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アサカ理研は希少金属の回収に特化した資源再生会社です。
独創的な技術を生み出す高度な開発力、時代や市場のニーズをいち早くキャッチする情報収集力、そして技術をニーズとマッチングさせる応用力。それが約半世紀にわたり脈々と受け継がれこれからも受け継がれていくアサカ理研の遺伝子です。
【事業内容】
◆環境事業
創業以来の再生・回収技術を活かし、資源の有効活用と環境保護にも大きく貢献するエコインダストリーです。
◆貴金属事業
3つのコア技術をフルに活かし、都市鉱山から有価金属を効率的に回収し、同時に使用済み治具や先端部品を洗浄・再生します。
◆その他の事業
品質管理を支える各種計測システムの提供、有価素材の分析・評価等を行っています。
◆詳細は、カタログをダウンロードしてご覧ください。
【関連キーワード】
測定機、手入力、検査表、計測データ
改ざん防止、工程、傾向、品質、省力化
自動化、システム、DX、IoT、スマートファクトリー
このカタログについて
ドキュメント名 | 貴金属回収・有価金属回収・精密洗浄 アサカ理研 会社案内 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 3.8Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社アサカ理研 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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表1表4
OSAKA
TAIWAN
MALAYSIA ASK
本社/〒963-0725 福島県郡山市田村町金屋字マセ口47番地
Tel.024(944)4744 Fax.024(944)4749
http://www.asaka.co.jp
2016.3.500
Page2
1p2p
アサカ理研は希少金属の回収に特化した資源再生会社です。
独創的な技術を生み出す高度な開発力、 塩化銅廃液からの塩酸及び硫酸銅の回収方法
時代や市場のニーズを 使用済みリチウム‐コバルト二次電池の
不活性化方法、および
いち早くキャッチする情報収集力、 これを用いた使用済み貴金属の回収方法 リチウム・コバルト二次電池からの
そして技術をニーズと 有価物の回収方法
非水電解液電池の不活性化装置
マッチングさせる応用力。
それが約半世紀にわたり脈々と受け継がれ 低チッソ塩基性硫酸第二鉄溶液の製造方法 レアメタル・レアアース回収
超臨界水を用いた電子部品からの
これからも受け継がれていく 無機物部品材料の回収方法
アサカ理研の遺伝子です。 セリウムの回収方法
塩基性硫酸第二鉄溶液の製造法
鉄塩溶液からの
塩基性硫酸第二鉄溶液の製造法
低窒素ポリ硫酸第二鉄溶液の製造方法
ASK進化の系統樹 ポリ硫酸第二鉄溶液の製造方法と当該方法を実施するための装置
塩化第二鉄液の再生と銅粉回収を根に、
溶媒抽出法という独創技術を核として
成長して来たアサカ理研。 1970 1980 1990 2000 2010 2020
時代の流れや市場の変化により縮小・撤退した分野もありますが 抗菌性を向上させた光触媒溶液
剪定した枝からは新たな芽が育つようにコア技術そのものを進化させるとともに、 コバルト回収方法 水処理方法及び水処理システム
新たな分野に応用・転用することで事業の枝を大きく広げ伸び続けています。 使用済み密閉型
電池の開口方法
ASKの
D = D e v e l o p m e n t
N = N e e d s
A = A p p l i c a t i o n
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3p4p
■ p3-p4
コア技術の洗練と
新技術の開発に注力し
事業構造の転換に取り組んでまいります。
当社のコアコンピタンスは、高度な選択剥離技術、効率的な回収技術、世 概 要
設 立 昭和44年8月
界でもトップレベルの洗浄技術にあります。これらコア技術をいっそう進 住 所
化・洗練させるとともに、全く新しい技術の開発にも取り組み、新規事業の 本 社
〒963-0725
育成を図っております。 福島県郡山市田村町金屋字マセ口47番地
TEL:024(944)4744
具体的には、福島県いわき市に新設した研究開発拠点「生産技術開発セ FAX:024(944)4749
ンター」における「ランタン及びガドリニウム精製の事業化に向けた実証 富久山工場
事業」において、光学レンズ廃材からのレアアース回収及び高純度化に 〒963-8061
福島県郡山市富久山町福原字大鏑22番1号
成功しております。 TEL:024(922)7913
この成果を元に、レアメタル・レアアースのリサイクルを事業化すべく、研 FAX:024(922)7930
究開発を継続してまいります。 いわき工場
〒971-8184
レアメタル・レアアースは、IT製品や自動車などの、高機能高付加価値製 福島県いわき市泉町黒須野字江越246-23
品や、コジェネレーションシステムに代表される、省エネ化・環境対策製品 TEL:0246(84)6295FAX:0246(84)6296
に必要不可欠な素材であり、これからも成長が期待できる分野であると
大阪営業所
考えております。当社は、レアメタル・レアアースのリサイクル事業を通じ 〒564-0051
大阪府吹田市豊津町34番14号
て、その安定供給に貢献するとともに、当事業を、貴金属事業、環境事業 TEL:06(6192)3371
に続く、第三の柱に育てていきたいと考えております。 FAX:06(6192)3372
既存事業においては、洗浄の自動化、剥離・回収対象物の拡大、さらにリ 九州営業所
〒808-0145
サイクルにとどまらず材料供給等も視野に入れております。 福岡県北九州市若松区高須南1丁目1番45号
また創業から半世紀を過ぎ、世代交代と組織の変革も意識する時期に来 TEL:093(742)7580
FAX:093(742)7581
ております。上場により多額の資金調達が可能となったと同時に、優秀な
台湾支店
人材の確保も可能になっております。これら若い世代を育て活躍できる 台南縣官田郷官田工業區工業路21-1號
場を創ることが、今後の当社の飛躍・成長に不可欠です。従来以上にチャ
U R L http://www.asaka.co.jp
レンジ精神あふれる企業風土の醸成や人材育成に努めてまいります。 資本金 504,295,600円
代表取締役社長 山田 慶太
ASK
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Environmental business Precious metal business
環境事業 貴金属事業
創業以来の再生・回収技術を活かし、資源の有効活用と環境保護にも大きく貢献するエコインダストリーです。 3つのコア技術をフルに活かし、都市鉱山から有価金属を効率的に回収し、同時に使用済み治具や先端部品を洗浄・再生します。
塩化第二鉄液再生販売 有価貴金属回収
使用済み塩化第二鉄液の廃液を再生し、新液として販売します。 有価金属を含有する不良品や廃棄品から、有価金属のみ効率的に回収します。
プリント配線基板メーカーより排出される使用済み塩化第二鉄廃液を処理。新液として再生し販売しています。 電子部品(半導体・LED・パワーデバイス等)メーカーや宝飾・眼鏡メーカー等、有価金属を含有する材料を扱う
また、プリント配線基板メーカーのエッチング工程において排出される使用済み塩化第二銅廃液についても、塩 事業者より集荷した基板屑・不良品・廃棄品から、金・銀・白金・パラジウム等有価貴金属のみを効率的に回収しま
化第二鉄液に再生します。再生された塩化第二鉄液は、またプリント基板メーカーに販売されます。またこの塩 す。高い回収率、スピーディ、多品種・小ロット対応可能の秘密は、独自の溶解抽出法。電解法や湿式法に比べ精
化第二鉄廃液、塩化第二銅廃液の再生は、その処理工程において複数の副産物を生み出します。新液として再 製時間の短縮、高品質、低コスト、環境負荷低減など、多くのメリットを持つ回収・精製技術です。回収された金属
利用される必要量を超える塩化第二鉄液は、下水道の廃水処理、各種工場廃水、家畜糞尿の処理に凝集沈降剤 はインゴットやショットなど、お客様のご要望に合わせた形状で提供されます。また、貴金属だけでなく、基板等で
として。塩化第一鉄液は、クロムを含む廃水の還元剤としても販売しています。また使用済み塩化第二鉄液中の の母材評価やレアメタルの有価評価も行っています。
銅も回収され、銅ペレットや銅粉として鉄鋼メーカー等に販売しています。
精密洗浄及び先端部品再生
銅粉回収販売 化学剥離を基本とした洗浄で治具類や先端部品を再生し、
塩化第二鉄廃液液及び塩化第二銅廃液の再生処理工程の 同時に剥離した貴金属も回収します。
副産物である銅粉を回収します。 主に先端部品のドライメッキに使用される防着板やマスク等の治具類の洗浄を行っています。機械剥離より母材
プリント配線基板メーカーでは銅を溶解し、電気回路を形成するエッチング工程で塩化第二鉄液を使用します。 へのダメージが少なく、電解剥離より効率のよい「化学剥離」を基本とした薬液洗浄と、純水を使用した最終洗
この廃液を再生する工程において副産物として回収される銅粉を、利用しやすい形状に加工。鉄鋼メーカー等 浄ラインで、薄手・複雑な形状の治具も効率的に洗浄します。液処理不可能な膜種の場合にはブラスト処理も対
に販売しています。 銅はインフラ整備に欠かせない基礎素材であり、その用途は建築材や電線、制御機器等多 応いたします。洗浄後の治具はお客様に返却。返却後の治具は繰り返し使用できるため、お客様の生産ラインの
岐にわたります。世界第4位の銅消費国である日本において、銅のリサイクルは社会に大きく貢献する事業です。 コスト削減と品質管理に貢献します。治具類から剥離した有価金属も回収し、販売またはお客様に返却していま
す。 剥離だけでなく、協力工場による溶射等の表面処理加工も行っています。また電子機器の製造工程で発生
した不良品から、先端部品のみ回収し、再生・リサイクルします。
光触媒
光触媒の持つ環境浄化機能を
さらに進化させた製品を製造販売しています。 歯科金属評価システム
紫外線(主に太陽光)を利用した安全かつクリーンな環境浄化材料として、近年大きく注目されている光触媒材 歯科機材商社等と提携し、歯科スクラップからの
料の開発、製造、販売を行っています。光触媒は、外壁、ガラス、コンクリート面、さらには室内に塗布することに
より、「防汚・セルフクリーニング」、「防臭・脱臭・有害物分解」等の特性が発揮されます。アサカ理研の光触媒 有価金属回収・評価を行っています。
は、独自の分子結合型チタニアシリカ水溶液。大学研究者等も参加するチタニア総合科学技術有限責任事業組 回収率・透明性・評価(換金率)の高さで、代理店・歯科医師の方々から評価と信頼を得ています。回収率は同業
合と協力し、実プラントによる量産化を成功させ製品化したものです。アサカ理研のコーティング剤は透過性、防 他社を越える水準。電子部品業界で長年培った技術とノウハウで、低品位のスクラップからも効率的に回収しま
汚性に優れているため、太陽光発電のパネル塗布用として威力を発揮。通常の光触媒コート剤より発電量をアッ す。透明性を支えるのは、お客様立ち会いでの計量、分析結果や回収工程の詳細な報告書、レート換算の基とな
プさせます。 る「評価日」の事前通知。安心してお任せいただけます。 評価(換金率)の高さは、 そのままリピーター率の高さ
に如実に表れています。 加えて代理店集荷により、手間とコストも削減。一度ご利用いただいたお客様の大半か
ら引き続きご用命いただいています。また、現金、ウィーン金貨、から選べるお支払い方法も好評です。
水処理剤製造販売
各種凝集剤やろ材など、水処理に有効な製品やシステムを販売しています。
廃水処理施設や下水処理施設向けの凝集剤や沈降剤、 浄水向けの各種ろ過材、磁気を利用した汚泥処理装置
の製造販売等を行っています。環境問題や災害時の飲料水や工業用水の確保の観点から、水質の悪い原水の浄
化、排水の適正な処理やリサイクルに対する需要は高まっており、これに応えるため各種製品を提供しています。
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O t h e r b u s i n e s s
その他の事業
品質管理を支える各種計測システムの提供、有価素材の分析・評価等を行っています。
システム事業
検査・計測データ処理から計測システムまで、
様々な計測業務ソリューションを提案しています。
数百社もの製造現場とともに各種システムを構築して来た経験と実績により、製造業の品質管理部門の多種多
彩な計測業務ソリューションを提案・提供します。
○計測データ処理システム[Mr.マンモス]
多様な測定器のデータをダイレクトにパソコンに入力できます。快適な操作性、汎用性、拡張性の高さなど多くの
メリットを持つ、アサカ理研のロングセーラーアプリケーションソフトです。
○ロール径測定システム[ROLL2000] ASK
走査型レーザーを用いた円筒(ロール)状ワーク形状測定専用システムです。計測からデータ処理、さらに検査
表印刷まで。一連の流れを全自動管理します。
○2次元データ処理ソフトウェア[ADP-2000]
測定器のメーカー・機種を選ばず、パソコン上で複雑な2次元演算処理を簡単かつスムーズに行えます。
○Asakaデータエントリーシリーズ[ADE-U][ADE-N]
測定器からのデジマチックデータを、USBやネット接続でパソコンに取り込み、管理できます。
分析事業
お客様に代わって、対象物の含有する有価素材を分析・評価します。
成型品や製品、スクラップ、廃液、汚泥、触媒など対象物の形状を問わず、お客様の省力化、コスト削減に貢献し
ます。
運輸事業
迅速な集荷・返却のため、運輸事業も手がけています。
お客様からお預かりする有価素材含有スクラップや廃液等を、迅速かつ確実に集荷・返却するため、傘下に運送
会社(アサカ弘運)を持ち専用車による運送を行っています。
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9p10p
N e x t t h e A S K
系統樹の最先端。ASKの未来。 レアメタル・レアアース回収「エマルションフロー法」を応用し、希少金属、希土類を回収・リサイクルします。独立行政法人の日本原子力研究開発機構が開発したレアアース・レアメタルを溶媒によって抽出する「エマルションフロー法」と
いう基礎技術を導入。福島県いわき市に設けた延べ床面積約4,000平米の施設において、同法人と共同で低コストで迅
限りなく伸び続けるアサカ理研の系統樹。 速な回収技術の実用化に取り組んでいます。現在回収対象元素としているのは、ランタン、ガドリニウム、タンタ
ル、ニオブ、スズ。このうち、経済産業省の補助事業のテーマである「ラン
今、その一番先端で大きく花開き タンとガドリニウムの精製」については、既に光学レンズ廃材からランタン
及びガドリニウムを実証規模で分離・精製することに成功しています。今後
豊かな実をつけようとしているのがレアメタルとレアアースです。 はさらに研究・開発を重ね、他のレアメタル、レアアースのリサイクルにも挑
戦し、日本国内のレアメタル・レアアースの安定供給に貢献していきます。