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メッシュフリー流体解析ソフトウェア「Particleworks」

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粒子法の採用により複雑な現象のシミュレーションに最適

Particleworksはプロメテック・ソフトウェア開発の国産のCFDで、従来型の格子法ではなく、
流体を粒子で表現することにより流体飛散・合体など複雑な流体大変形解析が容易に行える
流体解析ソフトウェアです。モーター冷却をはじめ、燃料電池の解析、トランスミッションや
エンジンの潤滑、冠水路走行、薬品や樹脂、食品などの撹拌・混練から、土砂災害・洪水まで
幅広い分野の流体問題をシミュレーションします。

●詳細はこちらからどうぞ:https://www.particleworks.com/

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このカタログについて

ドキュメント名 メッシュフリー流体解析ソフトウェア「Particleworks」
ドキュメント種別 製品カタログ
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このカタログの内容

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粒 子 法 流 体 解 析 ソ フト ウェ ア
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What is Particleworks? トランスミッションのオイル挙動解析 株式会社ユニバンス メッシュに依存しない、高速で柔軟な解析が可能です Particleworks は、水や油などの液体挙動を評価するためのメッシュレス流体解析ソフトウェアです。直感的なインターフェースで、大規模な 計算や計算結果の描画を高速に処理することで、設計の最適化、説得力のある可視化を実現します。 トランスミッションやエンジンの潤滑、モーター冷却、冠水路走行、薬品や樹脂、食品などの撹拌・混練から、土砂災害・洪水まで幅広い分 野の流体問題をシミュレーションします。 メッシュ生成が不要 ParticleworksはCAD形状データを直接入力し、メッシュ(計算格子)を生成することなく解 メッシュ生成の専門知識を必要とせず、計算結果を得る 析を実行できます。そのため、従来手法では必要だった煩雑なメッシュ生成に時間をとら までの時間を大幅に短縮 れることなく、プリ処理工数を大幅に削減可能です。 従来手法 メッシュ生成 解析条件設定 シミュレーション メッシュ生成などのプリ処理を大幅に短縮 粒子法 解析条件設定 シミュレーション CPU並列計算・GPU計算による高速化 飛沫や自由表面流れ、移動境界の解析が容易に 流体を粒子として扱う手法を用いることで、液体の大変形や合体・ 分裂など、自由表面の激しい変化をともなう解析でも特別な処理は 不要で、容易に設定・計算することが可能です。 従来手法では非常に手間がかかった複雑な移動境界問題を解析 する際にも大いに威力を発揮します。ギアや撹拌翼といった構造物 の形状をポリゴンモデルで表現し、複雑な移動条件の設定が可能 Courtesy of Amine, です。 member of Mechatronics INSAT and FunctionBay K.K.
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最新の研究成果を取り込み、各分野の困難な問題を解決 ParticleworksはMPS法(Moving Particle Simulation Method)を開発した東京大学大 学院工学系研究科 越塚誠一教授(プロメテック・ソフトウェア創業者・現社外取締役)の最 新研究成果をベースに開発が行われています。日本発の流体解析ソフトウェアとして、大学 の研究室や、ユーザー各社から寄せられる解析ノウハウを継続的に取り込みながら開発を 行っています。 2007年より粒子法を用いた解析コンサルティングを始め、2009年にバージョン1.0を発 売、従来のCFDソフトウェアでは難しかった問題に対応できるソフトウェアとして多岐にわ たる産業分野で導入されています。 東京大学教授 越塚 誠一 先生 冠水路走行・水/泥はね解析 冷却水スロッシング解析 ギアオイル攪拌・チェーンオイル潤滑解析 社会基盤 圧力容器内の流れ解析 モーターオイル冷却解析 エネルギー はんだ・ろう付け・溶接解析 エンジン内オイルスロッシング・ジェット解析 自動車 素 材 輸送用機械 素形材 樹脂材の溶融混練解析ブリーザーチャンバー・オイル中の気泡解析 攪拌・化学反応 複合材料の含浸挙動解析 血液流れ解析 口内洗浄解析 洗濯機バランサー解析 錠剤形状の最適化解析 医療・製薬 電機・機械 切削くずの洗浄解析 薬剤の混合プロセスの解析 電子機器水掛かり解析 フードミキサー解析 土石流・津波遡上解析 食 品 化粧品の乳化解析 生活関連 土木・建築 コンクリート流動解析 シャワーヘッド内流動解析 トンネル掘削解析 多様な連成解析に対応 最新の計算機環境で高速に解析 機構と流体、流体と粉体が相互に作用しあう連成解析にも煩雑な Particleworksは、最新のハードウェア環境でその計算能力を十分 設定は必要なく、統一的にシミュレーション可能です。 に引き出すために、マルチスレッド(OpenMP)、マルチプロセス また、他社ソルバーとの連成解析もメッシュを介さないので、容易 (MPI)、CPUのSSE/AVX命令へ対応しています。 で安定した解析が可能です。 CPUのノード数毎の計算速度比較 (Particleworks 6.2のギアオイル撹拌解析) 6.0 5.67 陽解法 5.0 4.0 3.45 3.0 2.0 1.91 1.0 1.00 0.0 1 node 2 nodes 4 nodes 8 nodes 6.0 5.93 陰解法 5.0 4.0 3.65 3.0 2.0 1.93 1.0 1.00 0.0 1 node 2 nodes 4 nodes 8 nodes This model has been developed by The National Crash Analysis Cente(r NCAC) of The George Washington University under a contract with the FHWA and NHTSA of the US DOT *1 nodeの計算速度を1として計算速度を示します。 計算速度倍率 計算速度倍率
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GUI & Pre-post ユーザーインターフェイス Windows・Linuxに対応したビューワーを備え、プリ処理・解析・ポ スト処理までをGUIから直観的に操作できます。効率的でシンプル 解析フロー な設計・デザインにより、ユーザーの初期トレーニングに費やす時 間を削減し、複雑なプロジェクト管理や解析設定、ポスト処理、解析 結果の評価作業を容易にします。 4STEPでモデル化からポスト処理まで完了 GUIの中心となるビューウィンドウは、OpenGLによる高速表示、高 画質シェーディングに対応し、大規模な解析結果もスムーズに表示 できます。また、ウィンドウ構成を自由に変更できるので、複数の STEP1 モデル化 ビューウィンドウを並べて表示し、結果を比較することもできます。 CADの形状データ(STL形式、OBJ形式、Nastran形式)をそのまま インポート可能。解像度を決めプリ処理を実行するだけでモデル 化が完了します。 STEP2 条件設定 作成したモデルに移動量や回転数を与えます。モデルごとに粘性 や表面張力などの物理モデルが設定できます。 プリプロセッシング わかりやすい設定ウィザードを使って、密度、動粘性係などの物性 値、粘性、表面張力などの物理モデル、初期時間刻み、初期粒子間 距離、解析終了時間などの計算条件を入力します。 STEP3 解析実行 解析実行中も結果を確認できます。CPU、GPUの並列計算に対応 し、高速に計算ができます。 STEP4 ポスト処理 流体表面の抽出機能や、デジタルデータ (CSV形式)、動画データ出 力など多種多様なポスト処理機能を装備しています。 設定ウィザードの例
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ポストプロセッシング 豊富な解析結果表示 新機能 オブジェクトのソリッド・ワイヤー・透過表示 断面表示 圧力・速度・温度などのカラーマップ表示 流体の流れを把握できる流線表示 ベクトル表示 指定粒子の流跡線表示 流体表面の抽出 グリッド化 ポリゴン壁への物理量マッピング 解析結果の粒子情報から表面メッシュの生 均一格子を作成し粒子の物理量をマッピン 物理量を持たないポリゴン壁に対して、壁面 成が可能です。表面メッシュにより、液体表 グします。これにより、断面上でのコンター・ 近傍の粒子情報からポリゴン壁形状の要素 面の挙動確認や、表面積の計算ができるよ ベクトル表示、等値面・等値線表示、流線表 点へ物理量をマッピングし、結果表示やテキ うになります。表面メッシュはSTL形式・ OBJ 示など、空間断面における解析結果評価を ストデータ出力を行います。 形式で外部出力可能です。 可能にします。 解析結果のCSV形式出力 CSV形式で解析した粒子の出力が可能です。 出力したCSVファイルを表計算ソフトなどで読 込むことで、解析粒子の座標値、速度、圧力、粒 子数密度、せん断速度、およびポリゴン壁への 加重やトルクなどの物理量をグラフ化し、評価 を行えます。 動画出力・スクリーンショット 粒子の物理量測定 移動回転設定した入力モデルや解析結果を 任意粒子の情報取得機能、任意座標や領域 ビューウィンドウでアニメーション再生させ、動 における物理量統計機能(プローブ)、フィル 画ファイルや連番画像ファイルで出力できま ター機能など、解析評価に必要な機能や、詳 す。出力フォーマットはPNG、JPEG、AVI、MPEG 細な設定が可能なカラーバー、ルーラー、タ の各形式に対応します。スクリーンショット機 イムコード機能が実装されています。 能ではPNG形式で画像ファイルを出力します。
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Solver Capabil it ies ソルバ機能と物理モデル 境界条件 ●壁境界・移動境界 粒子壁とポリゴン壁を壁境界として選択できます。粒子壁を用いた場合、壁内部の温度分布計算ができます。ポリゴン壁は使用メモリの削減 と計算の高速化に有効です。また、移動設定機能により壁(物体)の複雑な動きを再現できます。 ●流入境界・流出境界 流入口機能により流体と粉体が解析領域へ流入する現象が表現できます。流速または流量の時間変動設定が可能です。また、流入口にも移動 が設定できます。 ●移動解析領域、周期境界 メッシュフリーのため、解析領域自体を移動させることが可能になり、冠水路などの広範囲な解析領域を対象とする解析で、計算リソースを節 約できます。また、周期境界で解析することも可能です。 圧力計算 空気抵抗モデル ●陰解法/陽解法 車体周りの空気流れなど、格子法CFD コードにより解析された結果 解法を陰解法と陽解法から選べます。陽解法では計算用の音速を (CSVデータ形式)を読み込み、ミストや飛沫などの液体(液滴・液 適切に与えることにより計算を高速化できます。 塊)挙動解析に空気流れの影響を考慮できます。粒子を微細な液滴 ●圧力振動抑制 の集団として設定し、様々なアプリケーションの知見をもとに改良さ 圧力振動抑制機能を用いると粒子法に特有の空間圧力変動を抑え れた抗力係数モデルを適用することで、ブリーザーシステムなどの ることができ、計算精度を上げることができます。 気液分離解析等が可能です。 ●負圧モデル 一般的な粒子法では、大気圧以下の負圧を取り扱うことが苦手とさ れていますが、Particleworksでは外気圧を別途定義し、外気圧以 下の圧力(負圧)を再現できます。 粘性計算 乱流モデル ●ニュートン流体/非ニュートン流体 乱流モデルとしてLES(Large Eddy Simulation)モデルと壁面近傍 ニュートン流体はもとより、ビンガム流体モデル、パワーローモデル の解像度の不足を補う壁面モデルを合わせたハイブリッドモデルを により非ニュートン流体を扱えます。また、テーブルデータ定義や 採用しています。これにより乱流効果が入った流れ解析が可能です。 ユーザ関数定義により、さらに自由度の高い粘度の設定が可能で す。 ●陰解法/陽解法 拡散数から生じる数値安定条件に時間刻みが小さくなるような高 粘性流体を扱う場合、陰解法を選択することで時間刻みに制限がな くなり、高速計算が可能となります。
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表面張力モデル 剛体 界面の幾何学的形状から表面 接触角30度 変形しない物体である剛体を扱えます。流体との連成解析により 張力を計算するCSFモデルと、 複雑な流れと剛体の挙動を解析することが可能です。 各物体間の界面エネルギーか ら表面張力を計算するポテン シャルモデルが実装されてい ます。 接触角60度 壁─流体、流体─流体の接触 角を考慮することが可能で、引 力の強さをパラメータとして与 えることで、水と油のような混 熱解析 ざりあわない多種流体の解析 接触角90度 も可能です。 熱伝導計算により流体と固体の温度変化計算ができます。また、 温度依存粘性設定、せん断発熱計算、熱伝達係数の出力機能もあ ります。 2次元解析 2次元解析機能により、計算時間の増大する原因となる粒子数を 大幅に削減することができ、より高速な解析が可能となります。広 範囲な解析が必要な津波解析など、周期的な現象の解析や、断面 での評価が可能な解析に有効です。 造波板を用いた2次元津波解析例 GPU High Performance Computing Particleworksは、バージョンアップの度にソルバーを刷新し、CPU/GPUの最新アーキテクチャへ最適化しています。 GPUオプション機能を追加することにより、 Speed comparison between GPU 世代差の速度比較 (CPUによる計算速度を1とした時のGPU計算時の倍率) NVIDIA社CUDAによるGPUボードを活用した           ギヤの回転数 高速シミュレーションが可能になります。これ            により、計算時間を大幅に削減でき、スパコン                         やHPCサーバーと同等の高速計算がデスクサ 流体物性値 イドPCでも可能になります。最新のNVIDIA® 密度        Quadro® GP100を使用すれば、搭載している 動粘性係数               表面張力係数      16GBのGPUメモリで約500万粒子の解析が可 能となり、さらに複数GPUを同時に使用するこ 使用モデル(粒子数460万規模) OS: Windows 10 CPU: Intel Core i7-6850K(6コア) とにより、解析可能な粒子数を拡大できます。 30 30 陽解法 25 25.29 陰解法 25 Version6.2 最新のParticleworks6.2では、 21.3220 20 強 化 機 能 NVIDIA Volta世代のGPUプラ 16.7815 15 15.87 12.26 ットフォームCUDA9.1に対応しています。Volta 10 8.39 10 は、計算科学とデータサイエンスのためのコ 5 3.49 4.11 5 4.32 3.19 1.00 1.00 1.00 1.00 ンピューティングエンジンとして開発された、 0 0CPU 4 cores K40 GP100 GV100 CPU 4 cores K40 GP100 GV100 世界で最も強力な GPU アーキテクチャです。 Particleworks ver 6.1.2 Particleworks ver 6.2.0 これにより、Particleworksの解析速度にさらな 陽解法・陰解法共に,CPU 4コアに対して GP100は約 15 ~ 16 倍、GV100は約 21 ~ 25 倍。 るパフォーマンスアップをもたらし、数千万粒 GP100 におけるバージョン違いで比較すると、計算速度は約 1.7 倍。 子規模の大規模な解析を可能にします。 ※ Particleworks v.6.1.2では、GV100を用いた計算はできません。 計算速度倍率 計算速度倍率
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Multiphysics Solution 多様な連成解析 プロメテック・ソフトウェア開発の粉体解析ソフトウェアGranuleworksや、構造解析・衝撃解析・機構解析・流体解析・電磁場解析などを扱う 他社製CAEソフトウェアと組み合わせることで、様々な連成解析が可能になり、より実現象に即した設計評価を実施できます。 Particleworksは、CADソフトウェアで出力したSTLファイルやNastranファイルフォーマットを直接入力できるほか、お手持ちのCFDソフト ウェアで計算した気流解析結果などをCSV形式で出力すれば、 Particleworksでの流体解析へ反映させることも可能です。 粉体-流体連成 粉体を表すDEM(Discrete Element Method)とMPS法を相互連成することによ り、粉体と流体による混合・攪拌・搬送解析などのような、複雑な解析が可能に なります。 Ver6.1から搭載されているエアレーション機能では、エンジン内部のオイル挙 動予測や化学プロセスの撹拌槽挙動予測などで、気泡の挙動解析が可能です。 ・流入条件で気泡の粒径分布を設定 ・気泡の浮力、壁力、流体抵抗力、消滅、結合、分裂などのモデルを使用 ・気泡の空間分布や、粒径ごとの挙動を統計処理 エアレーション機能 機構-流体連成 Particleworks単体で設定が可能な強制変位による動きの定義に加え、ファンクションベイ社の機構解析ソフトウェアRecurDynを連成させる ことにより、現実に即した機構の動きを考慮した流体挙動の解析が可能になります。RecurDynで計算した機構モデルの挙動(位置、速度情 報)をParticleworksへ送り、それを考慮したParticleworksの流体解析結果(流体力)をRecurDynへ戻します。これにより機構と流体の双方向 連成解析を実現します。 冠水路面走行中の車両 の挙動や車両周囲の水 の飛散および車両内部 への水の浸入をシミュ レートします。 This model has been developed by The National Crash Analysis Cente(r NCAC) of The George Courtesy of Thomas Frevillier and FunctionBay K.K. Washington University under a contract with the FHWA and NHTSA of the US DOT Version6.2 新機能 Ver6.2からは、RecurDynの剛体だけではなく、弾性体との双方向連成解析が可能になりまし た。RecurDyn R-Flex(線形弾性体)はもちろんのこと、F-Flex(非線形弾性体)で計算される大 変形もParticleworksのポリゴン壁の形状にリアルタイムで反映されます。同時に、RecurDyn はParticleworksで計算された流体力を受けての弾性体の変形、動的応力やひずみを計算し ます。 変形するラバーブーツ内の流体挙動 協力:ファンクションベイ株式会社
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流体-構造連成 Particleworksの解析結果をAbaqus、ANSYS、NX Nastran、LS-DYNAなどの他社製ソフトウェアへ入力できます。Particleworks粒子の物理量デー タを時系列で積算・平均し、座標、圧力値などをCSVファイルで出力、フォーマット変換を行い、NX Nastran PLOAD4等の他社製データを作成しま す。 例えば、スロッシングによる燃 料タンクおよびバッフル板の 変形、疲労耐久性の評価を行 う場合、Particleworksで燃料 の挙動とタンク内壁に与える ミーゼス相当応力履歴 圧 力 分 布 を 計 算し、N X Nastran側で圧力荷重を負荷 し、静解析や過渡応答解析に より、変位、ひずみ、応力、疲労 寿命などの評価が行えます。 モデル提供:FHWA/NHTSA NCAC モデル提供:FHWA/NHTSA NCAC 流体-発熱・温度分布予測 Particleworksの流れ情報から熱伝達係数を出力し、エンジンのシリンダヘッドの冷却や、モータ冷却、鋼版の冷却など、オイルや水による冷 却の予測や対策が可能です。この機能は壁面への熱流束を熱伝達係数でモデル化し、ポリゴン壁表面の抜熱(加熱)量を推定します。流体の 主流温度が一定で、境界層が存在する現象に適用可能です。 油量 1.0 L/min 油量 2.0 L/min Particleworksでピストン内の伝熱現象とジェットのオイル挙動を計算し、出力された熱伝 達係数をもとに、LS-DYNAでピストン内の温度分布を計算しています。 Particleworksにより冷 却用オイルの挙動と局 所的なオイル分布を考 慮した熱伝達係数の算 出が可能となり、JMAG 連携により電磁物性の 温度依存性・減磁などを 考慮したモータ性能を 予測します。 モデルデータ:JMAGアプリケーションカタログNo.018  http://www.jmag-international.com/jp/catalog 3DCGやレンダリング技術による可視化 Particleworksで計算した結果をよりリアルに評価・可視化するた め、オプションでプロメテックのレンダリングサービスもご利用い ただけます。
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A Particle Based Method, MPS 粒子法・MPS法 流体シミュレーションの世界では、従来より有限差分法や有限要素法のように、計算対象領域をメッシュ(計算格子)で分割(離散化)し、流速や圧 力などを計算する手法が用いられてきました。このような計算格子を用いる手法(格子法)は現在までに改良が重ねられ、多くの実績が築かれて います。しかし製品開発など実務への応用に関しては、依然として課題が指摘されています。 MPSやSPHなどの粒子法は、格子法のデメリットを補完する解析手法として考案され、実用問題への応用が進展しつつあります。 粒子法と格子法 有限差分法、有限要素法、有限体積法などの格子法は、圧力や流速などの物 粒子法は空間を表す格子を用いることなく、流体そのものを粒子でモデル化 理量を計算するために、メッシュと呼ばれる計算格子を用います。メッシュは します。ただし正確にいうと、粒子法の「粒子」とは水滴のような物質を表して 初期状態において流体が存在する領域だけでなく、流体が流動していく可能 いるのではなく、流速や圧力を計算するための「計算点」であり、格子法の格 性のある領域も含めて、あらかじめ設定しておく必要があります。流体はひと 子点に相当するものです。設計・開発のような解析工数が制約される状況の つのメッシュから隣接するメッシュへと流動していき、このとき各メッシュごと 中で、粒子法を用いるメリットとして以下のようなポイントがあげられます。 に質量や運動量などの流入量、流出量が計算されます。このような格子法に 関して以下のような課題があげられます。 ・流体が流れていく場所を予測してメッシュ作成を行う必要があり、流体が予想外の方向に流 ・流体の流れを粒子自体が表すため、解析領域を事前に設定する必要がありません。これは 動する場合、メッシュが定義されていないと計算ができなくなります。また流体が流動してこ 流体の飛沫が広く飛散するような状態を追跡する場合に非常に有効です。自由表面も粒子 ないメッシュがある場合は不要な計算が生じます。 の分布により、直観的に可視化されます。 ・解析領域が単純な形状であればメッシュ生成は簡単ですが、自動車のギアボックス、空調施 ・複雑な形状の容器や配管であっても、その壁面形状のCADデータがあれば容易に流体部 設の熱交換器など、複雑な形状の領域へのメッシュ生成は多くの工数が必要となります。 分のモデル化を行うことができます。解析者が指定するのは初期粒子間隔のみであり、粒子 は指定された間隔に従って均等に配置されます。これにより解析モデルを用意する工程が ・流体解析にはある程度のメッシュ依存性がある為、流動方向、流速分布などを考慮してメッ 大幅に短縮され、解析者は解析と結果の検証に集中することができます。 シュの配置や粗密を設定しなければならず、高精度な計算を行うためには豊富な知識と経 験が必要となります。 ・メッシュの潰れによる計算の異常終了は原理的にありません。 ・メッシュの大変形を伴う解析ではメッシュが潰れ、計算が異常終了する可能性があります。 従来手法(格子法) 粒子法 水柱 格子の節点 格子を生成した領域内のみを解析 水柱 水槽から飛び出す 水面の変化は 飛沫を解析 格子サイズに依存 水柱部の 水面の微妙な変化を解析 各格子(節点)に 粒子に 水の物性を定義 水の物性を定義 格子サイズより小さい飛沫の 解析領域全体に格子を作成する 計算はできない 水柱部に粒子を作成する 粒子法参考文献 ●「 粒子法 基礎と応用」   矢川 元基 (著)、酒井 譲 (著)  出版社: 岩波書店 (2016/11/30) ●「 粒子法入門」   越塚 誠一 (著)、柴田 和也 (著)、室谷 浩平 (著)  出版社: 丸善出版 (2014/6/28) ●「 粒子法シミュレーション ―物理ベースCG入門」   越塚 誠一 (著)    出版社:培風館 (2008/3) ●「 粒子法」   越塚 誠一 (著)/ 日本計算工学会 (編集)  出版社:丸善 (2005/2) ●「 数値流砂水理学―粒子法による混相流と粒状体の計算力学」   後藤 仁志 (著)    出版社:森北出版 (2004/9) ●「 数値流体力学」   越塚 誠一 (著)/ 矢川 元基 / 山川 宏  出版社:培風館 (1997/4)
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Services 関連サービス Particleworks/Granuleworksを導入されたお客様及び導入を検討されているお客様向けに、導入効果を最大に引き出すための各種サー ビスをご提供しています。各サービスの詳細のご案内・お問い合わせ・お申込みは、プロメテック・ソフトウェア及び販売代理店にて承ります。 定期セミナー・イベント Particleworks/Granuleworks無料体験セミナー 技術トレーニング(Particleworks) 流体解析ソフトウェア、粉体解析ソフトウェアの導入をご検討中の 入門コース、SDK*入門コースをご用意しています。主にParticle- 方を対象としたもので、粒子法(MPS)/離散要素法(DEM)の概要を worksや、Particleworks SDKを導入予定または導入済のお客様を ご説明した後、それぞれの製品の特徴や機能について解析事例を 対象としています。入門コースは、Particleworksの導入をご検討中 用いてご紹介します。また、ソフトウェアの基本的な操作方法から で、ソフトウェアの無料評価版貸出をご希望されている方も対象と 様々な解析条件設定、評価方法まで解析の流れをご紹介しながら なっております。入門コースでは、Particleworksを実務で使用する 操作を一緒に行っていただきます。東京、名古屋・大阪の3会場で毎 ために必要な設定と、用途・理論についてご紹介し、実務に即した 月開催しております。 事例を使った実習を行いながらソフトウェアを操作・習得いただき ます。SDKコースでは、SDKによるプログラミングを行うための環境 設定から、プラグイン開発の目的/流れなどのご説明、例題を使った プログラミングなどを進めていくことで、SDKを操作・習得いただき ます。定期開催は東京で行っております。個別対応はご相談下さい。 *SDK:Software Development Kit Prometech Simulation Conference Particleworks/Granuleworksや粒子法の最新技術を広く発信する ことを目的に、年1回開催しています。開発元プロメテック・ソフト ウェアの取り組み、開発ロードマップのご紹介や製造業における ユーザー事例の発表、大学研究者による最新研究の報告などを 行っています。参加お申込み、開催日・開催場所などの詳細につきま しては、プロメテック・ソフトウェアまでお問い合わせ下さい。 粒子法スクール 粒子法の理論を学術的に学んで頂くことを目的に、各分野の第一人 者を講師にお迎えし、産学連携で充実した知の交流の場をご提供し ています。 ●入門コース(年3回開催) 講師:東京大学准教授 柴田 和也 先生 粒子法(MPS法)の基礎を、基礎理論、ソースコードの解説、演習を 交えながら、わかりやすく丁寧に解説します。 ●応用コース(年2回開催) 講師:東京大学教授 越塚 誠一 先生 最新の粒子法シミュレーションの研究成果をはじめ、粒子法の適用 事例、その現時点での限界など、越塚教授の粒子法研究最前線をご 紹介します。 Particleworksの受賞歴 NEDO 中小企業優秀新技術・ 「イノベーション 新製品賞ソフトウェア部門 推進事業」 「優秀賞」 「次世代粒子法CAEソフトウェア開発」が、 第23回「中小企業優秀新技術・新製品賞」 独立行政法人新エネルギー・産業技術総 (りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞 合開発機構(NEDO)の平成22年度第2回 社共催)ソフトウェア部門「優秀賞」を受賞 「イノベーション推進事業」として採択 (2011年) (2011年)
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コンサルティングサービス 保守サービス プロメテック・ソフトウェアでは、日本のシミュレーションソフトウェ 保守契約または年間レンタルをご契約のお客様へ、最新バージョン アの開発会社であるという強みを活かし、国内外のお客様向けに多 へのアップグレードおよびアップデートプログラムをご提供します。 くの各種コンサルティングサービスをご提供しております。 また、経験豊富なテクニカルサポートエンジニアが製品の使用方法 から解析内容のご相談まで、課題解決にParticleworksをご活用い ベンチマークテスト/受託解析 ただけるよう技術サポートサービスをご提供します。 流体解析/粉体解析の専門エンジニアやソフトウェア開発者による、 Particleworks/Granuleworksの機能・性能を確認するために行う 有償/無償のベンチマークテストや、お客様の設計・製造業務を支 アカデミックライセンス 援するために行う有償の受託解析を行っています。 大学での研究や講義、授業での使用など教育機関向けのライセン カスタマイズ スをご提供しています。製品の機能は企業向けライセンスと同等の Particleworks/Granuleworksの標準機能では、お客様のご要望に 機能です。プロメテック・ソフトウェアは産学連携の一環として、大学 対応していない場合に、有償のカスタマイズ(軽微な改良等)を行っ や研究機関との粒子法を用いた機能開発・検証等の共同研究も積 ております。お客様は、次のバージョンアップを待つことなく、ご要 極的に推進しています。 望の機能をタイムリーにご利用可能になります。 物理モデル開発 GDEPソリューションズによるハードウェア導入サポート Particleworks/Granuleworksをベースに、お客様のニーズにあわ せた個別の物理モデルの開発・組み込みサービスをご提供してい ます。物理モデル開発を行うことにより、標準ソルバでは対応してい ない様々なシミュレーションが可能となります。 お客様との共同発表/共同開発 お客様と共同で、Particleworks/Granuleworksを使用した事例作 成、学会発表、検討・開発等を、積極的に行っております。標準機能 プロメテック・ソフトウェアは、ディープラーニングやCAD/CAE分野へ の一部には、お客様との共同検討・開発の成果が含まれています。 向けて、NVIDIA社GPU製品を活用した各種ソリューションを提供する ことを目的にGDEPソリューションズ株式会社を設立しました。Particle- 可視化・映像制作ソリューション works/Granuleworksのパフォーマンスを最大に引き出すNVIDIA® Tesla®4枚を搭載したHPCやメニーコアHPCの販売をはじめ、最新の 解析結果、CADデータ、図面、写真資料などから正確でフォトリアル GPUコンピューティング情報、便利なライブラリやコンパイラ、各種開 なCG映像を作成。インフォグラフィックスやBGMを加え、自社製品 発ツールのご提供など、独自の技術でお や技術などのPR動画を作成します。YouTubeなどのSNS、ウェブサ 客様にもっとも最適なH P Cをご提案いた イトで効果的に製品・技術をPRできます。 します。GDEPソリューションズウェブサイ トからお気軽にご相談下さい。 URL:www.gdep-sol.co.jp 東京都 「九都県市の ベンチャー技術大賞 きらりと光る産業技術」 日本計算工学会 「優秀賞」 表彰 「技術賞」 東京都ベンチャー技術大賞 第62回九都県市首脳会議において東京 日本計算工学会において「技術賞」を授賞 「優秀賞」を受賞(2011年) 都代表として「平成24年九都県市のきらり (2013年) と光る産業技術」表彰(2012年)
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[ 開発元・国内、海外総販売店 ] [ 本 社 ] 〒113-0033 東京都文京区本郷三丁目34番3号 本郷第一ビル8階 Tel: 03-5842-4082 Fax: 03-5842-4123 [ 東 京 分 室 ] 〒113-0033 東京都文京区本郷二丁目13番10号 湯淺ビル7階 Tel: 03-6801-5303 Fax: 03-6801-5304 [ 名古屋支社 ] 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦一丁目17番26号 ラウンドテラス伏見3階 Tel: 052-211-3900 Fax: 052-211-3901 [ 大 阪 支 社 ] 〒530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番28号 堂島アクシスビル4階 SYNTH Tel: 06-6123-7930 URL: www.prometech.co.jp E-mail: sales@prometech.co.jp *本カタログに記載されている会社名、商品名は、一般に各社・関係各社の商標または登録商標です。 *記載事項は2019年11月のものです。記載された内容は、予告なく変更されることがあります。 2019.11