1/20ページ
カタログの表紙 カタログの表紙 カタログの表紙
カタログの表紙

このカタログをダウンロードして
すべてを見る

ダウンロード(10.9Mb)

【SIer協会】FA・ロボットシステムインテグレータ協会会報誌 Vol.13

その他

このカタログについて

ドキュメント名 【SIer協会】FA・ロボットシステムインテグレータ協会会報誌 Vol.13
ドキュメント種別 その他
ファイルサイズ 10.9Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社RYODEN (この企業の取り扱いカタログ一覧)

この企業の関連カタログ

このカタログの内容

Page1

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 FA・ロボットシステムインテグレータ協会 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号機械振興会館307号室 TEL.03(3434)2919(代表)・03(3434)2948(直通) FAX.03(3578)1404 Spring 2022 https://www.farobotsier.com/ 2022年 FA・ロボットシステムインテグレータ協会 4年目の新年を迎えて  FA・ロボットシステムインテグレータ協会会長 三明機工株式会社 代表取締役社長 新年あけましておめでとうございます 久保田 和雄  日頃よりご支援、ご厚情を賜っておりますFA・ロボットシステムインテグレータ協会 さらなる発展をけん引していることはご存じだと思います。 会員各位ならびに関係各機関の皆さまに対し、厚く御礼を申し上げます。  FA・ロボットシステムインテグレータ協会は4月には新たな年度へ突入いたします。  令和4年の幕開けには、SIer協会にとって4回目の新年を迎えることになりました。 このような時代だからこそ前向きに、次年度も緩むことなく協会の活動を推進してま 設立後3年半で会員数は昨年12月入会企業を含め286社となり、設立時の144社の約2倍 いります。 となりました。こうして順調に会員数が増えているのも、ひとえに会員の皆さまがたが協会  主な活動としましては、人材の育成には「ロボットSI検定2級」試験の実施はじめ、3級 活動へご理解、ご協力くださっているからこそと存じます。重ねて御礼申し上げます。 試験の一般向け実施や、各種講座の開催などを計画しております。また、ロボットアイ  その皆さまと、本年は賀詞交歓会でお目にかかることができました。昨年は中止と デア甲子園など若年層への認知度向上を目的とした活動、そしてSIer企業の経営基盤 なってしまい、2年ぶりの開催でしたが、参加人数を制限、感染対策を万全にしたうえで、 強化やSI能力の専門性高度化への取り組みとして、新商品・サービス説明会や技術 ようやく開催できました。会場でご来場いただいた皆さまとご一緒に、新年を祝うこと セミナーなどの開催、ネットワーク構築に有効な全国各地でのSIerʻs Dayの開催など ができたことを大変喜ばしく感じております。 を計画しております。協会の5つの分科会がそれぞれの目的を掲げ、精力的に各事業を  思えば昨年、この会報誌で皆さまに新年のご挨拶をさせていただいた際には、新型 展開しております。是非、ご興味のある分科会へのご参加をお待ち申し上げております。 コロナウイルス感染症の影響がこれほど長く続いているとは考えもしませんでした。  昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響から、前半はWEB中心の活動でございま 一時落ち着いたかに見えたものの、オミクロン株という新たな変異株の登場により、 したが、秋口からは展示会への出展やSIerʼs Dayの開催など、リアルイベント再開と 感染が急拡大しております。皆さまや周辺の方々が感染することなく、安全にお過ごし ともに、リアル&WEB会議も試みております。感染症についてはまだまだ先が見えて くださいますようお祈り申し上げます。 はおりませんが、引き続き、でき得る手段を考えながら協会活動を展開してまいる所存  しかし、このような長い苦難を強いられながらも、会員企業のロボットSIerはじめ、 でございます。 関係各機関が経済活動を止めることなく、我が国の産業を支えております。感染症対策  是非とも、本年も皆さまの協会活動へのお力添えを、よろしくお願い申し上げます。 に関わる遠隔・非接触といった新しい技術へのチャレンジなどが、ものづくり産業の  主催者挨拶では、三団体を代表し日本ロボット工業会 製造産業局藤木俊光局長より、 2022年 賀詞交歓会 小笠原浩会長により新型コロナウイルスパンデミック 新年を祝うご挨拶を頂戴いた の状況下にありながらも賀詞交歓会が開催できた喜び しました。  2022年1月7日(金)、前日の雪が残る東京は明るく  また、日本ロボット工業会は、 晴れ渡り、真冬の冷たい空気の中、2年ぶりの会場に人々 本年設立50周年を迎えます がにこやかな表情で集まりました。この日、毎年恒例の ので、新しいロゴデザインの 50周年ロゴデザイン (一社)日本ロボット工業会(、一財)製造科学技術センター、 紹介もありました。 (一財)マイクロマシンセンターの主催による「、ロボット  当日の参加者数は229名と、例年の半数以下ではあり 関連三団体2022年新年賀詞交歓会」が開催されました。 ましたが、会場内ではゆったりと距離を保ちながら、 2021年はやむなく中止となり、2年ぶりの開催となった   日本ロボット工業会 小笠原会長   経産省製造産業局 藤木局長 おだやかに新年の挨拶を交わす様子が見られました。 本会は、ザ・プリンスパークタワー東京の「ボールルーム」で、 とともに、世界経済の回復の 新型コロナウイルス感染症対策を万全に、より広い 見通しとリスクについての検 会場を準備し、参加者は会員限定の人数制限のうえ開催 証、また日本のロボット産業 いたしました。会場内は、講演会場と飲食スペースを においては部品不足を乗り 完全分離、テーブルにはアクリル板を設置し随所に消毒 越 え プ ラ ス 成 長 を 遂 げ た アルコールを配置するなど徹底した対策を行いました。 2021年度の国内市場の回復 基調について等述べられ、 また主催三団体の2022年の 活動の紹介がありました。続く プログラムでは、経済産業省 2022年賀詞交歓会 参加会員集合 Japan Factory Automation & Robot System Integrator Association https://www.farobotsier.com/
Page2

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 2022 年 SIer 協会組織について 組織人事の変更 「広報分科会主査 就任挨拶」  協会組織の人事について、一部変更がありまし 名倉 慎太郎 株式会社日本設計工業 代表取締役 たので報告させていただきます。  この度、FA・ロボットシステムインテグレータ協会の広報分科会主査 2021年度の通常総会におきまして、広報分科会 を拝命させていただくことになりました。協会発足当初より広報分科会 奥山主査(株式会社HCI代表取締役社長)が、 活動に関与してまいりましたが、この度の主査の大役に心震える思いで SIer協会の副会長に就任、その後広報主査を兼任 あります。 する形で進めてまいりました。しかし、副会長職を 広報分科会は協会基本方針のもと、「ロボットSIerの認知度向上・職業観 務めながら同時に分科会活動を進めるいうことは、 の形成」を目標に活動しています。少子化が加速する中ではありますが、 非常に負担が大きく、年度切り替えの交代を待た 「ロボットSIerを目指したい︕」という学生が数多く出てくることが、業 ずに、2022年1月より広報分科会主査の職を後任 界が発展するうえでは必要不可欠であります。当業界が果たすべく使 に継承することになりました。 命、将来性、魅力を正しく分かりやすく心を込めて発信することで、業界を志す若者が数多く出るよう努力 広報分科会の新たな主査に就任されたのは、 してまいります。 株式会社日本設計工業の名倉慎太郎代表取締役 協会組織とは理念を実現するために集った会員(個社)の集合体であり、その理念実現の為に全ての会員が です。名倉新主査より、ご挨拶が届いております 汗をかくことで理念に近づくものと考えます。 ので、ご紹介いたします。 広報分科会の主査としてわたくしも会員の皆様とともに汗をかき、「ロボットSIerの認知度向上・職業観の 形成」、更には業界発展に向けて邁進いたします。 引続き、皆様のご理解とご協力のほどをよろしくお願いいたします。 分科会活動報告 ■ 第2回 技術分科会 2021/11/4 (木) 13:00 ~ 15:00 ■ 第2回 経営企画分 科 会 2021/11/19 (金) 13:30 ~ 16:30 (WEB 会議) (ウインクあいち (名古屋)&WEB) 主査豊電子工業以下30社、日本ロボット学会などオブザーバー、参与、事務局の 主査スターテクノ中心に会員21社より、リアル13名とWEB15名が参加し開催。 46名にて開催。 主査より、分科会の5つの活動テーマ、ビジネスモデル検討、国際特命、協業体制、 中期計画、現在のWGの状況の確認。スキル標準WG活動報告と、スキル読本の改訂・ 業界標準制定、人材についての説明と、リーダーズ会議への参加呼びかけ。新商品・ 管理の進捗確認。今後の技術セミナー開催準備予定、協会標準規格アイテムの企画 サービス説明会の次回リアル開催について開催方法や集客案について検討。開催中 について。また、会員アンケートや分科会へ寄せられた提案や意見の検討。セーフ の採用力セミナーの参加状況報告と今後の予定。ビジネスモデル検討について次回 ティグローバル推進機構(IGSAP)、RRI-WG2からの依頼事項、中小機構など他団体 の予定の確認と、その他方法論の実例紹介など、意見交換を実施。活発な意見交換の との連携の報告などを話し合った。 ためのツールについて提案あり。 ■ 第2回 人材育成分科 会 2021/11/4 (木) 15:00 ~ 17:00 ■ 第3回 広報分科会 2021/12/2 (木) 13:30 ~ 16:30 (WEB 会議) (機械振興会館会議室 (港区)&WEB) 主査ヤナギハラメカックス以下、技術分科会からの引き続きの参加者46名で開催。 今年度事業活動内容の確認。基礎講座の開催報告及び、今後の開催予定と、新インス 主査HCIはじめ会員企業30社および、日本ロボット学会からリアル8名とWEB25名 トラクター誕生について報告。大学生向け講座の開催報告と今後のリアル開催予定 で開催。 などを報告。導入企業向け講座WG、体系づくりWGの活動内容と進捗について 今年度の事業計画の進捗確認。認知度向上活動は作成予定の協会動画内容、マンガ 説明。導入企業向けの講座の初開催予定の報告。佐藤参与「ロボットシステムインテ 第2弾についての報告。展示会出展報告と今後の予定について。特に国際ロボット展 グレータ教育のあるべき姿」をお話いただき、企業内だけではなく、業界や教育界を の新企画、アイデアを話し合う。併せて次年度の出展展示会の予定を確認。展示会内 視野に入れた人材育成を考える機会とした。 セミナー(導入事例セミナー)開催報告。ロボットアイデア甲子園地方大会開催状況 確認と、全国大会準備と会報誌次回号の企画への協力依頼の呼びかけ。RIX状況報告。 日本ロボット学会との連携、連載企画の紹介など。 ■ 第2回 地域連 携 分 科 会 2021/11/11 (木) 10:00 ~ 12:00 (アクセスサッポロ小会議室 (札幌)&WEB) ■ 関東地域連携会 2021/11/1 (月) 13:00 ~ 15:00 主査ヒロテックはじめ、24社の会員企業と各地方経産局及び関連企業団体などから、 (WEB 会議) リアル15名、WEB27名が参加。2年ぶりリアル開催を北海道開催とした今回は、 やはり2年近く開催を見合わせていたSIerʻs dayを併催する形となった。全国10地域 地域連携分科会主査ヒロテックはじめ会員25社と地方経済産業局、行政担当者など の担当SIer企業10社より、各地の地域連携状況の報告を行い、東北、中部、近畿、中国 を迎え、42名で開催。地域連携会とは、全国の各地域でSIer間、地域行政間のコミュ の各地方経産局からロボット、SIer関連取組みの紹介や現状報告などをお話いただき、 ニケーションを図るための会合であり、分科会で推進している活動の一つ。 今後のSIerʼs day開催予定などを確認した。 今回の内容は、関東地域担当SIer日本サポートシステム天野代表による挨拶、関東 経産局施策の紹介に続き、埼玉県ロボット・DX関連施策、群馬県ロボット関連 事業、茨城県の自動化・省力化支援について各県よりご紹介いただき、意見交換を ■ 第3回 地域連携 分 科 会 2022/2/9 (水) 10:30 ~ 12:00 実施した。終了後には参加者へ向け、各説明資料を配布した。 (WEB 会議) 主査ヒロテック以下31社の会員企業より39名と、九州・中国経産局及び、佐賀県、 <SIer協会分科会へご参加のお願い> 大分県、鹿児島県、福岡県、長崎県、宮崎県、北九州市担当者29名及び協会参与が参加 して開催。本来、午後にSIerʼs Day in 佐賀を開催する予定であったがイベントは  SIer協会では5分科会を設置しています。分科会ごとに、あるいは連動しながら 延期としWEB会議に切り替えて開催。分科会の活動内容、目的と目標を確認。今後の 協会の理念に基づいた活動や取り組みについて議論を重ねております。この場は、 SIerʻs Dayの開催予定の確認と、各地域(10地区)の連携状況をそれぞれ地域担当 SIer協会会員企業に所属している方であればどなたでもご参加いただき、ご意見を より報告。九州地区からは北九州市のロボット産業課より取組みの紹介。九州経産局 お話しいただけます。分科会の予定は、会員向けメールの他、会員ページカレンダー 挨拶及び九州各県からの活動報告をいただく。 及び毎週金曜日配信のメルマガでご案内しております。 2
Page3

https://www.farobotsier.com/ 展示会出展報告 モノづくりフェア 2021 2021年10月13日(水)~15日(金) マリンメッセ福岡A館(福岡県福岡市) ■緊急事態宣言解除後の展示会  2021年度2回目の展示会出展は九州でした。9月30日 の中には、多くの高校生が課題を手にブースで質問を に全国各地に発出されていた緊急事態宣言が解除 している様子もありました。協会ブースでは、九州の され、そうした中久しぶりのリアル展示会とあり、出展 SIer会員ICS SAKABEさんにロボットを展示していた 者も来場者も期待が大きく会場内は大いに盛り上がり だき、訪れる学生さんや皆さんへの丁寧な説明と、デモ ました。もちろん、感染対策は消毒や通路の分離など ンストレーション実演が好評でした。3日間の来場者は 徹底しており、安全に配慮して開催されました。来場者 13,147名でした。 ICS SAKABEによるロボット展示 学生の皆さんへ説明中 ■SIer協会特別セミナー  10月14日(木)には、2階のセミナー会場でSIer協会 セミナーを実施しました。セミナーは2部制で、協会 事務局による「協会活動報告」と、HCI奥山副会長兼広報 主査(当時)の講演「ニューノーマルの時代における ロボットシステムの利活用」でコロナ禍における ロボット活用例の紹介などを行いました。会場では 50名超、オンライン配信は80名程度が聴講しました。 SIer協会特別セミナー 会場ボランティアの皆さん 第 4 回名古屋ロボデックス ロボット開発・活用展 2021年10月27日(水)~29日(金)  ポートメッセなごや第1展示館(愛知県名古屋市) ■リアル展示会に来場者増加  緊急事態宣言解除後約1ヵ月、世の中は以前の賑わい を取り戻すように、リアルイベントへ人が戻ってきま した。名古屋の展示会場へは、連日多くの来場者が訪れ 各ブースでリアル展示を見学し、対面での説明を熱心 に 聞 く 様 子 が 見られました。 SIer協会のブー スにも多くの方 多くの人が訪れたSIer協会ブース が訪れ、会報誌 会ブースには田口鉄工所さんがロボットを展示し協会 などを手に事業 の旗を振るデモンストレーションを披露してください 青いユニフォームの会場ボランティアの皆さん についてお問合 ました。多くの会員ボランティアの皆さんがユニ せをいただきま フォームを着てブースを盛り上げてくださいました。 田口鉄工所の展示ロボット した。今回の協 会期中の来場者は21,076名でした。 ■ロボット導入事例セミナー  10月27日開催セミナー「実践︕中小企業におけるロ 丸栄の立木氏により「中小企業におけるロボット導入 ボット導入」セッションへ協会が後援し、ロボット導入 の課題とポイント」を、各社の導入事例紹介を交えて実 事例セミナーとして実施しました。髙丸工業の髙丸氏、 施しました。165名の受講者の約8割が満足したとアン ホーユーウェルディングの豊枡氏、大建産業の武田氏、 ケートに回答しました。 ロボット導入事例セミナー 第 6 回ロボデックス ロボット開発・活用展 2022年1月19日(水)~21日(金)  東京ビッグサイト東7ホール(東京都江東区) ■2022年最初の展示会出展  10月の名古屋に続いてロボデックスに出展しました。 1年ぶりの東京ビッグサイトです。前回の第5回ロボ デックスは緊急事態宣言が発出され、無人展示ブース となりました。今回もまた感染者急増によるまん延防 止重点措置の適用下となったため会員ボランティアの 募集は中止にしました。しかし、そのような状況におい ても3日間の来場者は32,795名にのぼり、大変な盛り 上がりをみせました。 ロボデックス 展示会場サイン 青と白の協会ブース 協会ブースの来場者 ■SIer特別セミナー 「変化するロボットSIerを取り巻く環境」 SIer協会久保田会長(三明機工)が講演。続いて導入事例 事例「研磨ロボット活用で3K重労働からの解放︕」と  19日(水)の午後に、今回も名古屋に続きSIer協会が セミナーを、髙丸工業髙丸氏「ロボットとは多品種少量 いう内容で開催しました。初日の午後から来場者が増え、 セミナーを後援し「2022躍進するSIer協会の活動」を、 生産における省力化装置である」、大和建工材武田氏の セミナー会場にも多くの聴講者が訪れました。 3
Page4

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 展示会 会員企業ブース 会場内の会員企業ブースに、協会の青い旗を掲示していただきました︕ 2021年度に出展した3会場の展示会(前ページ参照)におきまして、多くのSIer協会会員の方々にお会いしました。その中で、ブースを出展されていた会員企業には、おなじみの青い POP(協会加盟企業であることを示す)を掲示していただき、記念撮影をお願いしました。順不同でご紹介します。各会場では、この青いPOP手旗が目立っており、問い合わせも増えて います(。なお、ご担当者にお会いできなかったり、部門が違ったりで掲示できないブースもございました。ご了承ください) ※名古屋ロボデックス及びロボデックスは、併催の展示会(ネプコン ジャパン/ウェアラブルEXPO/ファクトリーイノベーションWeek/オートモーティブワールド/スマート物流 EXPO)へのご出展企業も含まれます。 モノづくりフェア 2021 2021年10月13日(水)~15日(金) マリンメッセ福岡A館(福岡県福岡市) ハイウィン(株) 因幡電機産業(株) (株)テクトレージ アラインテック(株) 第一実業(株) 大喜産業(株) 愛知産業(株) ダイドー(株) 明電商事(株) 第 6 回ロボデックス ロボット開発・活用展 2022年1月19日(水)~21日(金)  東京ビッグサイト東7ホール(東京都江東区) (株)メイコー Rapyuta Robotics(株) 富士通(株) (株)京二 クラボウ 菱電商事(株) 三菱電機システムサービス(株) ヤマハ発動機(株) (株)日伝 (株)安川電機 (一財)日本品質保証機構 (株)理工電気 4
Page5

https://www.farobotsier.com/ 第 4 回名古屋ロボデックス ロボット開発・活用展 2021年10月27日(水)~29日(金)  ポートメッセなごや第1展示館(愛知県名古屋市) ジック(株) (株)パナソニック システムネットワーク開発研究所 (株)エデックリンセイシステム (株)松田電機工業所 ハイウィン(株) (株)マルエム商会 (株)システック スターテクノ(株) (株)豆蔵 リンクウィズ(株) (株)山善 CKD(株) 新東工業(株) リンクウィズ(株) 日本省力機械(株) コグネックス(株) ハイウィン(株) 住友重機械工業(株) (株)エデックリンセイシステム ピアブ・ジャパン(株) <SIer協会POP(手旗)について> SIer協会では、会員企業に青いPOP(手旗)をお分けしております。各企業1本無償。 POPは、縦と横のデザインがあります。複数ご希望の場合などはご相談ください。 (株)伊東商会 (株)泰成工業 ご希望の場合は事務局(高橋)までご連絡ください(sier@jara.jp) 5
Page6

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 SIer協会活動報告 SIer ‘s Day 開催報告 ★ 2年ぶりに開催しました!!  SIer協会主催イベント「SIerʻs Day」は、全国の様々 の核となる会員企業が中心の担当となって開催する  リアル会場では来場者の検温、手指消毒、マスク着用 な地域で、会員企業SIer及び取り巻く業界関係機関や ため、横のつながりも密になる効果が生まれます(担当 のうえ、アクリル板設置や共有施設(マイクなど)の定 関連企業と共に開催するイベントです。開催地域の は持ち回り制になっています)。 期消毒など感染対策を徹底して開催いたしました。 特性を活かしたプログラムなど、企業間交流や情報  このイベントは、各地域においてリアル開催する  なお、イベントの模様はSIer協会ホームページで「見 発信による地域連携を促進、業界全体を盛り上げ、 ことに大きな意味があると考え、2020年度より開催を 逃し配信」を行っていますので、ぜひご覧ください。 ロボット導入検討中の企業との交流や、あわせて新た 見合わせておりましたが、約2年ぶりに、SIerʼs Dayが ※見逃し配信は各会場のQRコードから(またはホーム な会員の発掘などを目的としています。また、その地域 開催されました︕︕ ページニュース欄より)見逃し配信ページへいけます。 SIer’s Day in 札幌 2021年11月11日(木) 13︓00~16︓30 アクセスサッポロ小展示室(札幌)&WEB ご紹介いただきました。前半の最後は、「工業試験場の ~ロボット導入は ロボット導入・活用支援の紹介」と題し(、地独)北海道立 簡単なところからはじめよう~ 総合研究機構工業試験場 井川様よりお話しいただき  約2年ぶりの開催地は北海道札幌「。2021北海道ビジ ました。休憩をはさんで、こちらも北海道の会員企業、 ネスEXPO」との併催という形で開催いたしました。 太平電気(株)の石川様に「ロボットシステムインテグ プログラムは、SIer協会 久保田会長(三明機工)の開会 レーション事業を開始するに至った経緯」をお話しい 挨拶に続き、経済産業省ロボット政策室 二谷様より ただきました。その後は、「北海道のロボットシステム ご挨拶いただき、引き続いて北海道経済産業局 宮田様 インテグレータ企業紹介」として、ニッコー(株)の  初めてのリアル&WEB開催イベントは、リアル参加 から「北海道経産局のロボット関連施策紹介」として、 佐藤様、シンセメック(株)高屋様と栗林様(、株)ASCe 50名とWEB参加52名でした。このイベントへのご参加 DX推進の必要性や北海道の現状などをご紹介いただ から清水様、(株)メデックの長野様、(株)ハイテック をきっかけに、ニッコー様が新規ご入会へと至り、早速 きました。続いて本イベントテーマの「ロボット導入は システムの酒井様の5企業より、各社のご紹介をいただ イベントの成果が現れました。 簡単なところからはじめよう」を、北海道の会員企業 きました。その後の質疑応答、最後に地域連携分科会 見逃し配信QRコード (株)ロボットシステムズ 覺張様に導入事例を中心に ヒロテック 鵜野主査の閉会挨拶で締めくくられました。 SIer’s Day in 四国 2021年12月17日 (金) 13︓00~16︓10  情報通信交流館e-とぴあ・かがわ5階(高松市)&WEB( 後援︓四国経済産業局) ~生産現場での (株)ディースピリット 大野代表より「中小企業のス の必要性を具体的にお話しいただきました。続くSIer ロボット導入支援セミナー~ マート工場化への取り組み」としてAIを取り入れ高齢 企業紹介は、SIer協会の四国の会員企業3社、大和エンジニ  本年2回目のSIerʼs Dayは四国香川県での開催とな 者転倒検知、美容診断やミカンの選別など身近な課題 アリング(株)久松様、高松帝酸(株)中田様、大豊産業(株) りました。SIer協会 久保田会長(三明機工)の開会挨拶 解決に取り組む事例を多く紹介いただきました。続いて 神野様にお願いいたしました。また、大豊産業は翌日同 後、特別講演「知能移動ロボットの研究開発とその実用 「自社開発ロボット導入事例紹介」日本治具(株) 寺奥代表 じ会場で「ロボットアイデア甲子園四国大会」を開催予定 事例の紹介」を香川大学創造工学部機械システム工学 から、導入企業の現場における要件定義の重要性、特に のため、階下の会場に大会見学用のロボットシステム 領域 前山教授にお話しいただき、人の役に立つ移動ロ 作業工程分類、付加価値作業や無駄な工程の特定など を展示し、Robot Weekと題して公開、企業や大学生を ボットとして実用化された産学連携の研究成果をご紹 含め多くの方が見学しました。続いて、四国経済産業局 介いただきました。続いて、高専ロボコンやDCONなど 製造産業・情報政策課 山下様より「ロボット関連施策等 数々のコンテストで受賞し高専在学中に起業した 紹介」についてお話しいただきました。その後、地域連携 (株)三豊AI開発 武智代表より「高専AIスタートアップ 分科会 鵜野主査の挨拶で閉会いたしました。リアル会 のロボット×AIの取り組み」として、ものづくり×AIの 場への参加は52名、WEB参加は56名でした。 研究成果や起業支援などをお話いただきました。続い てSIer協会事務局から協会活動の紹介をさせていただ 見逃し配信QRコード き前半が終了。後半は、ロボット導入事例紹介として SIer 協会セミナー ・ 講座 SIer 協会会員のためのロボットメーカー機能紹介セミナー(技術分科会主催) 技術セミナー ※SIer協会会員向けセミナー <今後の予定> ロボットメーカー―機能紹介セミナー ■番外編<ピクシーダストテクノロジーズ株式会社> ■第5回 2月22日(火)13:00~14︓00( WEB) SIer協会会員のためのロボットメーカー機能紹介 ●タイトル︓「カワサキロボットビジョンのご紹介」  ★シリーズ1「画像処理システムソリューション」 セミナー番外編 ●講演者︓川崎重工業(株)精密機械・ロボットカンパ ロボットメーカー各社より、ロボットSIerへ向けて各 ●日時︓2021年11月24日(水) 14︓30~15︓30 ニーロボットディビジョン技術総括部開発部開発五課 メーカーの機能について解説いただくシリーズです。 ●タイトル︓「物流・製造現場への応用可能な屋内位置 基幹職 大野誠太氏 ■第4回<株式会社デンソーウェーブ> 測位技術のご紹介」 ■番外編 2月22日(火)14︓30~15︓30( WEB) ●日時︓2021年11月24日(水) 13︓00~14︓00 シリーズ番外編として、ピクシーダストテクノロジーズ(株) ●タイトル︓「工場における3Dプリンティング活用の ●タイトル︓「デンソーのロボットビジョン」 事業本部 高橋新氏によるセミナーをご案内、28名が 最新動向」 本セミナーはSIer協会会員限定、参加費無料のWEB 視聴いたしました。 ●講演者︓(株)日本HP 3Dプリンティング事業部チャネ セミナーです。講演者は、(株)デンソーウェーブFA・ ル・セールスマネージャー・インダストリアル市場担当 ロボット事業部ソリューションビジネス推進部部長 菅生育子氏/アプリケーション・エンジニア 平間健吾氏 澤田洋祐氏。当日は、53名が視聴しました。 6
Page7

https://www.farobotsier.com/ SIer 協会セミナー ・講座 採用力向上セミナー(経営企画分科会主催) ■第6回<若年層の離職防止・定着強化セミナー> ●日時︓2月15日(火) 15︓00~17︓00 経営企画セミナー ■第4回<辞退されない︕会社説明会対策セミナー> ●対象︓経営者・採用責任者 ※SIer協会会員限定 ●日時︓12月8日(水) 15︓00~17︓00 ●内容︓大切な社員ほどなぜ辞めていくのか。人材確保 ●対象︓採用責任者、実務担当者 から人材定着にむけて一貫した施策・戦略が必要で  2021年9月より、全6回シリーズ企画でSIer協会会員 ●内容︓せっかく苦労して集めた学生たちが面接選考 あることを調査・データをもとに解説。自社ならではの 向けに「採用力向上セミナー」を開催しています。 に来てくれない︕その防止策は会社説明会がポイント 人材定着施策を考える機会を簡単なワークを通じて WEBセミナー形式で会員企業の皆様に無料でご参加 です。採用成果につながるとっておきのノウハウ。「相 考えることでノウハウを学べます「。雇用環境からよみ いただけます。採用に関する様々なテーマをそれぞれ 手を知らねば刺さるコンテンツは作れない「」会社説明 とく人材確保の難しさ」「御社で内定辞退が起こる の担当者向けに、人材採用のプロがお届けする画期的 会で伝えたいこと「」スタートの『3分』が勝負︕短時間 理由「」エンゲージメントと人材定着「」エンゲージメント な企画です。本誌12号では第2回までご紹介いたしま で自社の魅力を伝えるには「」学生が注目する会社説明 向上施策事例「」自社ならではの人材定着施策を考える」 したが、続くシリーズの内容を少しだけご紹介いたし 会のストーリー」など、具体的な方法を伝授。47名が視 のテーマごとに鋭く解説。悩める採用担当への打開策 ます︕ 聴しました。 です。最終回の今回は45名が視聴しました。 ■第3回<映える︕“オンライン採用面接” ■第5回<中小企業の、戦略的事業 ■講師紹介    対策セミナー>          M&Aを考えるためのセミナー> レガシープロジェクツ株式会社 代表取締役 前田 茂雄氏 ●日時︓11月9日(火) 15︓00~17︓00 ●日時︓1月18日(火) 15︓00~17︓00 2003年、新卒でITベンチャーに就職し挫折するも、再起 ●対象︓採用実務担当者 ●対象︓経営者・採用責任者 をかけエン・ジャパン(株)を経てパーソルキャリア(株) ●内容︓急速に普及し始め、90%以上の学生が経験 ●内容︓中小企業における事業成長のためのM&A施策 (旧インテリジェンス)に転職。2015年地方創生 したといわれるオンライン面接。乗り遅れないための は大切な戦略です。ただ、それ以上に事業成長スピード 事業立ち上げ、地方企業向け商材のサービス企画を オンライン選考の入門編「。オンライン面接で起こる注 を上げたい経営者、幹部は年々増えています。一方で 担当、内閣府や経産省のWGに携わり、国や自治体の 意点」「オンライン面接のメリット、デメリット」「オン まだまだ成功するM&Aのノウハウは世に出回ってい 雇用政策に関わる。2020年独立。 ラインをフル活用した採用活動事例の紹介「」チェック ません。今回は、売却側、買収側それぞれの目線で事例 リスト解説」などのテーマでわかりやすく解説。今年こそ を交えたお話です。「事業M&A(継承、事業譲渡/買収) ■第1回<魅せる︕響く︕「求人票の書き方」セミナー> 乗り遅れないためのセミナーです。43名が視聴いたし が今求められている理由」「事業M&Aにおける課題 2021年9月14日終了 ました。 共有「」事業M&Aの相手先選び、その後の体制づくりまで」 ■第2回<ダイバーシティ到来!自社で取り組める組織 を丁寧に解説しています。34名が視聴いたしました。 作りセミナー>2021年10月26日終了 ロボット SI 基礎講座 ■石川県 ロボットSI基礎講座 になりました。受講者は5名でしたが、最後のグループ 金沢市ものづくり会館(石川県) ワークまで熱心に受講されました。 2021年11月24日(水)~26日(金)  SIer協会の教育プログラムのレベル1にあたる講座で、  石川県鉄工機電協会主催の基礎講座を開催しました。 新入社員や営業担当者の基礎知識教育に最適な3日間 自動化技術に関する基礎的な考え方や知識を習得した の集中講座です。また、地域自治体などの依頼に応じ いエンジニア・営業担当者などを対象に、金沢市の会場 て実技を追加するなど内容をアレンジした講習へも対応 で3日間の集中座学をリアル開催することができました。 しています。今後のスケジュール、受講のご希望や、 受講者は29名で最終日のグループワークは6チームに 開催のご相談はホームページからご確認ください。 なりました。 ■静岡県ロボットシステムインテグレータ基礎研修  静岡県主催の基礎研修を開催しました。静岡県内に ■ロボットSI基礎講座 (WEB) 2022年1月24日(月)~26日(水) 事業所を有する企業を対象に、ロボットSI事業の実施  SIer協会主催の基礎講座です。当初は名古屋の会場 または参入を目指す企業、あるいは自社内のロボット ★ 石川県基礎研修グループワークの様子 でのリアル開催予定で募集を開始いたしましたが、 SI業務に携わる人材育成を目的としている企業向け 新型コロナウイルス感染急拡大を受けて急遽WEB に、基礎(座学)と上級(実技)講座をそれぞれ実施しま ■鳥取県 ロボットシステム導入企業向け研修(WEB) 開催へ変更いたしました。このため、キャンセルなど した。 2022年2月3日(木)、4日(金) があり最終的には13名が受講しました。 (1)基礎研修(WEB)  SIer協会で新設したロボットシステムを導入する 2021年10月12日(火)~15日(金)、18日(月)、19日(火) ■鳥取県 産業用ロボットシステムインテグレータ ユーザー企業向けの2日間の講習として、鳥取県主催で  基礎研修 (WEB)  5日間のカリキュラムをWEBによるライブ配信で 2022年1月31日(月)~2月2日(水) 初の開講ですが、リアル開催予定からWEB講座へ変更 実施し、19名が受講しました。最終日はWEB講座でも  鳥取県産業技術センター主催の基礎研修を開催しま になり、7名が受講しました。 実践さながらの構想設計ワークショップを行い、他社 した。当初は鳥取の会場でリアルに開催する予定で ※導入企業向け講座 の社員同士で一つの課題を解決するグループワークが 募集しましたが、やはりコロナの影響からWEBへ変更  講義内容はロボットシステム導入ステップと成長戦 あり、アンケートでも大変参考になったと回答が届い 略、費用感と導入判断等の講義に始まって、契約や安 ています。 全、保守や提案依頼書、仕様定義書についても学ぶこと (2)上級研修(実技) ができます。これからロボットを導入しようと考えて 2021年12月15日(水)、16日(木) いるユーザーにとって失敗しないロボット導入のヒン  基礎研修より上級者を対象として、実際にロボットを トになる講義内容です。 動かせるようになるための実技研修を実施しました。 静岡県の三明機工(株)、(株)ヤナギハラメカックスの ※ ロボットSI基礎講座の詳細はこちらから ロボット研修設備を使い、それぞれ4名ずつ計8名が受 https://www.farobotsier.com/ 講しました。実際にロボットに触れる機会となり有意      kisokoza/index.html 義な講習となりました。 ★ 静岡上級実技研修の様子 7
Page8

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 特別寄稿 World Robot Summit 2020  琴坂 信哉 製品組み立てチャレンジを終えて 埼玉大学大学院 理工学研究科 准教授 ■WRS2020本大会が実施されました︕ 買えば優秀なティーチングマンと同じ  JARSIA12号に引き続き、World Robot Summit製品 仕事ができますと言われるような日が 組み立てチャレンジの話題です。ご存知の方も多いかと 来るかもしれません。経験は経験に 思いますが、新型コロナの影響で1年延期され、2021年 よってしかコピー(他の人に伝える)で 10月にようやく本大会が愛知県で実施されました。 きませんが、技術に昇華しソフトウェ 残念ながら緊急事態宣言下でしたので無観客開催と アにすることができれば、コピーは単 なってしまいましたが、海外からの参加も含め7チーム にお金の問題でしかなくなります。そ が現地で競技を行ってくださいました。これまでの ういう意味での到達点を、今回の競技 経緯や競技内容に関しては、JARSIA10/12号の記事を は示すことができたと考えています。 はじめとして各所[1]でご紹介させて頂いております 今後も、このような新しい技術の方向 ので、本稿では、本大会での競技の様子(図1、YouTube 性・到達点を確認できる競技会を開催 でも公開しています)をご紹介させて頂きます。 できればと考えています。 ■製品組み立てチャレンジの成り立ち ■終わりに  製品組み立てチャレンジは、産業用ロボットの活躍の  海外でも産業現場の課題を題材とし 場を新しい領域へ広げるために、アジャイル&リーン た競技会形式の技術開発が盛んに行わ (素早く、そして無駄なく)にロボットシステム構築を れています。現在、新型コロナの影響で 行えるかを競う競技です。これは、競技という形をとる 国際的な活動が休止状態に追い込まれ ことによって未来のロボット技術開発の方向性を誘導 ★ 図 1 製品組み立てチャレンジ参加チームシステム構成例 ており、一見すると何も進んでいない すると同時に、新しい技術の普及促進を実現すること によって開発コストの削減とシステムの柔軟性を実現 ように見えます。しかし、国際会議などの発表論文を見 を意図しています[2]。当初は、食品ハンドリング、物流 しておりました。3Dプリンタを利用したジグやハンド ると、研究者の目線が産業分野の課題を解決する方向 を含む3競技が検討されていましたが、技術的な課題、 を多用しており、厳密な意味でのジグレスという意味 へ向いていることが分かります。また、国内でも国際工 競技として成立できるかという問題から皆様もご存知 では後退した内容でしたが、短時間、かつ非常に安価に 作機械見本市、国際食品工業展などの展示会をみると、 の製品組み立てに落ち着きました。 開発を行えている点が印象的でした。これもアジャイル ロボット活用の展示が激増しています。新型コロナの ■本大会の様子 なシステム開発の一つの解であると感心いたしました。 影響が収まった時に、それらが世界中のものづくりの  チームにもよりますが、画像認識をはじめとする  大半のチームが、それなりに調整を終えてきていた 現場に吹き出してくることが容易に想像できます。 各種のセンサの導入など、個々に工夫を凝らしたシス と思いますが、競技では思い通りに動作しないチーム 我々も次のステップに向けて準備を進める必要がある テムが登場しました。筆者の見るところ上位3チームは も多く、中途で組み立てを断念することも多くありま と思います。 対照的なシステム構成でした。一位のROBO-SUPPO した。結局、一位のチームのみが、ノーマル製品をひとつ 琴坂 信哉( ことさか しんや) plusは、従来型の厳密な位置決めによる自動組み立て 完成させることができ、最後の製品テストに合格する 1996年埼玉大学大学院 博士(工学)取得、理化学研 を目指したシステム構成でした。交換の時間を短縮 ことができました。 究所、科学技術振興事業団ERATOプロジェクト研 するためハンドの種類を少なくする努力や、あえて3D 究員を経て、現在、埼玉大学大学院理工学研究科所 プリンタ部品を採用し、剛性を落とすことによって ■チャレンジの結果の意味するところ 属。皆がやっていないことに手を出すのが大好き。 組み立ての成功率を上げる工夫がなされていました。  今回の競技は、高度技術と経験に基づく匠の技の戦 産業分野、介護福祉分野へのロボット技術の社会実 一方、三位のO2ACのシステムは、最先端のロボット技 いだったと筆者は評価しています。実際、一位のチーム 装に注力中。 術の採用により、少ないジグ、組み立てエラー検出と は、大変優れた技術を持ち、手堅いシステムを組んでお リカバリーを備えたロボット制御システムを実現して られました。逆に、大学・研究者チームは、高度技術を採 【参考文献】 いました。実は、二位のGarage Roboticsのシステム構 用したシステムで挑んできました。今回は、匠の技に軍 [1] 横小路、他、World Robot Summit 2018 ものづく 成は、両者の中間的な構成で、ロボットの使い方はオー 配が上がりました。現時点で今回のようなシステムを りカテゴリー競技「製品組立チャレンジ」の概要、 日本 ソドックスなプログラミングを採用しつつも、従来 構築するとなれば、従前からある方法論が有利である ロボット学会誌、37 巻、3号、pp.208-217、2019 PLCが担ってきたような全体の制御や画像認識、I/O制 のだと思います。 [2] 横井、ロボット国際競技会、日本ロボット学会誌、 御などは、オープンソースのシステムを採用すること  しかし、技術は進歩しており、ある日、このソフトを 37巻、3号、pp.241-242、2019 FA・ロボットシステムインテグレータ協会 ロボット・FA(Factory Automation)システムの構築等を行うシ ステムインテグレータ(以下「SIer」という。)の共通基盤組織とし て、SIerの事業環境の向上及び能力強化に取り組み、SIerを取り 巻く関係者間の連携を促進させることにより、あまねく産業にお ける生産活動の高度化を推進し、我が国の産業の持続的発展と競 争力の強化に寄与することを目的とします。 8
Page9

https://www.farobotsier.com/ ☆おしえて︕あなたの街のご当地じまんは、リレー形式で地元の素敵なところを紹介してもらっています。 第4回は、株式会社日本設計工業の安間さんと熊切さんに、地元「浜松」の見どころをご紹介いただきます︕︕︕ 今回のご当地自慢 ■浜松まつり会館 ■秋葉山本宮秋葉神社  浜松最大規模174ヶ町が参加する浜松まつりは  秋葉山神社といえば、黄金に輝く『幸福の鳥居』。 『静岡県浜松の名物&見どころ』 450年以上もの歴史があります。昼間は中田島砂丘に くぐれば運があけるとの事です。標高866mとたどり てケンカ凧の糸切り合戦、凧が一斉に天高く舞い、入り 着くまでの道のりは大変ですが、山頂からの眺めは ■株式会社日本設計工業 乱れ凧糸を切り合う姿は迫力満点。夜間は各町で御殿 東海一︕天気の良い昼間もおすすめですが、夕方から  日本設計工業は1973年に設立し、静岡県浜松市に 屋台の引き回しや練が行われます。次から次へと行き 夜にかけては秋葉灯篭が灯りとても綺麗です。また 本社技術ターミナルとセットアップセンター、東京の 来するラッパ隊 火打石でお清めをしており、火のお払いは焼き尽くす 五反田と大阪の梅田に営業所、台湾と上海に海外法人 や屋台の豪華さ ことから、最も強いお払いと言われています。 があります。ものづくりのステージにおける移動や に 圧 倒 さ れ ま 作業を機械装置に す︕浜松まつり よって効率的なも 会館では、各町 のにするだけでは の大凧や法被な なく、そこで働く どの展示や歴史 人々と共に働ける 資料を実際に見 ★ 浜松まつり会館 ロボットをティー ることができ、浜松まつりの熱気を感じられます。 ★ 秋葉神社の幸運の鳥居 ★ 秋葉神社 上社社殿 ★ ( 株 ) 日本設計工業 チングし共存・協働 ■中田島砂丘 させ更なる生産性を上げるシステム構築を目指してい ■楽器の町 る会社です。  浜松は「楽器の町」と呼ばれているのをご存じですか︖  ロボットアイデア甲子園では静岡県西部大会を担当 楽器の町と呼ばれるようになった理由には徳川家康の しています。 存在と、江戸時代から技術者が努力を重ねてきたから と言われています。浜松の銘菓子専門店には楽器に ■浜松名物うなぎ ちなんだピアノのトンネルがあります。写真映え間違  浜松はうなぎの名産地として知られています。明治 いなしです︕ 33年、服部倉治郎は、浜名湖がうなぎ養殖に最適な場  また、日本で唯一 所であると判断 の公立楽器博物館が して養殖をはじ ★ 日本三大砂丘のひとつ中田島砂丘 浜松にはあります。 めました。  日本三大砂丘をご存知でしょうか。「鳥取砂丘」 世 界 の 楽 器 を 約  その後、浜松 「吹上浜」と並び、浜松にある「中田島砂丘」も日本三大 3300点所蔵し、1500 での養殖方法が 砂丘として知られています。遠州灘から強い風が吹き 点を常設展示してい 確立され全国に つけるので、美しい風紋が見られる事で有名です。風の ★ ピアノのトンネル ます。 広がり、うなぎ ★ 浜松のおいしいうなぎ 強さにより見られる風紋は日々模様が変わります。 養殖発祥の地としてうなぎが有名に︕今回は、うなぎ 天気が良く、風が強い日は特に綺麗な風紋を見ること  いかがですか︖ 専門店で浜名湖産うなぎを堪能しました。うなぎは肉 ができるそうです。訪れる際は、砂に足を取られやすいの  浜松の魅力、伝わ 厚でふわっとしており口の中にいれると香ばしいかお で歩きやすく砂が入りにくいような靴をおすすめします。 りましたか︖ りが広がります。お腹いっぱいで大満足です。  お 越 し の 際 は 、 ■浜松城 ご紹介した見どころ  徳川家康の出世城ともいわれる「浜松城」。城内には へ是非足を運んでみ 家康と浜松の町についての歴史的資料・武具などが ★ レポーターの安間さんと熊切さん てください。 展示されています。城を支えている石垣にはハート形 の石がありますので是非探してみてください。浜松城 ■株式会社日本設計工業 公園は、春には桜が満開に咲き花見客で賑わいます。 静岡県浜松市北区大原町500 園内の珈琲店からは公園の自然や浜松城天守閣が見 http://www.nissetsuko.co.jp/index.htm える設計になっています。  ★ 浜松城 <あなたの街のご当地じまん☆自慢企業大募集︕︕> SIer協会では、ご当地自慢していただける会員を募集しています︕名物や名所と一緒に自社自慢もしてください︕︕ 問合せ ︓ SIer協会事務局 高橋 ( 03-3434-2948 / sier@jara.jp ) SIer協会 員募集!会 Email: sier@jara.jp 9
Page10

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 注目コーナ SIer 協会 会員間協業 事例紹介 ー! ★協業事例募集中︕︕ 第5回「新東工業株式会社 ×  「JARSIA」では、SIer協会会員間協業 の事例を掲載予定です。 新東スマートエンジニアリング株式会社」 SIer協会から生まれる新たな可能性 を発信してまいります。 協業事例をお持ちの会員の皆さまか 『力覚センサとオフラインティーチングを融合し、 らのご連絡をお待ちしています︕︕ ロボット自動化を推進』  SIer協会会員の新東工業は、1934年創業、愛知県 ●力覚センサを使用したオフラインティー ●2系統で出力する力覚センサを独自開発 名古屋を中心に国内外で “ものづくりを支えるものづくり” チングソフト《ZYXerPath》を開発  《ZYXerPath》に合わせ、2系統で出力する「ダブル をスローガンに世界に通用する技術を追求し続けてい  新東工業では、力覚センサを使うことでこれまで 出力モデル」の力覚センサを独自開発しました。データ ます。この度、同じSIer協会会員の新東スマートエン 自動化が困難であった倣い制御、位相合せ、嵌合、FPC 出力の1つはロボット制御に、もう1つは現物の加工 ジニアリング(東京都品川区)と新たな協業事業を展 挿入などの実現をご提案しています。両社の技術を 対象に沿った実荷重データを外部PC等で取得すること 開しています。 組み合わせ、力覚センサ特有の機能を追加したオフラ が可能です。個体差や設置時に発生するシミュレー ●両社の強みを組み合わせ、 インティーチングソフト《ZYXerPath》を開発しました。 ションとの微妙なズレを検出して《ZYXerPath》の画  ロボット自動化への取組み加速 《ZYXerPath》は、ロボットの稼働(位置)データと 面上に表示することで、検証・見直しが可能となり、  6軸力覚センサ《ZYXer(ジクサー)》を製造販売し 力覚センサの力データをリアルタイムで見える化し、 製品の信頼性向上や異常時の解析にも貢献します。 ている新東工業は、2021年4月にロボットSIerの新東 対象ワークの変化・異常を時系列データとして残します。 スマートエンジニアリング(以降︓SME、旧名︓アイ 工程異常の早期発見等の製品品質管理、製品変化から シイ)をグループ会社に迎えました。 前工程のバラツキ確認等、工程全体の品質向上に寄与  SMEの強みであるロボット制御ソフト技術と力覚セ します。 ンサを組み合わせ、ロボットティーチングをより使い 主要メーカ各社のロボットに対応しており、水平・垂 易くし、自動化に取り組まれる企業へ、力覚センサと 直移動等の制御軸の追加や、複数台ロボットによるシ の親和性を高めた専用ソフトの提供を開始しました。 ミュレーションにも対応しています。 ★ 独自開発したダブル出力の力覚センサ ●力覚センサで、更なるロボット自動化へ  SMEは、溶接作業の自動化をはじめとした、制御 ソフト開発、ロボット関連パッケージソフトの開発・ 販売、ロボットシステム納入等、SIerとしての業務も 拡大しております。  新東工業では、力覚センサを核に様々なロボットの 用途分野へ向けた事業展開を計画しており、本件は ★ ZYXerPathによるH7嵌合シミュレーション SMEと連携した新たな事業展開の一つであり、今後も ★ 新東工業の6軸力覚センサZYXer ハード、ソフトを合わせてお客様にご提供していきます。 ●SMEが得意とするソフトウェア分野 ■新東工業株式会社(SIer会員)  SMEでは、ロボットメーカに依存しない、オープン  愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 ソースを活用した廉価なオフラインティーチングソフト 大名古屋ビル24階 https://www.sinto.co.jp/ を独自開発・販売しています。独自に開発しているの で使用されるお客様のご要望に応じて制御軸の追加等 ■新東スマートエンジニアリング株式会社 機能追加にも対応しています。3DCADと連携したロ 東京都品川区南大井3-16-3 ボット稼働のシミュレーションを可能にすることで、 オフィスベルメイト 5階 ★ 現実とのズレを力覚センサが検出し自動補正 多品種少量生産による段替え工数を大幅に削減します。 https://www.sinto-sme.co.jp/ FA・ロボットシステムインテグレータ協会 今後の予定 <分科会開催予定> <2022年度予定> ■広報分科会 2月17日(木)13︓30~16︓00(WEB会議) ■ロボットSI検定2級事前説明会 4月5日(火)13︓00~14︓00 ■技術分科会 2月18日(金)13︓00~15︓00(WEB会議) ■SIer協会2022年度通常総会 4月22日(金)( 東京ビッグサイト)※会員限定 ■人材育成分科会 2月18日(金)15︓00~17︓00(WEB会議) ■SIerʻs Day in 東北(仙台) 4月14日(木) ■経営企画分科会 3月16日(水)13︓30~16︓00 ■SIerʻs Day in 北陸(金沢) 5月18日(木)             ( ウインクあいち(名古屋)&WEB) ■SIerʻs Day in 九州(佐賀) 6月14日(火) ■東北地域連携会 2月16日(水)14︓00~15︓30(WEB会議) ※予定は変更になることがあります。最新情報をご確認ください。 <イベント・セミナーなど開催予定> ※今後の予定︓詳細や内容更新については協会ホームページ、メルマガにてご案内 ■技術セミナー「川崎重工業」 2月22日(火)13︓00~14︓00(WEB)※会員限定 いたします。 ■技術セミナー「日本HP」 2月22日(火)14︓30~15︓30(WEB)※会員限定 ■新商品・サービス説明会 3月23日(水)11︓00~16︓00( 東京海上日動ビル(名古屋)) 10
Page11

https://www.farobotsier.com/ 会員企業情報コーナー<新施設オープン・開設のご紹介> ★ 株式会社 HCI 「ロボカフェ HCI ROBO HOUSE」プレ・オープン!!  HCIは2022年1月に「本社」を移転し、社食であり展示場 真希絵さんが料理を監修し、社員に美味しいもの・心と体が であり、一般客も利用するロボカフェ【 HCI ROBO 喜ぶものを食べてもらいたい、そんな「思い」=「愛」を具現化 HOUSE】 をプレ・オープンしました。 しました。予約制によりフードロスを無くし、紙器やマイ箸  HCIは南大阪の泉大津市と岸和田市を拠点とする、ケーブル・ を活用するなどSDGsにも配慮し、ロボットと一体型の ワイヤー製造装置メーカーで、ロボットSIer企業です。3つ カフェによる非日常空間と真の料理で喜びを分かちあって の生産工場の他、ロボット安全特別教育や個別相談会など いただけます。新たなサイバーフィジカルシステム(スマート ロボット導入促進と啓蒙活動のための泉大津商工会議所内 なサービス・店舗)により、飲食業界の人手不足問題と、それ 【HCI ROBOT CENTER】、南海電鉄泉大津駅直結の商業 を起因とするクオリティ低下や環境問題を解消し、地域に、 施設「アルザタウン」3階の“ガチ”で販売を目的とした 日本に、世界に貢献することを目的としました。グランド・ ロボット・AIシステムの開発拠点【HCI ROBOT・AI LAB】を ★ ロボカフェ【HCI ROBO HOUSE】 オープンは4月の予定です︕詳しくはHPをご確認ください。 拠点としています。 https://robohouse.jp/  また、3月には、大型ロボットシステムやケーブル製造装置 のデモ機により、テストを行う工場【HCI TEST FACTORY】 が完成する予定です。 【お問合せ】 株式会社HCI 住所︓大阪府 泉大津市東豊中町3-14-10 電話︓0725-90-6206 URL︓http://www.hci-ltd.co.jp/ ★ 産業用ロボットが調理して搬送ロボットへ ★ HCI新本社外観  そして、2022年1月、JR和泉府中駅近隣へ本社を移転し、 新たな拠点の新本社は3階にオフィス、2階には社食兼展 示場の、一般客も利用できる「ロボカフェ」をオープンしま した。  産業用ロボットシステムが調理し、サービスロボット (配膳・搬送用ロボット)が配膳し、予約・オーダーシステム から決済システムまでを「使いこなす技術」と「繋ぐ (CONNECTED)技術」で創った、正に、人と人が接触する 機会を減らすことを可能とした、ロボカフェです。  名前の【HCI ROBO HOUSE】は「家のような温もりを感 じられる」という思いを込め、料理研究家でタレントの園山 11
Page12

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 ロボット安全講習会での FAQ 第 2回 日本認証株式会社 (SIer 協会協力会員) SA 事業部 教育部 部長 栃尾昌洋 Q リスクって何点にしたらいいんですか?  何か基準はありませんか? ロボット作ってみた A 明確な基準や正しい答えはありません。 けど安全かどうか  プロとして自身のロボットを相対的に見てください。 わかんない。 言われたとおりに  SIerの皆さん、ご安全に。  リスクⅣ︓すごく危ない するんで、 何を書 けばいいか指示して  今回取り上げる質問は、リスクアセスメントのリス  リスクⅢ︓結構危ない 下さい。 ク見積において、何点をつけるべきなのかといった  リスクⅡ︓多少は危ない ご質問です。ロボットに限らずよくある質問です。  リスクⅠ︓危ないと言えば危ない  例えば、モータの出力のワット数に応じて100Wなら  皆様がご自身で扱うロボットシステムにおいて、こ 私が作ったロボット 10点、1kWなら100点といった基準があればだれでも れくらいは判断できるはずです。ワーストケースを システムはもちろん 迷わず点が付けられるのに…と思うこともあるでしょう。 考えれば、どこでも死亡や失明の可能性があるで 安全です。 このリスクアセスメ  結論から言うと残念ながら明確な基準はどこにもあ しょう。そうするとリスクは全て最高点となってしま ントシートを見ても りません。 いますが、皆様のロボットシステムは本当にそんな「殺 らえば、 安全である ことがわかります。  例えば自動車にはねられたときの事を考えてみま 人マシーン」なのでしょうか。だとすれば、どのような しょう。死亡することもあればかすり傷で済むことも 保護方策を施しても安全にはならないでしょう。 あります。一生の間に何度も事故にあう方もいますが、 そうではないはずです。皆様のロボットシステムは 宣言=最も詳しいプロである自分が安全であることを 一度も事故にあわない方もいます。 すごく危ないトコロもあればそれほどでもないトコロ 示す」という考え方が根底にあります。皆様のロボット  では、正しい点数は何点なのかと言っても決めよう もあるでしょうが、適切な保護方策によって安全にで システムを扱ったことが無いお役人や業者では安全か がないわけです。 きているはずです。 どうかわかるはずもありません。しかし、作り上げた  では、どうするべきか。1点2点にこだわらず全体を  どうしても日本人は文化歴史的に「許認可=言われ 皆様であればわかっているはずですし、安全かどうか 相対的に見てください。様々な点数のつけ方がありま たことを、言われたとおりにやれば安全」という考え方 もわからないモノをお客様に収めるような無責任な すが、最終的なリスクは大体4~5段階になっています。 をしがちです。しかし、現在のロボットの安全の基準と ことはできないはずです。 つまり結局は右上記程度の判断になります。 されるISO10218を含む国際規格の考え方は「自己  より詳細についてはロボットセーフティアセッサで。 【スキームオーナー】 【運 営】 試験、講習会については、日本認証のホームページでご確認ください。 IGSAP 日本認証 (株 ) (一社 )セーフティグローバル推進機構 ■神戸学院大学︓12月10日(金) 大学生向け特別講座 ストリアルオートメーションビジネスカンパニー営業  経済学部3年生の林ゼミ・竹治ゼミの約30名が受講 本部オートメーションセンタ技術部西部技術課主査 しました。講師は、宮脇機械プラント株式会社システム  SIer協会では、若年層の方々へ様々な方法で「ロボット 八谷健氏です。およそ100名が受講、多くの学生さんが 技術部 福岡浩憲講師です。受講後の感想では「こんな SIer」について伝える取り組みを行っています。 熱心に聞き入っていました。 職業があったとは︕」など、ロボットSIerの魅力が多く  中でも、現役の大学生へむけて授業の中で「ロボット の学生の皆さんに伝わったことがわかりました。 SIerの魅力」を伝えるこの講座は、とても反響が大きく 全国各地の大学から開講の相談が届いております。 これまでWEB授業での開催が多かったのですが、以下 の2校はリアル授業で実施できました。 ■大阪工業大学︓12月8日(水)  大阪市にある梅田キャンパスのロボット工学科3年生 の授業で、ロボットSIerの魅力を伝える講義を実施 しました。講師は、オムロン株式会社大阪事業所インダ 大阪工業大学講座風景 神戸学院大学講座風景 ★大学生向け特別講座について、ご相談はSIer協会事務局(高本)までお問合せください。 sier@jara.jp ★ 自動化相談ページ(無料)活用のご案内 ★ ■「自動化相談ページ」をご活用ください [アクセス方法]  SIer協会では、どなたでも自由に自動化の相談をすることができる「自動化相談 協会ホームページ ページ」を設置しており、本システムはSIer協会ホームページからご利用ができます。 (https://www.farobotsier.com/)のトップ  自動化に関するご相談をフォームに入力いただくことにより、協会所属の全SIer会 ページ右側の「自動化の相談はこちらから」を 員に連絡が届き、興味を持ったSIerがいた場合には、相談者に直接連絡が届きます。 クリック。または、上記QRコードからアクセス。  是非ともご活用ください︕ ホームページアクセス用 QRコード 12
Page13

https://www.farobotsier.com/ 技術 人類の夢と希望を乗せて! 寄稿 株式会社日本 HP (協力会員) ロボットシステム開発のパートナー選びの重要性 パーソナルシステムズ事業本部 島崎 さくら ■人類の夢の実現と社会問題の解決策としての エラーによるOSフリーズや再起動という最悪の事態 HP Reverb G2 VR Headse(t 以下Reverb G2)は両眼 ロボットシステム開発 を回避する頼りになる機能です。ハードドライブには、 4Kの業界トップクラスの解像度により詳細なデータ  仕事もプライベートもパートナー選びは大切です。 ハードディスクとSSDの記憶媒体があります。SSDは を正確に、質感まで再現が可能。高い没入感を実現する 特に設計・製造業界においてはDX化が急速に進み、 小型で衝撃に強くデータの読み書きが早いことから PCVR(ワークステーションとヘッドマウントディスプ 業務におけるデバイス(パソコン)というパートナー 設計業務で主流となっています。昨今はSSDの4倍の レイ(以下HMD)を接続する方式)においては、接続に 選びが明暗を分けるといっても過言ではありません。 速さでデータアクセスが可能なM.2 SSDが生産性向上 関するハードルがありますが、前述の信頼性の高いHP 人口減少と高齢化社会の一筋の光、と昨今熱い期待を の観点で注目を集めています。グラフィックスには、 ワークステーションと高性能HMDの両方を提供でき 受けているロボットシステム開発において、設計・ 設計用ソフトウェアの動作認定を受け、提供期間が るため、接続問題もワンストップで解決いたします。 シミュレーション・製造の工程に分けてデバイス選び 長く大容量のグラフィックメモリ(最大48GB)を搭載 また、Reverb G2は外部センサーが不要なため設置が のポイントを考察してまいります。皆様の業務の生産 したNVIDIA RTXを採用し、昨今ニーズの高まる3Dビ 簡単、手軽に移動してVRデモが可能です。 性向上の一助となれば幸いです。 ■設計段階におけるパートナー選びのポイントとは  設計業務において多くを占める2D/3D CAD設計。 部品点数も多く精緻で容量が大きなCADデータの作成 において、設計者の思考のスピードを妨げず拡大縮小・ 回転などマウスの動きに遅延なく表示されることが ジュアライゼーションにストレスなく対応可能です。 ■製造段階におけるパートナー選びのポイン 重要です。もちろん作業中にフリーズするなどもって これらの高性能部品を搭載することで当然発熱量が増 トとは のほかです。デバイスの不具合は思考を妨げるだけで 加します。熱暴走を防ぐための高い冷却性を備えてい  試作を重ねるロボットシステム開発の現場において、 はなくフリーズしデータが消えてしまった場合、復旧 る点でもワークステーションはパソコンとは一線を画 試作機の製造ハードルが高いのではないでしょうか。 という本来不要な業務が発生し、設計者の多大なスト します。 そこで小ロットでの部品製造をサポートすることで注 レスになります。ストレス下においては人もデバイス  株式会社 日本HP(以下HP)ではHP Zシリーズワー 目を集めているのが3Dプリンターです。HP Jet も”いい仕事”を成しえません。 クステーションを提供し、設計・製造のお客様に選ばれ Fusion 3Dプリンティングソリューションは、PP/PA/  そこで設計業務において”安定動作”を実現するため 続け13年連続国内シェアNo.1※をいただいています。 ガラスビーズなどの樹脂材料に対応し、早い生産 に、パソコンではなくワークステーションと呼ばれる  前述のワークステーション性能を高次元に満たす スピードで高品質の部品を製造できます。そのため、 デバイスが採用されています。高性能・高信頼性のパソ ことはもちろん、パフォーマンスの最大化とリモート 工作機械・ロボットをはじめ、自動車・輸送機器、医療、 コンと考えていただいて構いません。ワークステー アクセスをサポートするHP独自ツールを提供してい 電子機器、消費財など幅広い分野において、モック ションには高負荷下において安定したパフォーマンス る点が高く評価されています。” HP Performance アップだけではなく最終製品の小ロット部品製造にも を発揮することを目指した部品・機能が搭載されてい Advisor” は、ワークステーションのOS、構成部品、 採用されています。 ます。例えばCPU、メモリには、24時間365日の安定 専門ソフトウェアの状態を識別し、最適な設定(ドライ  日本の未来を担うロボットシステム開発を全方位で 稼働を目標として設計されサーバーにも採用されて バーアップデートやBIOS設定など)による性能向上を ご支援可能なHPの技術を、ビジネスパートナー候補と いるIntel XeonプロセッサーやECC機能付きメモリが 提案するツールです。”HP ZCentral Remote Boost” してご提案いたします。 採用されています。Intel Xeonプロセッサーはパソ は、HPとNASAが共同開発した技術によりHPワークス コンに搭載されているものと比較して、非常に多くの テーションにリモートから安全・快適にアクセスでき コア(最大24コア)とスレッド数(最大48スレッド)に るソフトウェアです。 より多くの並列演算を可能にします。ECC機能はメモリ ■シミュレーション段階におけるパートナー 上で発生するエラーを自己修復する機能で、メモリ 選びのポイントとは  設計から製造の工程をスピードアップする手法とし て解析やVR技術の活用が加速しています。負荷が高い 解析業務において、迅速に正確に答えを導き出すため 前述のような観点での信頼できるパートナー選びが 不可欠であることは言うまでもないでしょう。昨今は 実寸大でレビュー・シミュレーションが可能な手法と してVRの活用に注目が高まっており、HP製品を採用 される設計・製造業界のお客様が増えています。VR導入 ※2008 ~ 2020年、出典︓IDCʼs Worldwide Quarterly の際のポイントは没入感とサポート、手軽さです。 Workstation Tracker Share by Company, 2021 Q3 13
Page14

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 ★次代を担う若い人たちへ  ロボットの面白さを伝えたい︕︕ 『2021 年度ロボットアイデア甲子園全国大会は中止とさせていただきました』  3月12日(土)国際ロボット展会場での開催予定で準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス変異オミクロン株の感染急拡大 に伴い、全国大会の開催は中止と決定させていただきました。参加や応援など、大会を楽しみにしていただいた皆さまへは大変申し訳 ございませんでした。本イベントは、高校生をはじめとする生徒の方々が参加の中心であるため、皆さまの健康と安全を第一に考えた 決定となりましたことを、ご理解いただけますと幸いでございます。  なお、ロボットアイデア甲子園は、来年度以降も継続して開催いたします。引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。 ロボットアイデア甲子園 ロボットアイデア甲子園 地方大会レポート 地方大会レポートはこちらから https://robotkoshien.jp/reports/ 2021年度は16のセンターが地方大会を開催いたしました。20センターでの開催計画で進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響から中止となった会場が ありました。開催できた会場の様子を少しだけご紹介いたします。詳しくは、ホームページの「大会レポート」からご覧いただけます。 宮城大会(エイジェック)エイジェックグループ能力開発センター仙台校 /他 ● セミナー&見学会︓8月21日(土)他  ● 発表会︓10月23日(土) 東北の各県で出張やWEBも利用して11回のセミナーを開催、100名を超える生徒が参加しました。 発表会では操作体験も実施できました。東北地域では初めての開催でした。 ★ FA 制御自動化学習ロボット「Atem」 ★ WEB 参加者も一緒に表彰式 ● セミナー&見学会︓11月6日(土) 栃木大会(Team Cross FA)スマラボ小山 ● 発表会︓12月4日(土) 栃木大会は2回目の開催。目の前で動く最新ソリューションに興味津々な様子で熱心に取り組ん でいました。自分なりに課題解決へのアプローチで個性あふれるアイデアばかりでした。 ★ フィギュアを手にアイデア考案中 ★ 表彰式後の記念撮影 ● セミナー&見学会︓11月6日(土)  東京大田大会(髙丸工業)RTC 東京 ● 発表会︓12月25日(土) 東京大田は2回目の開催。13台もの産業用ロボットの動作中の様子を見学できて興味 がわきます。発表会の司会も参加校の生徒さんたちが協力して務めてくれました。 ★ 動いているロボットは迫力満点 ★ 発表お疲れ様、おめでとう︕ ● セミナー&見学会︓12月18日(土) 神奈川大会(愛知産業)相模原事業所 ● 発表会︓2月5日(土) 神奈川は前回大会で全国優勝を輩出しました。見学会では「ロボットと人が協力するために、人への 配慮がされていることに魅力を感じた」と感想がありました。発表会はWEB開催になりました。 ★ 熱心にセミナーに聞き入る様子 ★ WEB 発表会の様子 静岡 中・東部大会(三明機工)バーチャルロボットソリューションセンター/静岡グランシップ ● セミナー&見学会︓10月2日・9日(土) ● 発表会︓10月30日(土) 3回の見学会を開催し参加者は100名を超えました。パターゴルフや金魚すくいなど楽しくロボット体験。 広い会場で大勢の前でも緊張せず堂々とした発表は、高校生とは思えないほどでした。開催は2回目。 ★ VR 体験もドキドキ ★ 広い会場でも堂々とプレゼン中 静岡 中部大会(ヤナギハラメカックス)ロボティクス支援センター /他 ● セミナー&見学会︓12月11日(土) ● 発表会︓3月5日(土)予定 初めて見る産業用ロボットの「スピード「」正確さ」に驚いた様子の生徒さんたち。ロボットや大型加工機を 見学してモノづくりの面白さに気付いたのでは︖発表会は日程を延期しました。2回目の開催。 ★ モノづくりの面白さに目覚める ★ きめ細やかに説明中 静岡 西部大会(日本設計工業)技術ターミナル /えんてつホール ● セミナー&見学会︓11月6日(土) ● 発表会︓12月11日(土) 見学会ではティーチング操作体験も行い、様々な分野のアイデアが提出され、発表会では多くの質問が ありました。関係自治体から激励の言葉やビデオレターで盛り上げていただきました。2回目。 ★ バスをチャーターして多くの生徒が参加 ★ 表彰式を手伝う協働ロボット 14
Page15

https://www.farobotsier.com/ ● セミナー&見学会︓10月23日(土) 愛知大会(バイナス)第 2工場 ● 発表会︓開催日程調整中 愛知では初開催。生徒さん達はソーセージパン装置など身近なロボットの見学と、ロボット 操作体験に、熱心で真剣なまなざしをむけていました。発表会の開催時期を調整しています。 ★ メモを取って熱心に見学中 ★ セミナーに真剣に聞き入る皆さん 岐阜大会(田口鉄工所)赤坂工場 /奥の細道むすびの地記念館 ● セミナー&見学会︓10月23日(土)・11月6日(土)・10日(水) ● 発表会︓12月11日(土) 参加者を分けるため3回の見学会を開催。実際の工場で働く産業用ロボットを見学しアイデアを考え ました。公共の会場での発表会は一般の方も見学して盛り上がりました。岐阜は2回目の開催。 ★ ドキドキのロボット体験 ★ 岐阜のマスコットも一緒に記念撮影 大阪大会(HCI)HCI ROBOT CENTER/ 泉大津商工会議所 ● セミナー&見学会︓10月16日(土)・23日(土)  ● 発表会︓11月27日(土) 熱心に参加した生徒さんのなかで、お母さんの仕事を助けるロボットを考えた家族思いのアイデアが 優秀賞に選ばれました。大阪ならでは、芸人さんや、ゆるキャラで盛り上げました。2回目の開催です。 ★ 説明に熱心に聞き入る様子 ★ 大阪ならではの盛り上がり︕ 兵庫大会(髙丸工業)RTC 兵庫 /尼崎商工会議所 ● セミナー&見学会︓7月28日(水) ● 発表会︓8月26日(木) 工場内の30台ものロボットシステムは圧巻。ロボットの重要な役割への理解が深まる 機会でした。兵庫では、夏休みを利用して毎年開催しています。 ★ 迫力満点の大型ロボット ★ 恒例の記念撮影です ● セミナー&見学会︓1月22日(土) 広島大会(三光電業)ロボットパークひろしま ● 発表会︓調整中 広島では初めての開催。コロナの影響もあり、参加者は少なかったけれど皆さん熱心に学ばれていました。 セミナー後に実機見学や操作体験をおこない、より理解が深まりました。 ★ 操作体験に興味津々 ★ プレゼン講習も行いました 四国大会(大豊産業)情報通信交流館eとぴあかがわ他 ● セミナー&見学会︓12月18日(土)、22日(水)、25日(土) ● 発表会︓1月29日(土) 初の四国は3会場で見学会を行いました。四国と岡山から100名を超える参加者があり、香川では ロボットウィークイベントとしてSIerʼs Dayも併催。発表会はWEBで開催しました。 ★ 4 足歩行ロボットにびっくり ★ WEB 発表会の様子 福岡大会(ICS SAKABE)ロボットセンター小倉 /ミクニワールドスタジアム北九州 ● セミナー&見学会︓8月28日(土) ● 発表会︓10月9日(土) 福岡では初開催。高専生が参加し、特徴的なロボット装置類を見学してアイデアを考え出しました。 発表会会場はサッカースタジアムのVIP観覧席に使用する場所で、スペシャルな演出になりました。 ★ ロボットの動きを見つめる参加者 ★ VIP ルームでプレゼン ● セミナー&見学会︓11月7日(日) 佐賀大会(五誠機械産業)九州ロボットセンター ● 発表会︓12月18日(土) 佐賀では初の開催。コロナの影響もあり少ない参加者でしたが、密度の濃い見学会となりました。 プレゼン講習や、発表会での双腕ロボット操作体験なども実施しました。 ★ 丁寧な説明を受ける様子 ★ プレゼンに聞き入る審査委員 熊本大会(シナジーシステム)ロボット展示・活用センター/永井製作所/熊本高専/他 ● セミナー&見学会︓10月8日(金)、16日(土)、20日(水) ● 発表会︓1月8日(土) 学校や協力会社など見学会を3か所で5回開催。開催場所により工夫をこらして見学、セミナーを実施し 100人以上が参加。発表会はハイレベルなアイデアで盛り上がりました。熊本2回目は規模を拡大して開催。 ★ 工場見学は迫力満点︕ ★ ハイレベルな発表の様子 【開催センター募集中】 22年度の開催センターを募集しています。開催にご興味がある会員企業は、ご連絡お待ちしております。 SIer協会事務局(高橋)sier@jara.jp 03-3434-2948 15
Page16

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13 ※本ページは日刊工業新聞社様に寄稿いただいております。 2022国際ロボット展 (iREX) 3月 9日 (水) からいよいよ開催 産業用からサービス用まで最新のロボットが一堂に集結! ■2年に一度の世界最大級  出展者ウェビナーやオンラインブースなど、様々な ロボット・トレードショー コンテンツを用意していますので、リアル会場と併せ  「2022国際ロボット展(iREX)」は1974年に「国際産 てぜひご参加をお願いします。 業用ロボット展」として当時の東京・晴海にあった東京 ※入場登録後リアル・オンライン両方に入場可能です。 国際見本市会場にて初開催し、以後約2年に一度の周期 で開催しています。当初は同時開催展を含み50社程度 の出展規模でしたが、回を重ねるごとに規模が拡大し、 今回は東1~8ホール、西3・4ホールでの開催となります。 会場風景  三密回避など、これまで以上に自動化のニーズが高 まる中、ロボットが人々を結び付け、ロボットがつなぐ 人に優しい社会を創造することを願っています。  会場では「、部品供給装置ゾーン「」マテハン・ロボット つくるさわれるロボット展 ゾーン」を始めとした新たな出展ゾーンも加わります。 また、西3・4ホールでは、ロボット展のメインステー ■新型コロナウイルス対策について ジや出展者セミナー会場、各種のロボット企画エリア  前回2019年12月に開催した国際ロボット展は、 を配置し、過去最大規模での開催を予定しています。 まだ新型コロナウイルスが社会問題になる直前の開催 会場入口の様子 でした。2年の間に社会状況は一変し、展示会の開催 自体が危ぶまれる時期が続きました。  本展示会の共催者である日本ロボット工業会は、  現在では「マスク着用」「検温」「消毒」「人員管理」を 1971年に「産業用ロボット懇親会」として設立し、72年 始めとした様々な対策があり、事務局では、日本展示会 に「日本産業用ロボット工業会」となりました。国際ロ 協会・東京ビッグサイト等のガイドラインに沿って、 ボット展は日本ロボット工業会と共に歩んできた展示 安全・安心に開催できるように準備を進めています。 会でもあります。今回は2022年10月に創立50周年を 2年に一度のロボットの専門展「国際ロボット展」に 迎える工業会の歩みとともに、会場で過去のロボット ぜひご来場ください。 展アーカイブの企画も予定しています。 メインステージの様子 ■「iREX2022 ONLINE」が登場! ハイブリッド開催へ  今回初の企画としては、オンライン会場である 「iREX2022 ONLINE」がリアル会場に先行して3月1日 (火)より開催します。約2年の間に様々な展示会に合わ せてオンライン展示会が開催されてきましたが、 ロボット展としても来場者・出展者が使いやすい、直感 的な機能を目指して、試行錯誤を繰り返して準備を進 めてきました。 水中ロボット体験 会場風景 ◆詳細は公式Webサイトをご確認ください ※入場登録は共通です。  今年のロボット展では、メインテーマに、「ロボット https://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/ がつなぐ人に優しい社会」を掲げています。新型コロナ 『2022国際ロボット展』 (リアル会場) 3月9日(水)~12日(土) 10:00~17:00 ウイルスの影響により、働き方の変更を余儀なくされ、 東京ビッグサイト東1-8、西3・4ホール 社会生活に多くの課題が発生しました。 『iREX2022 ONLINE』 (オンライン会場) 3月1日(火)~18日(金) 16
Page17

https://www.farobotsier.com/ 17
Page18

JARSIA FA・ロボットシステムインテグレータ協会 会報誌 Vol.13 Vol.13    【新連載︕︕全6回シリーズ待望のスタート】 体系的ロボット教育 第1回 ロボット教育とその体系的展開概要 佐藤 知正 FA・ロボットシステムインテグレータ協会 参与             ( 東京大学名誉教授 )  失われた30年は、日本の第2の敗戦である。 ロボット好きにする”幼児小学校教育(ロボットとの 人材が、異分野の人材と交流することにより、新規な ロボット人材育成は、これからの復興・その後の 遊びを楽しむ学び)、b)“好きを得意にする”中高等学校 科学技術が創造され、組み合わせ価値が創造され、科学 発展の基盤として重要である。本シリーズでは、 教育(ロボット好きを育てる情報時代の読み書き算盤 技術時代の社会実装の学びが可能になるのである。 そのためのロボット教育(ロボットを使った の学び)、c)“得意に専門性をもたせる”高専や大学での 2-4リカレント教育 ~経験体系化による学び~ 教育、ロボットの教育)を、体系的に示す。 学び(ロボットづくりやロボットの社会実装ができる  社会人の学びの本質は、科学技術の社会実装実践 1)はじめに 人材のディシプリン教育)、d)“科学技術の社会実装実 からの学びであることと、常に学び続ける活動に特長 践を可能にする”リカレント教育(ロボット経験体系化 <サイバーフィジカル(CP)世界と人材育成> がある。リスキリングの重要性が、最近声高に叫ばれて による学び)である。これらa)からd)の学びを通じて、  第二次世界大戦敗戦後の昭和における日本の必死の いる。社会実装の実践は、技術づくりのみでなく、それ ロボット社会実装の全体像を学び続けてもらうスパイ 復興努力は、フィジカル世界での“ものづくり大国 と事業・産業社会づくりとの連携もふくんだ活動に ラルアップ教育が求められている。 日本”として結実した。しかしながら、それに続く平成 関する学びである。社会人としての経験の蓄積とその の情報時代は、失われた30年として、サイバー世界で 2)体系的ロボット教育概要 体系化による学びが、リスキリングという形で、普及す の敗戦となった。日本は、この第2の敗戦を深く認識・ ることが希求されている。 琴坂信哉氏のスライドを更新 総括し、今後の主戦場となるサイバーフィジカル世界 での復興と将来展開(再興)を図らねばならない。その際、 2つの世界をまたいで活躍できる人材の育成が重要な キーとなる。 <ロボット教育>  ロボットは、サイバーフィジカルシステム(CPS)の 典型例である。幸い我が国は、“産業ロボット大国日本” を実現した経験を持っている。これは、主に工場という “フィジカル世界での”徹底した改善と改善集積力”に 負うところが大きい。これと、若い人をひきつけてやま ないゲームやe-スポーツにおけるサイバー世界での “きめこまかな感性と感性集積力”が統合できれば、 ※図 「体系的ロボット教育の全容」 今後のサイバーフィジカル世界での“現場技術熟成力” 2-1幼児、小学校教育 ~遊びを楽しむ学び~ 3)まとめと本シリーズの今後の予定 による起死回生も不可能でない。ロボット教育が、これ  これは、遊びを通じてロボット好きになってもらう  本稿では、体系的ロボット教育の概要を、育成される からの日本の再興に必須となる。 学びである。幼児や小学生の遊び心を、好奇心に変え、 人材のステージ(幼児・小学校、中高校、高専・大学、リカ <組み合わせ価値の時代と新しい教育> 興味を刺激することで、ロボット好きを育てることを レント)ごとの学びに分類し、その要点を紹介した。  “科学技術の時代”にあって、新しい科学技術を創出し ねらっている。例えば「、さがみはらロボットガーデン」 以下に今後、シリーズとしての、ロボット教育の扱い方 それによって社会を変革する人材(科学技術イノベー では、実際にロボットに触れ(大型ドローン組立・飛行 を示す。 ション人材、ここでは、社会実装人材と呼ぶ)の育成が 教室など)、学ぶ(ロボットプログラミング体験など)  ①シリーズの第1回目である本稿では、“ロボット教育 重要なことは言をまたない。それと同時に、科学技術要 イベントを開催している。これらの遊びを介して、 概要”として、ロボット教育とその体系的展開の概要を 素が豊かになった“科学技術成熟の時代”においては、 形や動きの理解、因果関係の理解、論理的思考の獲得 示した。②第2回目では、“コンテスト教育(I 社会実装 要素技術の組み合わせで、次々に新価値を生み出す などが可能になる。 コンテスト)”と題して、ロボット教育の根柢をなす 人材の育成も重要となっている。具体的に述べるならば、 2-2中高校学校教育 ~好きを通じた学び 教育世界の潮流を説明する。③第3回目では、“社会実 この“組み合わせ価値の時代”の社会実装人材育成に (興味ドリブンな学び)~ 装教育(社会実装学の学び)”のタイトルの元、社会実装 あっては、1)組み合わせをトライする数(試行数)が、  教育においては、好きを得意に誘導することが重要 のステップアップ教育を述べる。④第4回の” リカ その成功確率を左右するため、より多くの人の参戦を である。好きならば、興味をもち探求するし、それを レント教育“では、SIer養成講座について、紹介する。 促す“組み合わせ価値の学び”と、2)進歩が速いために、 実現する有効な手段があれば獲得しようとする(すす ⑤第5回目では、”高校でのロボットを使った数学教育” 常に“学び続ける教育“と”学び方を学ぶ教育“が重要と んで学ぼうとする)。好きが得意になり、それが職業と として、ロボット数学教室についてふれる。⑥最後の なるのである。本シリーズでは、”ロボット教育“のタイ 結合すれば、その人は一生、学び続け、走り続けられる。 第6回目は、“補填”として、ロボットコンテスト教育と トルのもと、1)組み合わせ価値を生む学び、2)学び続け 中高等学校では、その人の好きを手掛かりにその基礎 してSIer協会が力をいれている“ロボットアイデア る学びについて議論する。これらは、教育の世界では、 教育が重要である。つまり、平たく言えば、情報時代の 甲子園”と、経産省とNEDOが力をいれているワールド Project Module Driven Learning、PBL(project 読み、書き、算盤の学びである。読みとは、Home Pageが ロボットサミット(WRS)について議論したい。今後を based Learning)、STEAM教育(Science, Technology, 読め英語が使えること、書きとはプログラミング、 ご期待いただきたい。 Engineering, Art and Mathematics教育)と総称され そして算盤とは、学術の基盤である数学の学びが、 ている。 サイバーフィジカル時代の基礎教育として重要である。 佐藤 知正(さとう ともまさ) 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、東京 <年代別ロボット教育とシリーズ解説での扱い方> 2-3高専大学教育 ~ディシプリン教育~ 大学先端科学技術センターや工学系研究科機械情  本シリーズでは、以上をカバーした“ロボット教育”  高専、大学では、得意に専門性を付与するディシプ 報教授などを歴任。日本ロボット学会会長を務める を、6回のシリーズとして、解説する。 リン教育が求められる。専門性の獲得は、得意を確実 など、長年にわたりロボット研究やロボットの社会  育成される年代別の観点から、本解説で以下を なものにする学術の裏付けを身に着けることと等価 実装に携わっている。 カバーする(図参照)。それらは、a)“遊びを通じて である。このような背骨のしっかりした専門性をもった 18
Page19

https://www.farobotsier.com/ 業界天気晴朗なれど波高し 小平 紀生 FA・ロボットシステムインテグレータ協会 参与             ( 三菱電機株式会社 ) 『世界経済と地質時代(後編)』  さて、前編では地質的にも人類活動の影響が無視 までの高度成長期、安定成長期は自由資本主義が全国民 は、ロボットシステムの生産性と安全性の両立、省エネ できない新区分としての「人新世」を紹介したが、そも の生活の豊かさに結びついていたと思う。戦後の混乱 と高速化の両立、あるいは標準化をしつつカスタム仕 そもそのような考え方が議論されるようになったこと 期から1970年代までの高度経済成長期は、工業振興を 様に応える、といった例である。その一方だけで妥協せ に意味がある。 中心とした自由資本主義が一億総中流社会といわれる ずに両方の同時解決を目指す、日本の工業技術が目指  SDGs(Sustainable Development Goals)は、 比較的均質で経済成長を体感できる社会を形作り、 すべき競争力とはこのような姿ではないだろうか。 2015年9月の国連サミットで採択された宣言で実現 さらに1980年代の安定成長を実現してきた。経済成長  20世紀の半ばに生まれた私は、子供のころに少年雑誌 目標期限を2030年としている。SDGsは地球規模での が足踏み状態になったバブル崩壊以降は、日本式自由 などで見た科学技術が進んで豊かな生活が待っていた、 維持可能な開発目標を明示した宣言で、教育現場にも 資本主義経済も変質し、必ずしも均質な豊かさに結び 夢の21世紀に今生きている。その21世紀作りに微力 取り込まれ企業活動まで取り組みが広がっているとこ つかない社会を形成しつつある。おそらくは長く続い ながら関わってきたのも事実である。従って「現在」に ろに、過去の国連宣言との違いがみられる。 た経済成長で水面下に蓄積されてきた副作用も働いた 関する責任も何らかの形で負っている。夢見た21世紀  実は私も後に知ったのだか、その源流として、 のだと思う。成長の代償としての地球環境問題もエネ が実現した部分もあるが、黎明期の一部のSF小説が描 2000年9月の国連ミレニアムサミットで議論され ルギー問題とセットになり、解決方向の見えにくい状 く廃退的なデストピア(反理想郷)に似た部分もある。 2001年に策定されたMDG(s Millennium Development 況が続いている。  私事で大変恐縮であるが、2020年生まれの初孫がい Goals)というのがあった。タイトルからもわかるように、  さて我々の関わる、ロボット産業やロボットを活用 る。彼は80歳で22世紀の世界を見ることになる。彼 21世紀が始まるにあたって、というノリで、2015年ま した生産設備のインテグレーションビジネスは工業を は22世紀にどんな夢を描き、どう迎えるのだろうか。 でに実現することを目標とした新世紀の国際関係で 重要な開発目標を明記した国連宣言である。  MDGsは貧困撲滅や初等教育普及など8項目であっ たが、先進国のやや上から目線の国際貢献のイメージ が強く、さほど普及推進努力もされなかったようで、 ゴール設定の2015年になっても、かえって状況は悪化 していた。そのため国連で単なるミレニアムのノリ ではなく、あらゆる国が共通して取り組むべきゴール 設定として強いメッセージに変えたのがSDGsである。 状況が悪化していたのは特に地球環境問題と格差拡大 問題であるが、これが厄介なのは自由資本主義経済に おける成長の副作用であることが否定できないことで ある。さらに自国第一主義が世界各国で目立ってきた のもこのころである。  イギリスのEU離脱が国民投票で決まったのが2016年、 アメリカのトランプ政権誕生が2017年、各国の元首 選挙では自国第一主義を唱える候補者が支持率を上げ ていたが、各国の国内での格差拡大から国民の不満が 高まり、さらに移民問題が拍車をかけたという流れで ある。余談であるが、経済の専門家の間でも格差拡大を 大きく取り上げた議論は活発で、2013年にフランスの 加速する産業である。工業活動は基本的に地球環境問 ピケティが著書「21世紀の資本」で説いた格差拡大に 題にとっても格差拡大問題にとっても、マイナス要因 小平 紀生(こだいら のりお) ついては、テレビの特番などでもよく取り上げられた。 にもプラス要因にもなりうる。例えば高度成長期の代 1975年東工大機械物理工学科卒業後、三菱電機入 この本は歴史的統計的に資本主義を分析したものでア 償として1970年代に問題が表面化した大気汚染、水質 社。1978年に産業用ロボットの研究開発をスター メリカでは2014年に発売され、このような専門書とし 汚染の発生の元凶は工業ではあったが、これを解決し トして以来、事業の荒波にもまれて続けてもはや ては珍しく半年で50万部のベストセラーになったそ てきたのも工業技術である。優れた工業技術とは、二律 42年。後悔や反省は多々あるものの、未だに新たな うである。 背反を解消するものだと思う。一見矛盾する2つの命 発見もある。  日本国内はどうだろうか。1960年代から1980年代 題を同時に解決することに意味がある。例えば身近に 編集後記  謹んで新春の祝詞を申し上げます。皆様におかれま ロボット展(3月9日~12日)にも協会、会員企業がブース ターにて開催ができましたこと、改めて皆様のご協力 しては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び を出展します。協会企画のスタンプラリーも実施しま に対しありがたく、感謝申し上げます。来年度以降も 申し上げます。今回から、編集後記を担当いたします すので、是非足をお運びください。 「ロボットアイデア甲子園」開催予定でございます。 日本設計工業名倉です。何卒、前任者同様ご指導ご支援  またSIerʼs Day(札幌、四国)をリアルとWebを使用 引き続きご協力、ご支援につきまして、何卒よろしくお を賜りますよう心からお願い申し上げます。 し柔軟に開催することが出来ました。ですが、協会主催 願い申し上げます。  さて「、JARSIA」13号では展示会報告で多くの会員企 「2021ロボットアイデア甲子園全国大会」はオミクロ  最後になりますが「、JARSIA」13号に協業事例、技術 業ブースをご案内できました。昨今コロナウイルスの ン株の感染拡大により中止とさせていただきました。 寄稿などへご協力頂きました会員企業の皆様ありがと 影響でリアル開催の展示会は中止が相次いでいます 生徒の皆様を中心としたイベントのため、ご参加いた うございました「。JARSIA」が少しでも皆様に役立つよ が、モノづくりフェア、名古屋ロボデックス、ロボデッ だく予定の皆様の健康を第一に考えての決定である うな会報誌となるよう、引き続き会員企業情報の掲載 クス(東京)の3展示会ではリアルで出展することができ、 ことをご理解いただければ幸いでございます。また、 のご協力お願い申し上げます。 何れも多くの方にお越しいただきました。来月の国際 ロボットアイデア甲子園は、本年度地方大会16セン 広報分科会主査「JARSIA」編集長 名倉慎太郎 19
Page20

第9回 SIer川柳大賞 結果発表!!  お待たせいたしました︕第9回川柳大賞の発表です。  前回から結果発表のタイミングが変更になり、テーマも変わりました。SIer協会主催の企画なので、「ロボットやSIer」というテーマで募集 させていただきました。今回も698作品と、大変多くのご応募ありがとうございました︕︕相変わらず楽しく素晴らしい作品が多く、審査委員 も審査をわすれて作品を堪能していたようです。698作品から選ばれました、素敵な作品をどうぞご覧ください。 【川柳大賞=FA・ロボットシステムインテグレータ協会会長賞 総評︓まずは、多くのご応募ありがとうございました。今回は、ロボットやSIerという ・・・賞金3万円︓1作品】 テーマに対しての、一般的なイメージが垣間見られる作品が多かったように感じますね。  ★マスクせず 話せる相手は お前だけ (こいこいさん) やっぱり、公共の場面などで出会う身近に感じるロボットは、産業用ロボットというよ 選評︓長引くコロナ禍のなか、家でも職場でも、電車の中でもマスクの装着が必須に りもお掃除やサービスの場面で活躍しているロボットが多いでしょうか。皆様に産業 なっています。そんななか、マスクなしでも感染リスクを感じない相手は。。。SIerさん 用ロボットへの興味を持っていただけるように、これからも色々な情報を発信してい のお仕事相手のロボットさんでしょうか︖あるいは、親密な恋人なら。。。(︖)と、審査 こうと考えた回でした。引き続き、川柳を通して皆様とコミュニケーションがとれたら 委員も感じたのでしょうか。得票数1位で受賞しました。以前のようにマスクなしで、 いいなと思います。(審査委員) 誰とでも楽しく話ができるようになるまでは、とりあえずロボットとのランデブーで お願いいたします。 【第10回 SIer川柳大賞】 作品大募集!! 【審査委員特別賞・・・賞金1万円︓1作品】  ★ロボとヒト 伸びる職場は 二刀流 (月見風さん) 次回も多くの作品お待ちしています︕ 選評︓二刀流︕野球界ではメジャーリーグのピッチャーとバッター、オリンピックでは ●川柳テーマ  ︓ ロボットやSIer スケートボードにスノーボード、夏冬を盛り上げ・・・スポーツ界では二刀流がアツい ●募集受付期間 ︓ 2022年9月30日(金)17︓00 ですね︕ロボットを取り扱う場面でも、ロボットだけではなくヒトとの連携、協調が ●応 募 資 格 ︓ どなたでも応募できます。 大切ですね︕︕ヒトがいるからロボットも役に立つのですね。ヒトとロボットを上手 ●応 募 点 数 ︓ ひとり3作品まで に使うと職場の業績アップです︕ ●応 募 U R L ︓ 【優秀賞・・・賞金1万円︓4作品】 https://www.robo-navi.com/JARSIA/senryu.php  ★「まるでロボ」 むかし悪口 いま賛辞 (タキタさん) ●入力内容︓①応募作品(3作品まで) ②お名前 ③ペンネーム 選評︓ちょっと前なら「ロボットみたいだな」と言われたら、動きがぎくしゃくしていたり、       ④お勤め先(任意)⑤電話番号 ⑥メールアドレス 感情表現ができなかったりと、ややマイナスイメージが強かったかも︖ロボットが ●メール応募 ︓ senryu@farobotsier.com 一般的にも理解されてきました。仕事が正確だったり、タフだったり、人間離れした ( 件名に「SIer川柳応募」、上記項目を入力) スーパーな動きができたらロボットっぽい︕って驚かれることもありますね︕︕ ●賞について ︓ ★川柳大賞・・・1点 賞金 3万円   ★ロボ進化 深化を極め 真価生む (ハッピーバレーさん) ★優秀賞 ・・・3点程度 賞金 各1万円他 選評︓そうやってロボットがどんどん進化して一般的な評価も変化してきていますね。 ●選考 ︓ FA・ロボットシステムインテグレータ協会 審査委員会  ロボット業界では人工知能(AI)の研究が進んで技術的にも論理的にも深化しています。 ●発表 ︓「 JARSIA」15号誌上(2022年10月発行予定) 深く極めた研究の中から、素晴らしい研究成果、本物の価値が生まれていくんですね。 応募画面 QR コード  ★借りたいの 昔は猫で 今はロボ (Akikiさん) 選評︓そんな本物の価値の持つ力は、身近な日常生活でこそ発揮されます。 例えば、忙しい ご応募 毎日のお掃除は大変︕︕忙しい時は「猫の手(役に立つとも思えない)」でさえも借りたい お待ちして くらいですが、今や「うちにもお掃除ロボがいればなあ~」と飼い猫の肉球を見ながら思 います! うところです。  ★ロボよりも 妻に手こずる エンジニア (三郎さん) 選評︓三郎さんは、奥様に「お掃除ロボが欲しいな~」と言われていませんか︖そこ は、「自分が掃除を︕」と張り切っても、なかなか奥様の思うようにはいきませんね。 “ロボット SIer イラストコンテスト”  会社でロボットを扱うのは、お手の物のエンジニアですが、奥様に対してはそういう 作品募集中!! わけにはいきませんね︕次のボーナスでお掃除ロボですね。 前回ご案内した「ロボットSIerイラストコンテスト」は作品募集中です。  以上が入選作品です。ちょっとお掃除ロボにこだわりすぎましたが、どれも「くすっ」 「ロボットSIer「」ロボットシステムインテグレータ」をテーマに、自由なイラストを描 と笑ってしまう作品で、なかなか世相が表れています。他にも、おしくも選に届かなかっ いてください。 た作品に楽しく素敵な作品がありましたので、ここでご紹介いたします。 優秀な作品は各賞に選ばせていただき、この誌上でご紹介させていただきます。 【佳作・・・賞金なし︓5作品】 また、SIer協会主催イベントの「ロボットアイデア甲子園」などのポスターやチラシに  ★俺だって 妻の指示には 協調性 (HKぼすさんさん) 採用させていただく可能性があります。 評︓まだ、奥様の影響力が見られますね~(笑)社会ではヒトとロボットの協調性は大切で 皆様の楽しい作品をお待ちしています︕︕ 締切 すが、家ではこれが一番大事ですね︕︕ ◆賞︓ ロボットSIerイラスト最優秀賞(1名︓賞金3万円)、他 間近!  ★同期ロボ 今では俺の ビッグボス (へんりー8世さん) ◆応募締切︓ 2022年 3月31日(木)必着 評︓入社時に導入されたロボット、社内で重要な役割を担っていますか︖ビッグボスロボ ◆応募方法︓ と優勝目指して背番号1番争いですね︕ (1)郵送応募(はがき大の用紙に作品と必要事項を書いて郵送してください。)  ★ロボ導入 顧客の笑みが 福反応 (くにたろうさん) (2)メール応募(はがきサイズ作品のデータをメールでお送りください。) 評︓SIerさん、顧客が笑顔とは嬉しい瞬間ですね。一生懸命提案した甲斐あって、顧客満 ※データの種類は問いません。  足度アップ︕︕導入成功事例です。 ◆記載事項︓ ①作品タイトル ②名前 ③ペンネーム(あれば) ④年齢   ★子の夢は ユーチューバーから SIer (テクノボーさん) ⑤郵便番号/住所 ⑥電話番号 ⑦メールアドレス  評︓ユーチューバーになりたかったお子さんが、ロボットSIerチャンネルの動画を見て、  (記載いただく個人情報は、コンテストの管理、連絡にのみ使用させていただきます) ロボットSIerになりたいと言い出したんですね︕︕ ◆応募先︓ 〒105-0015 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館  ★甲子園 夢のアイデア ロボが待つ (にじのくもさん)      FA・ロボットシステムインテグレータ協会 イラストコンテスト受付係 評︓甲子園は今や高校野球だけではありません。ロボットアイデア甲子園ではロボット      メール宛先( sier@jara.jp) に出会えますよ︕︕ ◆問い合わせ︓ FA・ロボットシステムインテグレータ協会事務局 担当︓高橋          TEL: 03-3434-2948 E-Mail: sier@jara.jp FA・ロボットシステムインテグレータ協会 JARSIA 2022年2月発行(通巻13号) 発行:FA・ロボットシステムインテグレータ協会  〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号機械振興会館307号室 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号機械振興会館307号室  TEL.03(3434)2919(代表)・03(3434)2948(直通) FAX.03(3578)1404 TEL.03(3434)2919(代表)・03(3434)2948(直通) FAX.03(3578)1404