hz） 5秒間 入力、出力、補助電源相互間 （商用周波耐電圧） アナログ出力相互間は非絶縁（マイナスコモン） インパルス電圧試験 電気回路一括（アナログ出力は除く）と外箱（アース）間 トボ 入力、補助電源間（出力はアース接続） 5kV 1.2/50μs 正負極性 各3回 （雷インパルス耐電圧） ラッ ンク JIS C 60068-2-6：1999（IEC 60068-2-6：1995）による 振動 スス 振動数範囲：10～55Hz、振動振幅：0.15mm（片振幅）、掃引サイクル数：10回 デ ュ JIS C 60068-2-27：1995（IEC 60688-2-27：1972）による ー 衝撃 ピーク加速度：500m/s2 サ 定格電圧の2倍10秒間、1.2倍連続 入力 定格電流の40倍1秒間、20倍4秒間、10倍16秒間、1.2倍連続 過負荷 定格電圧の1.5倍10秒間、1.2倍連続（AC100/110V、AC200/220V、DC24V） 補助電源 耐量 定格電圧の1.5倍10秒間、1.3倍連続（DC110V） 電圧出力：短絡1秒を10秒間隔で10回、5秒間1回、定格出力負荷の70％連続 出力 電流出力：開放連続、定格出力負荷の130％連続 出力線間サージ 1250A 8/20μs 正負極性 （1）振動性サージ電圧 1～1.5MHz、ピーク電圧：2.5～3kVの減衰性振動波形を30秒間繰り返し加えた時、誤差±10％以内 （電源回路、電圧回路、電流回路） （2）方形波インパルス性ノイズ ノイズ耐量 1μs、100ns幅のノイズを繰り返し5分間加えた時、誤差±10％以内 電源、電圧回路（ノーマル/コモン） 1.5kV以上 ANSI C37.90a 電流回路（コモン） 1.5kV以上 電力用規格B-402 アナログ出力（誘導） 1.0kV以上 IEC801-2 （3）電波ノイズ 150MHz、430MHz、900MHz帯の電波を5W、1m及び、携帯電話2GHzの電波を0.5mで断続照射 誤差±10％以内 （4）静電ノイズ 通電時8kVで誤差±10％以内。無通電時10kVで損傷のないこと。コンデンサチャージ方式 外形　　：120×120×130mm［横×縦×奥行］ 材質　　：ケース 難燃性ABS（V-0）、端子カバー ポリカーボネート 構造 外観色　：黒色（ マンセルN1.5） 端子ねじ：入力、補助電源、アース端子 M4ねじ、出力端子 M3ねじ 質量　　：約800g 使用温湿度範囲 －10 ～＋55℃、20 ～ 95％ RH 結露しないこと 保存温度範囲 －25 ～＋70℃ ■CEマーキング品（補助電源DC24V仕様のみ適合） 適合規格 　・EMC適合規格　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　EM（I エミッション） EN61000-6-4　　　　　　　　 　　　EMS（イミュニティ） EN61000-6-2 　・安全規格 　　　EN61010-1 CATⅢ（ 最大回路電圧300V）、汚染度2 ■計測レンジ設定 前面のディップスイッチにて電力、無効電力、周波数の計 スケーリング機能（ディップスイッチ） HIGH SPEED POWER LINE TRANSDUCER MU LT I TYPE HSQT2-93A 測レンジを変更することができます。 出力調整用MAX./OFF/BIAS切替（スライドスイッチ） S1 ・ ・ ・ ・ ・ ・ S8 S9 ・ ・ S12 ADJUST MAX. BIAS 6 OFF 5 7 4 8 ON 3 9 OFF 2 10 出力調整用要素No.設定（ロータリースイッチ） 1 UP DOWN OUTPUT NO. FUNCTION SW［S1～S9］110V,5A（1A） S1 S2 S3 W SCALING S4 S5 var SCALING S8 S9 Hz SCALING 0 0 0 0～1kW（0～200W） 0 0 LAG/LEAD 1kvar (LAG/LEAD 200var) 0 0 45～55Hz 0 0 1 0～833.3W（0～166.7W） 0 1 LAG/LEAD 833.3var(LAG/LEAD 166.7var) 0 1 55～65Hz 0 1 0 0～750W（0～150W） 1 0 LAG/LEAD 750var (LAG/LEAD 150var) 1 0 45～65Hz 0 1 1 0～500W（0～100W） 1 1 LAG/LEAD 500var (LAG/LEAD 100var) 1 0 0 ±1kW（±200W） OFF（0） 1 0 1 ±833.3W（±166.7W） 出力調整用DOWN設定（プッシュスイッチ） ディップスイッチ S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8 S9 S10 S11 S12 1 1 0 ±750W（±150W） 1 1 1 ±500W（±100W） ON （ 1） 出力調整用UP設定（プッシュスイッチ） 電力レンジ設定 無効電力計測レンジ設定 周波数レンジ設定 移動平均回数設定 入力 110V 5A 入力 110V 5A S8 S9 周波数 S1 S2 S3 S4 S5 S10 S11 移動平均回数 （ ）内は1A定格時 （ ）内は1A定格時 0 0 45～55Hz 0 0 0 0～1kW （ 0～200W） 0 0 LAG/LEAD 1kva（r LAG/LEAD 200var） 0 1 55～65Hz 0 0 平均なし 0 0 1 0～833.3W（0～166.7W） 0 1 LAG/LEAD 833.3va（r LAG/LEAD 166.7var） 1 0 45～65Hz 0 1 2回 0 1 0 0～750W （ 0～150W） 1 0 LAG/LEAD 750va（r LAG/LEAD 150var） 1 1 － 1 0 3回 0 1 1 0～500W （ 0～100W） 1 1 LAG/LEAD 500va（r LAG/LEAD 100var） 1 1 － 1 0 0 ±1kW （ ±200W） ● 移動平均回数設定 1 0 1 ±833.3W（ ±166.7W） 前面のディップスイッチ（S10、S11）にて電流、電圧、電力、無効電力の移動 1 1 0 ±750W （ ±150W） 平均回数を変更することができます。 1 1 1 ±500W （ ±100W） ＜注意＞ディップスイッチの設定変更は、補助電源再投入により有効となります。 27 DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. トランスデューサ カタログ　98-099c h t t p : / /www .d a i i c h i - e l e . c o . j p /

ボックス トランスデューサ 高速マルチACトランスデューサ HSQT2-93A ■出荷時の設定（標準品でご指定が無い場合） S1 S12 ディップスイッチ OFF（ 0） 2 ON （ 1） （ ） （0） （0）（ 0）（ 0）（ 0）（ 0）（ 0）（ 0）（ 0）（ 0）（ 0）（ －） 入力定格 110V、5Aの場合 W計測レンジ　　 0～1kW トボ var計測レンジ　　LEAD 1～0～LAG 1kvar ラッ Hz計測レンジ　　 45～55Hz ンク スス 移動平均回数　　 平均なし 注（2） ディップスイッチS12は出荷時の状態にてご使用ください。 デ ュ ー サ ■外形図 120 ( ４ ) 65 13-M4ネジ 19 130 (12.5) R3 6 7 ( ３ ) ( ３ ) 22-M3ネジ 31 注（3） DINレール（高さ15mm）取付の場合です。（レールはDIN標準35mmをご使用下さい。） 　（4） スイッチカバーを開けた時の寸法です。 ■結線図 CT CT K L K L 1 1 K L 2 K L LOAD 2 K L LOAD 3 3 U V U V 0 VT U V U V U V VT P1 P2 P3 1S 1L 3S 3L AUX. P1 P2 P3 P0 1S 1L 2S 2L 3S 3L SUPPLY AUX. E S1(+ ) S2(－ ) SUPPLY 1 2 3 4 5 E S1(+ ) S2(－ ) 1 7 13 15 19 1 2 3 4 5 （＋） 2 （＋） 8 （＋） 14 （＋） 16 （＋） 20 （－） （－） （－） （－） （－） 1 7 13 15 19 （＋） 2 （＋） 8 （＋） 14 （＋） 16 （＋） 20 （－） （－） （－） （－） （－） A V W var Hz OUTPUT A V W var Hz OUTPUT ＜注意＞低圧回路の場合、VT、CTの2次側接地は不要です。また、110Vダイレクトでご使用になる場合、VTは不要です。 28 DAIICHI ELECTRONICS CO.,LTD. トランスデューサ カタログ　98-099c h t t p : / /www .d a i i c h i - e l e . c o . j p / 92 110 120