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【導入事例】株式会社大谷機械製作所様

事例紹介

鍛造職人の熟練技を『見える化』し技術を資産化できる『技術伝承支援サービス』を実現。さらに、鍛造設備の『遠隔保守サービス』や工場で稼働している様々な設備の『稼働分析サービス』クラウドサービスで提供。

このカタログについて

ドキュメント名 【導入事例】株式会社大谷機械製作所様
ドキュメント種別 事例紹介
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取り扱い企業 SKソリューション株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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IoT お客様の声 vol.3 写真左より, 株式会社大智鍛造所 製造部 技術・金型グループ 課長 倉橋 伸太郎氏、同社 代表取締役社長 大智 靖志氏 株式会社大谷機械製作所 製造部 メカニカル設計課 課長 赤井 寛和氏 株式会社SHF 事業本部 本部長 荒木 豊和氏、同社 開発部 番場 康裕氏、同社 同部 藤原 卓夫氏 まだ世の中にない、鍛造職人の熟練技を「見える化」し 技術を資産化できる「技術伝承支援サービス」を実現しました。 さらに、鍛造設備の「遠隔保守サービス」や工場で稼動している 様々な設備の「稼動分析サービス」もクラウドでサービス提供。 株式会社大谷機械製作所(以下、大谷機械製作所)と 株式会社大智鍛造所(以下、大智鍛造所)と 株式会社SHF(以下、SHF)は、本システムを共同開発。 そのシステムに     が組み込まれています。 I N D E X 1. 大谷機械製作所、大智鍛造所、SHFの事業概要 5. システムの開発において、乗り越えなければならなかったこと 2. 遠隔監視システムを起案した大智鍛造所における課題 6. 導入効果と今後の取り込み 3. 鍛造設備メーカーである大谷機械製作所における課題  7. パトライトの評価と期待   4. それぞれの現場の課題から生まれた遠隔監視システム
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また、納期の短縮化や労働時間 1 大谷機械製作所、大智鍛造所、SHFの事業概要 の適正化などを推し進めるた め、これまで以上に生産性向上 大谷機械製作所についてご紹介ください。 を実現しなければならないとい う課題にも直面しています。し 創業70余年のハンマー鍛造機で国内シェア9割のパイオニ かし、これまでは鍛造機械の正 ア企業です。鍛造機の製造メーカーとして、設計から加工・ 確な稼働状況ですら把握でき 組立、品質検査まで、自社一貫体制で手がけることで、マシ ていないのが現状でした。 ントラブルがほとんど発生しない「壊れない鍛造機械」とし 従来の取り組みの延長ではこ て高く評価されています。 れらの課題を解決するのは難 大智鍛造所で稼働する大谷機 大智鍛造所についてご紹介ください。 しく、時代に合わせた新しい方 械製作所製の鍛造設備 法で問題解決を試みようと考え、大谷機械製作所に依頼をし エアスタンプハンマーによる熱間型打鍛造を得意とし、主に て遠隔監視システムを開発してもらうことになりました。 自動車部品を生産しています。熟練工の技、すなわち「技能」 を伝承し、より高い品質で生産性を高めるための金型設計や 機械の保全などの「技術」の向上と融合を図ることが、意味 3 鍛造設備メーカーである のある発展だと考えており、創業75年を迎えました。 大谷機械製作所における課題 SHFについてご紹介ください。 設備メーカーとして、遠隔監視システムの開発依頼を どのように捉えたのでしょうか。 創業以来、住宅・建築業界と葬祭業界に特化したアプリ開発 と、生産/設計支援CADソフト製品を中心に企業向けソフト 大谷機械製作所はアフターサービ ウェアの開発・提供をおこなっており、最近では、IoT・人工知 ス体制も充実を図っており、何かあ 能(AI)関連のソリューションの開発に注力しています。お客 ればお客様の現場にすぐに駆けつ 様と共に学び、各業界のノウハウを活かした「誰でも簡単に け、対応できるチームづくりに取り 使える」ソフトウェアを目指して、商品開発とサービスの提 組んでいます。しかし、トラブルが 供に取り組んでいます。 発生する背景にはさまざまな要因 が複雑に絡み合っており、本質的な 株式会社大谷機械製作所  問題点を特定するのは容易なこと 製造部 メカニカル設計課 課長 赤井 寛和 氏 2 遠隔監視システムを起案した ではありません。そのため、トラブルの発生後にはお客様の大智鍛造所における課題 現場にロガーを持ち込み、一定期間データを蓄積し、データ を持ち帰って分析せざるを得ませんでした。 遠隔監視で設 遠隔監視システムを起案した背景を教えてください。 備の各種センサデータを収集・分析できるようになれば、海 自動車業界などの好調を背景に鍛 外など遠隔地で稼働している機械に対してもリアルタイム 造品の需要は順調に推移していま で稼働状況を把握できるようになります。その結果、迅速な すが、慢性的な若手の人材不足とあ サポートやトラブル対応が可能となり保守コストの削減も いまって、技術継承が進んでいない 期待できます。 ことが課題となっています。特に鍛 また、設備の稼働積算時間などを把握・管理することで、消 造の場合は、高温に熱した金属を叩 耗部品などが限界を超える前に交換やメンテナンスを提案 いて力を加えるため、同じ製品を成 株式会社大智鍛造所 するなど、高度な予防保全サービスの提供も可能となるで 形する場合でも叩くタイミングや回 代表取締役社長  大智 靖志 氏 しょう。加えて、各種センサデータや設備の稼働データを蓄 数、強度などを微妙にコントロールしなければなりません。 積・分析・可視化することで、職人技の円滑な伝承や職人育 そのため、製品を叩けるようになるまでに最低でも3年はか 成期間の短縮、作業の自動化による作業負荷の軽減や生産 かり、熟練工の技術や技能を継承していくのは容易なことで 性の向上などを実現し、お客様の満足度と製品価値の向上 はありません。 を実現できると考えました。
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それぞれの現場の課題から生まれた 可視化や分析に必要なデータを抽出してクラウド上に保存4 遠隔監視システム し、Webから情報を確認・分析できるようにする。結果、迅 速なサポートやトラブル対応が可能となり保守コストの削  特 徴 1  技能伝承支援 減、設備の稼働積算時間などを把握・管理することで、消耗 カメラ映像から、ハンマーの動きをリアルタイムで解析。 部品などが限界を超える前に交換やメンテナンスを提案す 職人の技能を打撃エネルギーとして見える化できる。 るなど、高度な予防保全サービスの提供も可能に。 センサデータとカメラ映像を同期した分析(特許第6439034号) 各種センサデータの時系列分析 5 システムの開発において、乗り越えなければならなかったこと 職人による打撃タイミングはほぼ一致 低コストかつスピーディな構築を実現するため、できる限り 汎用的な技術やサービスを利用し開発期間とコストを大幅に  特 徴 2  生産性向上支援 設備稼働分析 削減できました。また、できるだけ多くのセンサからデータを AirGRID®WD連携により、手書き日報など使用せず「運転 収集し、ビッグデータを解析すれば分析結果の精度は向上す 中「」段取り「」停止「」休止」などの設備稼働データを自動収 るのですが、データ容量が増えれば大容量のストレージや 集し、クラウド上で稼働分析が可能になる。 データベースが必要となり、クラウドやネットワークへの負荷 も増大してしまいます。実際、すべてのセンサデータを合わ せると工場全体では1PB'(ペタバイト)を超えるデータを処理 しなければならなくなるので、エッジ(ローカル)、フォグ、クラ ウド、それぞれの環境において必要なサイズでデータを保存 するとともに、蓄積するタイミングの最適化を図る必要があ 稼働率分析のステータス履歴表示画面 稼働率分析のガントチャート表示画面 りました。そして、鍛造機械ならではの苦労としては、機械に 直接センサを設置すると打撃振動で壊れてしまうため、カメ ラの映像から画像解析によって打撃の位置やタイミングを分 析するという発想の転換が必要でした。結果的には、設置がし やすい仕組みを実現することができました。今回開発した遠 隔監視システムは、メーカー企業(大谷機械製作所)からは 稼働率分析の日別累計表示画面 稼働率分析の月間累計表示画面 すべての鍛造機械導入先企業の把握が可能で、システム内 からパーツの交換時期等の情報発信が可能でメンテナンス  特 徴 3  遠隔保守サービス に役立ち、導入先企業(大智鍛造所)側ではAI学習用途等の PLCや各種センサを接続したデータロガーからの情報を 詳細データはローカルデータベースに保存するため機密 ローカルのデータベースに収集。設備や機械の稼働状況の 情報は安全に自社内で保持しながらの活用が可能で、稼働
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状況等、外部からの確認が必要な可視化情報はWeb上から 今後の取組みについても教えてください。 迅速に確認できる仕組みになっています。また、今後導入先 企業が増えれば増えるほど、AIにより様々な稼働環境の情 リズムや打撃音など熟練作業者が感覚で制御している情報 報を学習・分析することができるため、より精度の高い故障 と、センサから取得した情報との関連性を導きだし、装置制 予兆検知や分析情報の制御装置へのフィードバック、さらに 御プログラムへと反映することで、可能な限り熟練作業者 は省電力化など、鍛造機械導入先の企業全体がメリットを分 の操作を機械で再現できるようにしていきたいと考えてい かち合える設計思想となっています。 ます。また、エア鍛造装置の制御には大量のエアを利用する ため電力を消費するのですが、AIによりムダを抑えた最適 なエア制御を実現することができれば、大幅な省電力化を 図ることができるのではないかと考えています。 7 パトライトの評価と期待 株式会社SHF 株式会社SHF 株式会社SHF 事業本部 本部長 開発部  開発部 パトライトへの要望や期待があればお聞かせください。 荒木 豊和 氏 番場 康裕 氏 藤原 卓夫 氏       は、既存のパトライト表示灯に無線通信機を設 置するだけで、機械の稼働情報を収集できるようになるの で、私たちにとって最適なシステムでした。 また、パトライト 6 導入効果と今後の取り組み はサポートも、迅速かつ丁寧なのでとても助かりました。今 後も、遠隔監視システムの付加価値を高めるための提案や 遠隔監視システムの導入効果について教えてください。 機能向上に期待しています。 これからも、よろしくお願いします。 遠隔監視システムを導入したこと で、機械トラブルなどによる機械の お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。 停止時間の最小化や保守コストの 削減を実現できました。また、工数 株式会社大谷機械製作所 をかけず、正確な機械の稼働状況 ■ 本 社 所 在 地:大阪府大阪市淀川区田川北3-5-16 を把握・可視化できるようになった ■ 代 表 者:代表取締役社長 板見 吉博 ことで、さらなる生産性の向上や、 株式会社大智鍛造所 ■ 資 本 金:1,000万円  それにともなう作業時間の短縮な 製造部 技術・金型グループ ■ 従 業 員 数:50名 課長 倉橋 伸太郎 氏 どにも取り組んでいきたいと考えています。 株式会社大智鍛造所 ■ 本 社 所 在 地:兵庫県川西市加茂6-45-1 ハンマーで叩くタイミングやリズムを可視化できるようにな ■ 代 表 者:代表取締役社長 大智 靖志 りましたので、技術伝承による技術者の育成期間の短縮とコ ■ 資 本 金:5,000万円  スト削減も実現できると期待しています。 ■ 従 業 員 数:47名 さらには間接的な効果となるかもしれませんが、AIやIoTと 株式会社SHF いった先進的な技術を積極的に活用していることが、会社や ■ 本 社 所 在 地:京都府福知山市字猪崎小字古黒353 職場のイメージアップにつながっていけば、人材の確保や他 ■ 代 表 者:代表取締役社長 岡田 正人 ■ 資 本 金:5,800万円  社との協業といった場面でも有利に働くと捉えています。 ■ 従 業 員 数:35名(2018年6月1日現在) * 取材日時 2018年11月 * 記載の担当部署は、取材時の組織名です。 東 京 TEL.03(6865)1711  仙 台 TEL.022(256)5656  関 東 TEL.048(640)2020 横 浜 TEL.045(473)1118  名古屋 TEL.052(856)0001  大 阪 TEL.06(7711)8980 www.patlite.co.jp 広 島 TEL.082(535)5656  福 岡 TEL.092(686)7333   ●上記に記載された会社名・商品名は一般的に各社の登録商標です。  Copyright ©PATLITE Corporation. All Rights Reserved. 1903