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大陽工業 大電流・高放熱基板/素朴な疑問を熱解析してみよう! [第6回]◆電流を流す時間と温度上昇の関係は?(薄銅編)◆

事例紹介

電流を流す時間と温度上昇の関係は?(薄銅編)

弊社では「大電流・高放熱基板 素朴な疑問を熱解析してみよう!」キャンペーンを開催中です。

皆様が日頃気になっているプリント基板の熱に関する素朴な疑問をお寄せいただき、その中から基板を扱う技術者の方全員に役立つ内容を選定し熱解析を行い、解析結果を皆様に公開させていただきます。

第6回は、銅箔厚18umで幅1mmの片面パターンに電流を流した場合に、定常温度に落ち着くまでにどのくらい時間がかかるか?という疑問に対して解析を行いました。
ご参考になれば幸いです。

※公開している資料は、特定条件下でのシミュレーション結果であり当社が保証するものではありません。
実測とは異なる可能性があることにご注意ください。
また、資料の利用によって生じる一切のトラブル・被害・損失・損害等に当社は一切の責任を負いません。

このカタログについて

ドキュメント名 大陽工業 大電流・高放熱基板/素朴な疑問を熱解析してみよう! [第6回]◆電流を流す時間と温度上昇の関係は?(薄銅編)◆
ドキュメント種別 事例紹介
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登録カテゴリ
取り扱い企業 大陽工業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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大電流高放熱基板素朴な疑問を熱解析してみよう! [第6回] 大電流神 高放熱神 電流を流す時間と温度上昇の関係は?(薄銅) にゃん にゃん 電流を流しはじめてから温度が 定常状態に至るまでの過渡シミュレーション 10mm 銅箔厚18um 周囲温度 Ta=25℃ FR-4 100mm 銅箔厚18umで2Aを流した場合にパターン温度が t=1.6mm 定常状態約60℃まで至るまでにはどれくらいの パターン幅1mm 時間がかかるか? 定常温度:60.1℃ 時間[sec] 電流値2A 電流値2A 電流値2A 18um 1mm幅 18um 1mm幅 18um 1mm幅 0.5sec 1sec 5sec 60℃ Tmax=29.8℃ Tmax=31.3℃ Tmax=35.1℃ 電流値2A 電流値2A 電流値2A 18um 1mm幅 18um 1mm幅 18um 1mm幅 10sec 30sec 60sec Tmax=36.8℃ Tmax=42.2℃ Tmax=47.4℃ 電流値2A 電流値2A 電流値2A 18um 1mm幅 18um 1mm幅 18um 1mm幅 25℃ 300sec 540sec 定常状態 Tmax=58.6℃ Tmax=60.1℃ Tmax=60.1℃ Ta=25℃、18umの片面パターン幅1mmで2Aを流した場合に、どのくらいの時間で定常温度とな るかを確認しました。 その結果、約9分で定常温度の60.1℃に到達しました。 銅箔の温度上昇は雰囲気温度や周囲の部品の発熱の影響などにもよりますが、電流を長時間流 し続けることがない場合にはパターン幅などの設計値を緩和できる可能性があります。 逆に0.5秒でも約5℃程度、5秒で約10℃の温度上昇が確認できたため、数秒だからといって甘く 見積もるのは危険です。 ※本資料は特定条件下でのシミュレーション結果であり当社が保証するものではありません。実測とは異なる可能性があることにご注意ください。 本資料の利用によって生じる一切のトラブル・被害・損失・損害等に当社は一切の責任を負いません。 (2021.03) 温度[℃]