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省配線システム AnyWireASLINK

製品カタログ

「診化系省配線」デジタルリンクセンサ AnyWireASLINK

AnyWireASLINK(エニイワイヤアズリンク)はこれまでの AnyWire 省配線システムの優位性や特徴を全て継承した上で、様々な付加価値をプラスした画期的な省配線システムです。

◆ iQSS対応
◆ e-F@ctory対応
◆ AnyWire省配線の特徴
・フリーケーブル(伝送媒体(電線)を選びません)
・2芯での伝送
・トポロジーフリー(分岐制限がありません)
・高いノイズ耐性
・かんたん接続・かんたん分岐
◆ AnyWireASLINKの特徴
・革診的省配線-「さらなる小型化」
・革診的省配線-「接続センサケーブルの断線検知」
・センサの診える化-「センシングレベルの監視」
・センサの診える化-「上位コントローラからの感度やしきい値などの設定」

◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

このカタログについて

ドキュメント名 省配線システム AnyWireASLINK
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 19.2Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 メーカー:株式会社エニイワイヤ、 販売:株式会社RYODEN (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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AnyWireASLINKのコンセプト Anywire は常に「現場目線のものづくり」にこだわり続け、これまで様々なご提案を発信してきました。 AnyWireASLINK(エニイワイヤアズリンク)はこれまでのAnyWire 省配線システムの優位性や特徴を全て継承した上で、 様々な付加価値をプラスした画期的な省配線システムです。 いままでの省配線の特徴とメリット AnyWire 省配線 一般的省配線 ※詳細はP.02の「AnyWire 省配線の特徴」のページをご覧ください フリーケーブル 2芯での伝送 トポロジーフリー 高ノイズ耐性 かんたん接続・かんたん分岐 省 配 線 汎用電線 既設電線}OK! 電源 2 省 資 源予備電線 24V 芯 12V ・圧接コネクタ 省 工 数信号 0V ・分岐も延長も ・オスメス同型式 省スペース 新たな +     付加価値 I/Oターミナルの「進化」によって実現した 省配線にセンサを取り込んだ「診化」によって実現した 革 診 的 省 配 線 セ ン サ の 診 え る 化 さらなる小型化 センシングレベルの監視 接続センサケーブルの断線検知 上位コントローラからの感度やしきい値などの設定 すべてがひとつになった    全く新しい省配線システム それが、「診化系省配線」 デ ジ タ ル リ ン ク セ ン サ エ ニ イ ワ イ ヤ ア ズ リ ン ク 01 AnyWireASLINK System =
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AnyWire省配線の特徴 フリーケーブル(伝送媒体(電線)を選びません) どこにでもある安価な汎用キャブタイヤケーブルが使用出来ます。予備の電線や以前別のシステムで使用されていた電線でも、 電線径が使用条件範囲内であれば、ノイズ耐性の高いAnyWireASLINKシステムはそのままお使い頂けます。 汎用キャブタイヤケーブル用のリンクコネクタ(4極用のみ)もご用意しています。 汎用キャブタイヤケーブル ※ご使用に関する詳細は別途お問い合わせください。 2芯での伝送 AnyWireASLINKシステムは電源重畳方式を採用していますので、2線式(非絶縁)タイプのターミナルを使用して電源と信号 電源 2 を2芯で伝送することが出来ます。また、負荷側の電流容量が大きい場合には電源を別途用意することで、ローカル給電が可能な 信号 芯 4線式(絶縁)タイプのターミナルを選択することも出来ます。また、これら二種類のターミナルを混在させたシステムの構築も 可能です。 トポロジーフリー(分岐制限がありません) T分岐 マルチドロップ スター配線 ツリー配線 AnyWireASLINKシステムは柔軟な分岐・接続が可能です。分岐方法の指定や各ターミナル間の 最小距離などといった細かい規定はなく、T分岐、マルチドロップ、スター、ツリーなど様々な配 線方法がお選び頂け、またこれらの方式を混在しても全く問題ありません。 ※トラブルの際などの切り離しを容易にするため、T分岐での配線を推奨します。 ※安定した伝送のため分岐段数はなるべく少なく(10段以下)することを推奨します。 高いノイズ耐性 AnyWireASLINKシステムは・・・ ①伝送電圧が違う・・・一般的なDC5Vに対してDC24V。ノイズに対するマージンが高く取れます。 ②伝送クロック周波数が違う・・・一般的な3~10Mbps 程度に対して27kHz。ノイズに対して十分に大きいクロック幅で影響を受けにくくしています。 一般的な通信 AnyWire 24V 24V 24V 24V 24V 24V 12V 12V 12V 12V 12V 5V 0V 0V 0V 0V 0V 0V 0.3μs 1μs 37μs 1μs かんたん接続・かんたん分岐 エニイワイヤのリンクコネクタは従来にない使い勝手を実現します。 < リンクコネクタの特徴と使い方 > ・圧接なので電線の途中からでも分岐出来る ・電線を切らない /被覆を剥かないのでゴミが出ない スリーブに電線をはさみます 専用工具でクランプして圧接 T分岐、4分岐、延長が可能 ・オス /メスの区別がなく同じ型式で分かりやすい 電線の途中でも終端でもOK (アクセサリの項参照) 作業時間の大幅な短縮を実現 AnyWireASLINK System 02
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e-F@ctory対応 IoT化によるビッグデータの活用で スマート工場を実現するe-F@ctory 三菱電機が培ってきたFAの技術力と、FAとITをつなぐ連携技術を最大限に活用。 あらゆる機器や設備をIoTでつなぎ、データを分析・活用することで、 ものづくり全体を最適化します。 生産現場のIoT化と エッジを活用した 生産現場と データ収集 データ分析・診断 ITのデータ連携 既存設備や機器、アナログやデジ 既存のシーケンサ・パソコンでも エッジで処理したデータをオンプ タル、生産ラインからビル・ユー データ分析・診断が可能。AI活用 レやクラウドとプログラムレスに ティリティまで、さまざまなデー も含めた様々な分析手法をお使い 連携。拠点間のデータ連携やリモ タを収集します。 いただけます。 ート監視も実現します。 エ ニ イ ワ イ ヤ ア ズ リ ン ク  AnyWireASLINKは、三菱電機が提唱するe-F@cotryの中でも最も現場寄りな「センサ領域」をターゲットとした製品です。 接続センサの断線が検知できたり、従来より大幅に小型化を実現したI/Oターミナルなどの進化した省配線機器。I/Oターミナルを 介さずに直接ネットワークに接続でき、センシングレベルの監視や様々なパラメータの読み書きができるネットワーク直結型センサ など、IoT化が求められる生産現場に最適な製品をご用意し、スマート工場の実現に貢献します。 ※エニイワイヤはe-F@ctoryパートナーです 03 AnyWireASLINK System
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iQSS対応 iQ Sensor Solution(iQSS)は、e-F@ctoryにおける、センサ領域のソリューションです。 エンジニアリングツール、シーケンサ、GOTなど総合的なアプリケーションとセンサ制御をシームレスに結合します。 GX-Works3/GX-Works2 MELSEC iQ-R MELSEC-Q ASLINKSENSOR / ASLINKAMP  アズリンクセンサ      アズリンクアンプ 圧力タイプ 近接タイプ GOT2000 MELSEC-L 光電タイプ ファイバタイプ MELSEC iQ-F MELSEC-F 生産現場で使用されるセンサは、ますます高機能化が進んでいます。予防保全やトレーサビリティの実現など、センサの使用数も増える一方で、 立上げ時の調整、稼働後のメンテナンスなどに膨大な手間やコストがかかってしまいます。 iQSSは様々なセンサメーカと連携し、One Tool で設定、メンテナンスなどが実施できるソリューションです。 AnyWireASLINKは iQSS に対応し、「診える化」機能を搭載したASLINKSENSOR(アズリンクセンサ)と三菱電機の様々なFA機器との シームレスな連携を実現しています。 Edgecross対応 Edgecross(エッジクロス)はFA領域とIT 領域を繋ぐオープンなプラットフォームです。 Windows上で動作する「Edgecross 基本ソフトウェア」が中心となり、現場のデータを集めてくる「データコレクタ」、集まったデータを活用するための 「エッジアプリケーション」「ITゲートウェイ」が一体となり、異なる装置、異なるコントローラ、異なるネットワークの差を吸収。IoT の導入を容易にします。 データの活用: →エッジアプリケーション  ・リアルタイムデータアナライザなど →ITゲートウェイ  ・MQTT、OPC UAなど データの整理・処理: →Edgecross 基本ソフトウェア →Edgecross 搭載産業用PC  ・MELIPCシリーズなど 現場のデータ収集: →データコレクタ  ・B2P8-E01用データコレクタ B2P8-E01 ・PCI Express 用 AnyWireASLINKマスタ I/F  AnyWireASLINKは Edgecrossに対応しています。PCI Express 用 AnyWireASLINKマスタ I/F(B2P8-E01)を使用し、専用データコレクタを インストールすれば、AnyWireASLINKが収集してきた様々な現場のデータをEdgecrossプラットフォーム上で取り扱うことが可能になります。 AnyWireASLINK System 04
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AnyWireASLINKの特徴 革診的省配線-「さらなる小型化」 < I/Oターミナルの小型化によるスペース効率の向上 > 1点、2点からの分散が可能な指先サイズの小型 I/Oターミナルや、従来タイプと比較して体積比約1/3のコンパクトサイズを実現 した端子台タイプの8点ターミナルなど、さらなる小型化でBOXレス化を推進します。 Before After 交換式の治具を使用。設計の工夫により小型化を図っ ASLINKERは中継コネクタに匹敵する超小型のターミナルです。 ていますが、中継BOXがかさばり思うように小さく シリンダにASLINKERを直接取り付け、センサ配線用の中継 なりません。 BOXを廃止、小型化と軽量化を実現します。 ワークの多品種化に対応するため、設計の自由度も必 要で、軽量化による省エネも同時に実現したい。 BOX分を廃止 ダウンサイジング 入出力ターミナルを 中継BOXに収納 ASLINKER シリンダ上に 取り付け 設計の自由度UP 治具サイズ約1/3縮小・軽量化 故障時の復旧が容易に 革診的省配線-「接続センサケーブルの断線検知」 < センサの未検知?断線?がすぐに分かる > 従来の I/Oターミナルでは、センサが未検知状態なのかセンサそのものの故障(センサケーブルの断線)なのか、現物を確認する必要 がありましたが、この機能の搭載により上位コントローラからの遠隔監視が可能になり、断線したセンサの特定も簡単になりました。 Before After 所定のタイミングでONするはずの ID(アドレス)が ASLINKERに搭載のセンサケーブル断線検知機能で、原因究明に ONにならず装置停止。 費やす時間を大幅に削減出来ます。GOTを併用することでモニタ  ・センサ故障?  ・機構部故障? リングも容易になり、視認性の高い監視システムを構築可能です。  ・ターミナル故障? ・配線切れ? 情報通知! センサがOFF状態の原因は様々でコントローラ側で No.0 ON は判別が出来ない No.1 OFF 人力での確認、点検が必須で原因究明に多くの時間を ASLINKER No.2 ON 費やすこととなる No.3 OFF 入力異常! 接続センサの断線を検知! No.0 ON 断線! No.1 OFF 原因究明の時間短縮 保守工数削減 No.2 ON No.3 ON 装置停止時間短縮→稼動率向上 05 AnyWireASLINK System
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センサの診える化-「センシングレベルの監視」 < ON/OFFだけではなく実測値が診えて、予防保全 > ON/OFF 動作の光電センサなどでは、余裕のあるONなのか、ギリギリのONなのか、実際にはわかりません。 実測値の診える ASLINKSENSORでは、その状態が上位から監視出来るので、センサの状態を把握出来ます。ASLINKMONITORを使用すれば現場 での実測値の確認も可能です。 Before After 一般的なセンサはしきい値を境にONとOFFだけを ASLINKSENSORはセンサのセンシングレベルを常に監視してい 判定して信号を出力します。 ます。センシングレベルはデジタルデータ化されて上位コント その為、実際のセンシングレベルの低下(光軸ズレや ローラに送られ、GOTでモニタ出来るため「センサがONしなく 汚れの付着などによる)などは感知することが出来ず、 なる前」に交換、調整、清掃などの予防的措置を採ることが出来ます。 あるときセンシングレベルがしきい値を下回った時点 【モニタ出来るステータス例】 で突然動作をしなくなります。 ・センシングレベル センシングレベル低下検知の ・該当ID(アドレス) イメージ ・センサ種別 ON (十分) 受光量低下 ON (注意) OFF GOTの併用で (不足) 初期 経年後 モニタ検索可 センシングレベルの把握 システムの緊急停止防止 GOTによるモニタも可能 センサの診える化-「上位コントローラからの感度やしきい値などの設定」 < 感度設定の一括変更や、しきい値の微調整で調整工数を大幅削減 > センサの感度設定やしきい値などの調整はひとつずつ現場で作業するのが当たり前でしたが、ASLINKSENSORでは全てのセンサの 一括設定変更が上位から操作可能です。設定値の保存も出来るので、段取り替え時などのダウンタイムを最小限に抑えられます。 また、しきい値の調整でちょこ停を未然に防止出来、メンテナンス時期をコントロールすることが可能です。 Before After 一般的に各センサの感度設定や、トレーサビリティ確 ASLINKAMP、ASLINKSENSORは、上位からセンシングレベル 保のための設定値の記録は、現在でも人手を使ってセ の調整が可能で、現在の設定値をそのまま保存する事も出来ます。 ンサ毎に手作業で行ないます。そのため、数時間に渡 反対に、保存された設定値を各センサに反映させることも可能で、 る膨大な工数を要していました。 大幅な工数削減が可能です。また、しきい値の調整によってちょこ 停を防止し、メンテナンス時期をコントロールすることも可能です。 設定 自動設定 自動記録 記録 調整工数の削減 設定値記録作業の削減 一括/個別設定も自在 AnyWireASLINK System 06
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07 AnyWireASLINK System
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INDEX AnyWireASLINK system カタログ もくじ コンセプト ・AnyWireASLINKのコンセプト ・・・・01 ・AnyWire省配線の特徴 ・・・・02 ・e-F@ctory対応、iQSS 対応、Edgecross対応 ・・・・03 ・AnyWireASLINKの特徴 ・・・・05 テクニカルガイド ・製品構成 ・・・・09 ・システム構成 ・・・・11 ・接続方法のバリエーション ・・・・15 ・基本伝送仕様 ・・・・16 ・AnyWireASLINK systemの機能 ・・・・17 ・スレーブの機能・特徴一覧 ・・・・18 ・AnyWireASLINK Ver.1.1の機能 ・・・・19 製品ラインナップ ・マスタ / ターミネータ ・・・・22 ・エンジニアリングツール ・・・・28 ・アクセサリ / 特殊ユニット ・・・・32 ・スレーブ(I/O編) ・・・・38 ・スレーブ(アナログ編) ・・・・92 ・スレーブ(センサ / アンプ編) ・・・・106 ・サードパーティ ・・・・180 巻末資料 ・消費電流計算(接続可能台数の計算方法) ・・・・187 ・アドレスライタについて ・・・・189 ・適応コネクタ対応表 ・・・・191 ・型式索引 ・・・・193 AnyWireASLINK System 08
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AnyWireASLINKの製品構成 ASLINKMASTER(アズリンクマスタ) マ ス MELSECシーケンサや、広く普及している各種の産業オープンネットワークに対応したマスタユニット タ ユ ・MELSEC各シリーズ用 ・CC-Link 系ネットワーク用 インターフェース  ブリッジユニット ニ ッ MELSEC iQ-R AnyWireASLINK MELSEC-L AnyWireASLINK MELSEC-Q AnyWireASLINK MELSEC iQ-F AnyWireASLINK MELSEC-F AnyWireASLINK CC-LinkーAnyWireASLINK CC-Link IE Field ーAnyWireASLINKマスタユニット マスタユニット マスタユニット マスタユニット マスタブロック ト ブリッジユニット ブリッジユニット I/O ターミナル ASLINKER 〔 回路ブロック図 〕 (アズリンカ) 汎用入出力機器対応ユニット LINK回路 入力 I/F センサアンプ センサヘッド(増幅部) (検知部) LINK回路 出力 I/F 負荷側機器 ASLINKTERMINAL 〔 回路ブロック図 〕 (アズリンクターミナル) LINK回路 入力 I/F 接続ターミナル センサアンプ センサヘッド (増幅部) (検知部) 汎用入出力機器対応ターミナル 小型8点ターミナル (I/O接続部) LINK回路 出力 I/F 接続ターミナル 負荷側(I/O接続部) 負負荷荷側 機機器器 小型8点ターミナル 負荷側側機機器器 センサアンプ センサヘッド 負荷側機器 LINK回路 入力 I/F (増幅部) (検知部) LINK回路 出力 I/F 負 小型端子台ターミナル 小型端子台ターミナル 負 荷側機器 負荷側機器負荷荷側側機機器器 ス レ アナログターミナル ー ブ ASLINKAMP 〔 回路ブロック図 〕 ユ (アズリンクアンプ) LINK回路 入力 I/F AD出力機器 LINK回路 出力 I/Fアナログ (A/D変換部) アナログ (D/A変換部) DA入力機器ニ アナログ入出力ユニット 入力ユニット 出力ユニットッ 入力 I/F ト 温度入力ユニット LINK回路 温度 (A/D変換部) 熱電対/測温抵抗体 入力ユニット センサ / アンプ ASLINKSENSOR 〔 回路ブロック図 〕 (アズリンクセンサ) 回路ブロック図 LINK回路 入 力 I/F センサアンプ センサヘッド デジタルリンク機能内蔵センサ (A/D変換部) (増幅部) (検知部) ASLINKAMP 〔 回路ブロック図 〕 (アズリンクアンプ) 回路ブロック図 市販ファイバヘッド対応アンプ LINK回路 入力 I/F センサアンプ ファイバベッド(投光部) (A/D変換部) (増幅部) ファイバヘッド(受光部) ASLINKMONITOR (アズリンクモニタ) 任意アドレスセンシングレベル表示ユニット 09 AnyWireASLINK System
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AnyWireASLINK- AnyWireASLINK- Ethernet ゲートウェイ PROFINET ゲートウェイ POWER LINK MS_G SET MS_R ALM NS_G ・オープン NS_RSETMON ・PC Bus 用 ・リセンドユニット ・AnyWire DB A20用 MODE  ネットワーク用  インターフェース  ブリッジ PROFINET  ゲートウェイ AnyWireASLINK- AnyWireASLINK- PCI Express 用 リセンドユニット AnyWire DB A20用 DeviceNet ゲートウェイ PROFIBUSゲートウェイ マスタ I/F ブリッジ IN32/OUT32 IN64/OUT64 IN128/OUT128 IN256/OUT256 P.23 〔 製品例 〕 O Hi 干 渉 N 不要 DP、DN DP-DN 24V ID(アドレス)LOO F NG 対 策 断線 短絡 低下 重複/未設F ※制限有り ケーブルタイプ P.39 〔 製品例 〕 O Hi 干 渉 N LO 不要 DP、DN DP-DN 24V ID(アドレス)O F NG 対 策 断線 短絡 低下 重複/未設F 小型8点ターミナル 小型端子台ターミナル P.53 〔 製品例 〕 O Hi 干 渉 N 不要 DP、DN DP-DN 24V ID(アドレス)LOO F NG 対 策 断線 短絡 低下 重複/未設F アナログ入力ユニット P.93 〔 製品例 〕 ■光電 ■レーザー ■共通 O Hi 干 渉 O Hi 干 渉 DP、DN DP-DN 24V ID(アドレス) N LO N LO O F F NG 対不要策 OFF NG 対不要策 断線 短絡 低下 重複/未設 ※制限有り ■フォトインタラプタ ■近接、シリンダ、圧力 近接タイプ 光電タイプ 圧力タイプ シリンダタイプ O Hi 干 渉 O Hi 干 渉N LO 不要 N LO 不要O F F NG 対 策 OFF NG 対 策 P.107 〔 製品例 〕 DP、DN DP-DN 24V ID(アドレス) 子機 子機 (増結) (増結) 断線 短絡 低下 重複/未設 親機 親機 ファイバヘッド用 P.125 〔 製品例 〕 O Hi 干 渉 N 不要 DP、DN DP-DN 24V ID(アドレス)LOO F NG 対 策 断線 短絡 低下 重複/未設F P.176 小型表示ユニット ※各製品ごとの詳細は製品ページ、または取扱説明書でご確認ください。 AnyWireASLINK System 10
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システム構成 ◆2線式タイプのみで構成されたシステム(ローカル給電が不要な場合) マスタユニット MELSEC iQ-R 用 MELSEC-L 用 MELSEC-Q用 MELSEC iQ-F 用 MELSEC-F 用 リセンドユニット AnyWire DB A20用 ブリッジ IN32/OUT32 IN64/OUT64 IN128/OUT128 IN256/OUT256 CC-Link 用 CC-Link IE Field 用 Ethernet 用 PROFINET用 DeviceNet 用 PROFIBUS用 PCI Express 用 POWER LINK MS_G SET MS_R ALM NS_G NS_R SET MON MODE PROFINET ASLINKER(ケーブルタイプ) 汎用 汎用 汎用 汎用 センサ 出力機器 センサ 出力機器 DC24V アドレスライタ アドレスライタの詳細は P.29、189をご覧ください。 2線式 ASLINKAMP 2線式 → ファイバタイプ(IP66) ファイバヘッド ◇専用フラットケーブルの線色とコネクタピン番号 2極LPコネクタ 2芯 専用フラットケーブル線径 LPコネクタ (リンクコネクタ) 伝送線 0.75mm2 1.25mm2 のピン番号 → 連結 DN 黒 黒 1 ファイバタイプ DP 赤 赤に白赤スパイラル 2 専用フラット ケーブル(2芯) ASLINKSENSOR 2線式 反射物体 光電 光電 反射板 光電 透過タイプ 回帰反射タイプ 拡散反射タイプ AnyWireASLINK 小型表示ユニット M12 M18 シリンダタイプ (シリンダは 付属していません) 近接タイプ フォトインタラプタタイプ 圧力タイプ ターミネータ (波形整形モジュール) 【システム構成】 ・MELSEC iQ-R、L、Q、iQ-F用マスタインターフェースがあり、インテリジェントユニットとして動作します。  また、MELSEC-F 用にもマスタブロックがあり特殊増設ブロックとして動作します。  その他にCC-Link用ブリッジ、CC-Link IE Field 用ブリッジがあります。 ・オープンフィールドバス用マスタユニットとして、Ethernet 系の複数のプロトコルに対応したEthernet 用ゲート  ウェイ、PROFINET用ゲートウェイ、DeviceNet 用ゲートウェイ、PROFIBUS用ゲートウェイがあります。 ・PCバス用マスタユニットとして、PCI Express 用マスタインターフェースもあります。 ・ASLINKMASTERは、弊社の「DB A40/A20シリーズ」「Bittyシリーズ」と接続互換性はありません。 ・ASLINKMASTERから敷設した伝送ラインの最遠端に、ターミネータ(波形整形モジュール)を接続します。 ・ターミナルのアドレス、パラメータ(センサ感度など)の初期設定にはアドレスライタが必要です。  (センサ感度設定はアドレスライタからも、上位コントローラからも可能です。) 11 AnyWireASLINK System
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◆2線式タイプ、4線式タイプが混在したシステム(ローカル給電が必要な場合) マスタユニット MELSEC iQ-R 用 MELSEC-L 用 MELSEC-Q用 MELSEC iQ-F 用 MELSEC-F 用 リセンドユニット AnyWire DB A20用 ブリッジ IN32/OUT32 IN64/OUT64 IN128/OUT128 IN256/OUT256 CC-Link 用 CC-Link IE Field 用 Ethernet 用 PROFINET用 DeviceNet 用 PROFIBUS用 PCI Express 用 POWER LINK MS_G SET MS_R ALM NS_G NS_R SET MON MODE PROFINET ※AnyWireASLINKとは別系統の電源が使用されている外部負荷と接続する場合は、 DC24V 2芯  必ず4線式(絶縁)タイプのターミナルをお使いください。 DC24V ASLINKER(ケーブルタイプ) ASLINKAMP ASLINKER(ケーブルタイプ)ローカル電源 汎用 汎用 汎用 汎用 DP/DNのみ ファイバタイプ ファイバヘッド 汎用 汎用 汎用センサ 出力機器 センサ 出力機器 センサ 出力機器 出力機器 接続 ASLINKフィルタ ANF-01 アンプ1台で使用(親機のみ) ANF-01についての詳細は 2線のみ接続 P36をご覧ください。 4線式 2線式 4線式 ◇専用フラットケーブルの線色とコネクタピン番号 ASLINKAMP アナログ入力/出力温度入力 ASLINKER(ケーブルタイプ)4芯 専用フラットケーブル線径 LPコネクタ (リンクコネクタ) 伝送線 0.75mm2 1.25mm2 のピン番号 DN 黒 黒 1 DP 赤 赤 2 アンプ(ファイバタイプ) ファイバヘッド 0V 白 白 3 複数台で使用(親機+子機) 24V 緑 茶 4 4線式 4線式 4極LPコネクタ ASLINKTERMINAL 小型端子台ターミナル 4線式 接続ケーブル 汎用センサ等 小型8点ターミナル 標準端子台 接続ターミナル(e-CON) 汎用センサ等 汎用センサ等 ばね式端子台 ASLINKSENSOR アドレスライタ 汎用センサ等 アドレスライタの詳細は 反射板 P.29、189をご覧ください。 光電 光電 Euro 端子台透過タイプ 回帰反射タイプ 2線式 M12 M18 シリンダタイプ (シリンダは付属していません) フォト インタラプタタイプ 2線のみ 反射物体 接続 光電 近接タイプ 圧力タイプ 拡散反射タイプ AnyWireASLINK 小型表示ユニット ターミネータ (波形整形モジュール) 【システム構成】 ※P.11の【システム構成】の内容に加えて、以下の点にご注意ください。 ・AnyWireASLINKの給電容量を拡張したい場合は、ローカル給電が可能な「4線式(絶縁)タイプ」のターミナルを使用します。 AnyWireASLINK System 12 LINK V mA ALM LINK V mA ALM LINK V mA ALM LINK V mA ALM 4 3
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システム構成 ◆耐環境(耐水)エリアのシステム マスタユニット MELSEC iQ-R 用 MELSEC-L 用 MELSEC-Q用 MELSEC iQ-F 用 MELSEC-F 用 リセンドユニット AnyWire DB A20用 ブリッジ IN32/OUT32 IN64/OUT64 IN128/OUT128 IN256/OUT256 CC-Link 用 CC-Link IE Field 用 Ethernet 用 PROFINET用 DeviceNet 用 PROFIBUS用 PCI Express 用 POWER LINK MS_G SET MS_R ALM NS_G NS_R SET MON MODE PROFINET DC24V 2芯 汎用 DC24V センサ IP67 ASLINKER ローカル電源 (M12/M12ケーブルタイプ) ※M12コネクタ(ソケット側)の保護には  オムロン社製防水カバー: ASLINKフィルタ 形 XS5Z-11をお使いください。 ANF-01  (プラグ側防水カバー:形XS2Z-11) 汎用 耐環境(耐水) センサIP67 ASLINKER エリア (M12/M8ケーブルタイプ) 分岐ユニットなので その先でさらに 汎用 分岐させてもOK! センサ IP67 分岐ユニット (8ポート) IP66 ASLINKAMP(ファイバタイプ) 耐水ケーブルで アンプやセンサを ファイバヘッド ネットワークを 直接接続してもOK! 延長できます※ ※エニイワイヤ製M12 IP67  コネクタ付耐水ケーブルを ASLINKSENSOR(光電タイプ)  ご使用ください。 スマートクリック 方式のM12コネクタ でかんたん接続、 誤配線の心配なし! 反射板 ※幹線にはエニイワイヤ製  M12コネクタ付 IP67 ASLINKSENSOR(近接タイプ)  耐水ケーブルを  ご使用ください。 IP67 ※Y分岐(2分岐)アダプタはオムロン社製: ASLINKSENSOR(シリンダタイプ)※シリンダは付属していません  形XS5R-D426-5 をお使いください。  また、支線の延長などにはオムロン社製  XS5シリーズが接続出来ます。 IP67  上記はオムロン社製品お取扱いの販売店様 分岐ユニット(4ポート)  にてご購入ください。 オムロン社製XS5シリーズ IP67 小型表示ユニット IP67 ターミネータ (波形整形モジュール) 「耐環境製品シリーズ」ももちろんネットワーク通信なので、分岐してスレーブを接続しても、耐水ケー ブルで延長した先でスレーブを接続してもOK!※ アドレスライタ マスタを何台も追加しなくても最大入力256点 /出力256点までAnyWireASLINK systemのセンサや I/Oターミナルを接続できます。※「ASLINKER」に接続した汎用入出力機器はネットワーク通信ではありません。 アドレスライタの詳細は P.29、189をご覧ください。 ※      はオムロン株式会社の登録商標です。 13 AnyWireASLINK System 4 3
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◆耐環境(耐水)製品ラインナップ 「耐環境製品シリーズ」のラインナップにより、自動車の製造ラインや半導体製造 装置、食品・飲料品の生産ラインなど、耐環境性を求められる厳しい現場でも少点 数多分散や省配線化を容易に実現し、更に省配線直結型のセンサを使用すること でローコストな診える化を可能としました。 ア ズ リ ン カ IP67 超小型 I/Oターミナル「ASLINKER」 本体が17mm×38mmの超小型サイズで、2点の入力 /2点の出力 /入出力1点ずつの3タイプをご用意。防水ボックスを用 意する必要がなく、水がかかる環境での少点数多分散をローコストで実現します。 今お使いの光電、近接などの各種汎用センサをそのままお使いいただけるので、ブラケットや取付方法を変更せずにセンサの省配 線化、ネットワーク化が可能です。 伝送側:M12 I/O側:M12 伝送側:M12 I/O 側:M8 M12/M12ケーブルタイプ M12/M8ケーブルタイプ BL287□B-02F□-2D220 BL287□B-02F□-2D820 BL287□B-02F□-2D720 IP67 省配線直結型 診える化センサ リモート I/Oを介さないので、従来の省配線システムでも削減出来なかった「リモート I/Oとセンサの接続工数」を完全にカット でき、極限まで省配線化が図れます。 ASLINKSENSOR ASLINKAMP ASLINKSENSOR ASLINKSENSOR 光電タイプ ファイバタイプ(IP66) 近接タイプ シリンダタイプ BS-H0□17-□□12-□□□ BA-F116-12 BS-K□□1□-M□□-3012 BM-C27-DM9-3012-5050 透過型、回帰反射型、拡散型を 標準型、スパッタ対応型、非シールド型、 ご用意しております フルステンレスボディ型、 薬品対応(フッ素樹脂ボディ)型、 ポリアリレートボディ型 IP68、 オールメタル型、静電容量型を ご用意しております IP67 耐環境製品用 アクセサリ /その他 様々なケーブル&接続オプションをご用意しました。幹線としてお使いいただける1.25sq×4芯のM12コネクタ付ケーブル (3/5/10m)や、簡単な分岐を可能とする4/8ポート分岐ユニットなど、耐環境性を確保したままの配線・分岐作業が可能です。また、 これらの製品のM12コネクタは全て作業性に優れたスマートクリック方式を採用しています。 分岐ユニット キャブタイヤケーブル(1.25sq) ターミネータ 小型表示ユニット BL2109-0□-22 BL2-1S1P-□K (波形整形モジュール) (任意アドレスセンシングレベル表示ユニット) 4ポート、8ポートを BL2-0C1S-3K BT0-12 B287-74DP01-220 ご用意しております ケーブル両端M12コネクタ、 片端バラ線をご用意しております ※      はオムロン株式会社の登録商標です。 AnyWireASLINK System 14
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接続方法のバリエーション ◆ターミナル側の接続について AnyWireASLINKのターミナルの接続には大きく分けて二種類の方式があります。 ひとつは「2線式(非絶縁)タイプ」で、もうひとつは「4線式(絶縁)タイプ」です。AnyWireASLINKの基本構成は2線式(非絶縁)タイプ での接続が想定されており、この2本の電線には伝送信号だけではなくターミナルや負荷側の機器を動作させるための電源も重畳さ れています。 4線式(絶縁)タイプは負荷側の電流容量が2線式(非絶縁)タイプの供給電流では足りない時に使用するターミナルで、マスタ側から の給電、ローカル側での給電どちらにも対応しています。各タイプのターミナルの供給電流の計算方法についてはP.187をご参照くだ さい。 また、AnyWireASLINKとは別系統の電源が使用されている外部負荷と接続する場合は、必ず4線式(絶縁)タイプのターミナルをお 使いください。 2線式(非絶縁)タイプ 4線式(絶縁)タイプ ・配線数が減る ・消費電流の多い負荷が使用出来る ・電源はマスタ側への供給のみで使用出来る ・AnyWireASLINK以外の電源とコモンが取れる ・センサ、LED等閉回路の負荷に使用出来る ・ローカルへの電源は、最大2Aまで伝送線で供給 ■電源重畳による給電 ■一括給電 負荷側の電流容量が 別途給電をせずに 大きい場合も そのまま動作が可能! 動作が可能! MAX 2A DC24V電源 DC24V 負荷 制御 入出力 DC24V MAX 2A 負荷用電源供給 4線リンカ 負荷 負荷 制御 2線リンカ 入出力負荷 伝送信号と電源が 負荷 重畳された2芯ケーブル 4線リンカ 2線リンカ 伝送信号と電源が 重畳された2芯ケーブル 2線センサ ■ローカル給電 2線センサ 2線アンプ ヘッド DC24V MAX 2A DC24V電源 2線アンプ DC24V 負荷 制御 入出力 4線リンカ 負荷 負荷用電源供給 負荷 制御 入出力 伝送信号と電源が 4線リンカ 負荷 重畳された2芯ケーブル ◆ターミナル(スレーブ機器)種別毎の接続方式区分一覧 ASLINKER(アズリンカ) ASLINKTERMINAL ASLINKAMP (アズリンクアンプ) ASLINKSENSOR 種類 ケーブルタイプ M12コネクタタイプ (アズリンクターミナル) ファイバ アナログ入力 温度入力 / アナログ出力 (アズリンクセンサ) 2線式(非絶縁)タイプ ○※1 ○ × ○※2 ○ × ○ 4線式(絶縁)タイプ ○※1 × ○ ○※2 × ○ × ※1 IP67構造のASLINKER(アズリンカ)も含みます。 ※2 7セグ表示なし・IP66は2線式(非絶縁)タイプで、7セグ表示付は4線式(絶縁)タイプです。 15 AnyWireASLINK System
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基本伝送仕様 ◆一般仕様 ※記載内容は代表的な一般仕様です。製品によっては一部例外もありますので、詳細は取扱説明書をご確認ください。 使用周囲温度 0~55℃ 使用雰囲気 腐食性ガスがないこと 保存周囲温度 -25~75℃ 使用標高※1 0~ 2000m 使用周囲湿度 汚染度※2 2以下 10~ 90%RH、結露なきこと 保存周囲湿度 ※1 AnyWireASLINK機器を標高0mの大気圧以上に加圧した環境で使用、または保存しないでください。 誤動作の原因となります。 ※2 その機器が使用される環境における、導電性物質の発生度合を示す指標です。汚染度2は、非導電性の汚染しか発生しません。但し、偶発的な凝結によって 一時的な導電が起こりうる環境です。 ◆性能仕様 伝送クロック 27kHz (37μs) 伝送距離 /供給電流※3 線径 伝送距離(総延長) DP-DN許容供給電流 1.25mm2 50m以内 2A以内 50mを超え100m以内 1A以内 100mを超え200m以内 0.5A以内 0.75mm2 50m以内 1.2A以内 50mを超え100m以内 0.6A以内 100mを超え200m以内 0.3A以内 0.5mm2 50m以内 0.8A以内 50mを超え100m以内 0.4A以内 100mを超え200m以内 0.2A以内 接続台数 最大128台(接続可能台数の計算方法はP.187をご覧ください) 伝送方式 DC 電源重畳トータルフレーム・サイクリック方式 接続形態 T分岐方式、マルチドロップ方式、スター配線方式、ツリー配線方式 伝送プロトコル AnyWireASLINKプロトコル 誤り制御 2重照合、チェックサム 接続 I/O点数 最大512点(入力256点 /出力256点) 但し FX3U-128ASL-Mは最大128点(入力+出力≦128点)(入力+出力≧128点の場合は入力点数を優先)、 FX5-ASL-Mは最大448点(入力+出力≦448点)(入力最大256点、出力最大256点)※4 RAS機能 伝送線断線検知機能、伝送線短絡検知機能、伝送回路駆動用電源低下検知機能、ID(アドレス)重複/未設定検知機能 使用電線 ・汎用2線 /4線ケーブル(VCTF、VCT 0.75~ 1.25mm2、定格温度70℃) ・汎用電線(0.75~ 1.25mm2、定格温度70℃) ・専用フラットケーブル(0.75mm2 / 1.25mm2、定格温度90℃) ※3 ・総延長にはケーブル付ターミナルのケーブル部分も含みます。   ・ケーブル付ターミナルのケーブル部分の電線径は条件に含みません。 ・DP-DN許容供給電流を上回る消費電流が必要な場合はローカル給電が可能な4線式ターミナルをお使いください。 ・2線式と4線式が混在する場合、2線式部分の負荷側の電流と、2線式と4線式すべてのターミナルの動作電流を合算した電流値がDP-DN許容供給電流内に収まっていれば問題ありません。 ※4 GX Works3(Ver.1.047Z以降 ) 及び FX5U CPUユニット (Ver.1.100以降 ) の組み合わせ以外で使用した場合、最大384点。(入力+出力≦384点)(入力最大256点、出力最大256点) ◆伝送サイクルタイム 伝送サイクルタイムは、マスタユニットと全スレーブユニットの入出力データを更新する時間になります。実際には2重照合機能の影響により、ビット伝送には最大でビット伝送サイクルタイムの2倍の「伝送遅れ時間」が発生します。 Ver.1.0のAnyWireASLINKシステム使用時 伝送 I/O点数設定(ビット) 64点 128点 256点 512点 (入力32点、出力32点) (入力64点、出力64点) (入力128点、出力128点) (入力256点、出力256点) 1伝送サイクルタイム(ビット) 2.4ms 3.6ms 6.0ms 10.7ms Ver.1.1のAnyWireASLINKシステム使用時 「Ver.1.1」は一台簡単交換機能、ワード対応を「Ver.1.0」に追加したものです。 伝送点数設定 例:ビットのみ128点(入力64点、出力64点) ワード対応により伝送サイクルタイムに幅が生じるため、一例を挙げています。 1伝送フレーム (「Ver.1.1」の詳しい説明はP.19、伝送サイクルタイムの詳しい説明は あたりの ワード ビット伝送 ワード伝送 「RJ51AW12AL」ユーザーズマニュアル(応用編)をご覧ください) ワード点数 サイクル数 サイクルタイム サイクルタイム ― ― 3.6ms ― 伝送点数設定 例:ビット128点(入力64点、出力64点)          ワード32ワード(入力16ワード、出力16ワード) 伝送点数設定 例:ワード32ワード(入力16ワード、出力16ワード) 1伝送フレーム あたりの ワード ビット伝送 ワード伝送 1伝送フレーム ワード ビット伝送 ワード伝送 ワード点数 サイクル数 サイクルタイム サイクルタイム あたりの ワード点数 サイクル数 サイクルタイム サイクルタイム 各1ワード 16 6.1ms 96.8ms 各 1ワード 16 3.7ms 59.0ms 各 2ワード 8 7.3ms 57.9ms 各 2ワード 8 4.9ms 39.0ms 各 4ワード 4 9.7ms 38.5ms 各 4ワード 4 7.3ms 29.0ms 各 8ワード 2 14.4ms 28.7ms 各 8ワード 2 12.0ms 24.0ms 各 16ワード 1 23.9ms 23.9ms 各 16ワード 1 21.5ms 21.5ms ※この場合のビット伝送サイクルタイムはパラメータの周期です。 ◆伝送上の注意事項 ◇ 伝送ラインが4芯(DP、DN、24V、0Vが併走している状態)で、その長さが50mを超える場合は、「AnyWireASLINK用フィルタ〔型式 ANF-01〕」を 4 芯の併走状態が始まる位置(一般的な接続状態ではマスタユニット直下)の24V、0Vに直列接続してください。(最大許容電流 5A/DC24V)  → 耐ノイズ性の向上、ならびに伝送信号によるクロストークの影響を抑え、信号の安定化を図ります。  → マスタ用電源から一括供給する場合、ローカル電源から供給する場合いずれも挿入対象となります。  → CE規格に準拠する場合は、敷設方法、距離に係わらず「AnyWireASLINK用フィルタ〔型式 ANF-01〕」を挿入してください。 AnyWireASLINK System 16
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AnyWireASLINK system の機能 AnyWireASLINKは様々な機能を持った「デジタルリンクセンサ」です。 上位コントローラと末端を密接に結合させ「稼働率向上」「工数削減」に貢献し、ターミナルの小型化が 「省スペース化」を実現します。 AnyWireASLINKの様々な機能はアドレスライタ(ARW-04など)を用いてパラメータの設定や確認をする事が出来ます。 詳しくはP.189、または各製品の取扱説明書(ProductGuide: プロダクトガイド)をご確認ください。 ARW-04 デジタルリンク機能 「デジタルリンク機能」はAnyWireASLINKの各製品が持つ、特徴的な機能の総称です。 ※製品によって搭載するデジタルリンク機能は異なります。 センシングレベル監視 O Hi 受光量低下 N LO 光電センサを使用している場合、センサや反射板などが埃や粉塵などで汚れてくると検出の感度が低下 O F F NG していき、動作が不安定になったり動作しなくなったりします。ASLINKAMPや ASLINKSENSORは センサのON/OFF だけでなくセンシングレベルそのものを監視することが出来ますので「ちょこ停」を 未然に防ぐ予防保全を実現出来ます。 センサ感度設定の読み出し /書き込み センサがON/OFF する境界の値(しきい値)やセンサ感度の設定を上位のコントローラから 読み出し /書き込み可能です。これにより以下のことが実現出来ます。 しきい値  ◇感度が低下したセンサを、メンテナンス時まで動作維持させる ON/OFF 検知のしきい値を設定  ◇様々なケースの感度設定を記録することで、ワークの段取り替えなどの際、感度調整を自動化 センサケーブル断線検知 情報通知! 一般的に、センサ信号がOFFのときは「センサがOFF」なのか No.0 ON No.1 OFF 「電線が切れてOFF」なのか判断が出来ません。この機能はセンサの ASLINKER No.2 ON 断線を検出することが出来ますので、原因究明に時間を取られません。 No.3 OFF 接続センサの断線を検知! 光電センサの干渉対策不要 干 渉 遮光板不要 不要 ASLINKAMPや ASLINKSENSORは時分割で動作するため、同時に複数の対 策 センサを設置をした場合でも干渉が起こらず、従来必要だった干渉対策の 遮光板などは不要です。 投光側 受光側 RAS機能 「RAS機能」は設備のReliability(信頼性)Availability(稼動性)Serviceability(保全性)の向上に関する機能です。 ※伝送線はDP(データライン・プラス側)、DN(データライン・マイナス側)で構成されています。  (4線式の場合はこれに24Vライン、0Vラインが追加されます。) DP、DN 伝送線断線検知 断線 伝送線(DP/DNライン)に断線が発生すると、マスタがこれを検知、エラー通知とともに 断線! ASLINKMASTERの表示ランプを点滅させます。 また、切り離されたアドレス番号から伝送ラインの断線箇所の絞り込みが可能です。 DP-DN 伝送線短絡検知 短絡 伝送線(DP/DNライン)に短絡が発生すると、マスタがこれを検知、直ちに伝送を停止し、 エラー通知とともにASLINKMASTERの表示ランプを点滅させます。 金属片 短絡発生が速やかに認識出来、トラブルによる機器の破損を防ぎます。 (切粉、ケーブルなど) 24V 伝送回路駆動用電源低下検知 AnyWireASLINKマスタユニット 低下 ASLINKMASTERに供給するDC24V電源の電圧が低下すると、これを検知して伝送を停止しエラー 通知とともにASLINKMASTERの表示ランプを点滅させます。 シーケンサ 伝送用電源の電圧低下がすみやかに認識出来、伝送トラブルを防ぎます。 DC24V電圧低下発生! ID(アドレス) ID(アドレス)重複、未設定検知 重複/未設 ASLINKMASTERは、接続されたデジタルリンクユニットやデジタルリンクセンサに設定された ID(アドレス) ID(アドレス)を認識し、重複や未設定状態のユニットやセンサがあった場合にエラーを通知します。 重複設定! また、該当するターミナルにもエラーを表示します。 17 AnyWireASLINK System
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スレーブの機能・特徴一覧 ○:搭載 ×:非搭載 /:該当せず -:未定 機   能 センシング センサ感度設定 センサケーブル 干渉対策 小型化 RAS機能 ※3 スレーブ 用 途 レベル監視 読出/書込 断線検知 不要 特 長 O Hi 干 渉 N DP、DN DP-DN 24V ID(アドレス)LO O 対不要F NG 策 断線 短絡 低下 重複/未設F ASLINKER 汎用センサ センサケーブル断線検知 (スマートASLINKER) 汎用出力機器 × × ○ × ○ ○ 中継BOXレス ASLINKER 汎用センサ センサケーブル断線検知※2 (ケーブルタイプ) 汎用出力機器 × × ○ ※2 × ○ ○※1 中継BOXレス ASLINKTERMINAL 汎用センサ 中継BOXレス (小型端子台ターミナル) 汎用出力機器 × × × × ○ ○ ASLINKTERMINAL 汎用センサ (一体型小型ターミナル) 汎用出力機器 × × × × ○ ○ 中継BOXレス ASLINKTERMINAL 汎用センサ 中継Boxレス (小型8点ターミナル) 汎用出力機器 × × × × ○ ○ ASLINKTERMINAL マニホールド 中継BOXレス (マニホールドドライバ) 接続 × × × × ○ ○ CD TUO L G3 I ON A R- CD PU DT 5 :2 O A D ASLINKTERMINAL :5 -4 X-24 8 0V 2UO VD D SC NT L GO 3 CR- IN 1 MAIN A DPU DT 5 :2OA D 5 PUT- E INCD :5-2 -4 X0 +4 8V 2 - 4 JAVD D SN BC ot Lto O PAUO C M m AD NT L G3 IN 1 AO R 5 P - D V 3I A -O U E i e +NP D + T IN wD UT 5 :2A DX - 4 JC :5-2 - 0 B A4 P4 8V V 2SN ot LO At NUO D DC oC M m ADT VL G3 IN 1 AD iew + 3I ON ADRP : -O 5 PU - E U 2A DX + T 4 INT 5 CD :5-2 - J48 0V 2S B - AL P4 AVD D N otto OAD NO C CTU 1 M m G I VN AD i3 e + 3L wI ON A R- 5 PU - EO PU D:2 D + T INT: 5- A X0 B - 4 JAD 5-2 48 2S ot LO PA AC 4V VD N to ND m DO C C M VU I 1 A iew + 3T L GO 3R 5 NP DU - E 汎用出力機器IN AP D: -2 OD + T INUT 5 A - 4 JAPD :C 5-2 -4 X02 B8 ot LOA At N4V VD SN oD C m DUO C M Vie 3w +T L G 5 IN 1 AP - DE I ON A 3R- UD O T IN PUT 5 :2A D + - 4 JX A:5-2 -48 02 Bo L Pt A D 4 V SN tV D o OAD N 4C 中継BOXレスC DC C mM Vie + 3 I 1 A w 1 TUO L G 5 N3 P DU - E 4O + T IN 0IN A PU DR 4 JT 5 : -2OA D B - AX o Pt LO A:5-2 -4 N4 8 02S toV N m AD CVD DC V 4C M iew + 3 041 5 IN 1 A P DUT- E + IN - 4 JAP C (リレーターミナル) Bot Lto Om A AD N 0414 Vie 3w + × × × × ○ ○0414C0414CK ALMLINR/W 0414C0414C5 04143C 4 1 2 0 ASLINKTERMINAL マニホールド、 中継BOXレス (MILコネクタ対応) ロボットコント × × × × ○ ○ ローラなど ASLINKAMP 専用/汎用 ○ ○ ○ ○ ○ 予防保全、調整工数削減(ファイバタイプ) ファイバユニット トレーサビリティ 中継BOXレス ASLINKAMP 電流/電圧 トレーサビリティ (アナログ入力/出力ユニット) 出力/入力機器、 ○ ○ 中継BOXレス (温度入力) 温度測定(入力) ASLINKSENSOR 光検出 ○ ○ ○ ○ ○ 予防保全、調整工数削減(光電タイプ) トレーサビリティ 中継BOXレス ASLINKSENSOR 光検出 予防保全、調整工数削減 (レーザータイプ) ○ ○ ○ ※2 ○ ○ トレーサビリティ 中継BOXレス ASLINKSENSOR 磁気誘導検出 ○ ○ × ○ ○ 予防保全、調整工数削減(近接タイプ) トレーサビリティ 中継BOXレス ASLINKSENSOR シリンダ ○ ○ ○ ○ 予防保全、調整工数削減(シリンダタイプ) ロッド トレーサビリティ 位置検出 中継BOXレス ASLINKSENSOR 光透過検出 予防保全、調整工数削減 (フォトインタラプタタイプ) ○ × ○ ○ トレーサビリティ 中継BOXレス ASLINKSENSOR 空気圧検出 予防保全、調整工数削減 (圧力タイプ) ○ ○ ○ ○ トレーサビリティ 中継BOXレス ※1 IP67構造のASLINKER(アズリンカ)も含みます。 ※2 制限あり。詳細は取扱説明書にてご確認ください。 ※3 伝送線断線検知・伝送線短絡検知・伝送回路駆動用電源低下検知・ID(アドレス)重複、未設定検知を指します。 AnyWireASLINK System 18 12214E6 12214E6 12214E6 12214E6 12214E6 12214E6 12214E6 12214E6
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AnyWireASLINK Ver.1.1の機能 2019年 5月からAnyWireASLINK製品は「 Ver.1.1(以下Ver.1.1 製品と表記)」へと順次アップデートしています。 現行のAnyWireASLINK(以下Ver.1.0 と表記)の特徴はそのままで、さらに「一台簡単交換機能」と「ワード対応」という 機能を追加したものがVer.1.1 製品となります。型式の変更はなく、従来と全く同じように使用することも可能です。 一台簡単交換機能 一台簡単交換機能とは、故障などによりスレーブユニットの交換をする必要が生じた場合に設定されていたアドレス、パラメータなど を事前に自動で上位にバックアップしておき、交換した新しいスレーブユニットに自動で書き込むことが出来る機能です。 これにより、アドレスライタを用意したり各種設定情報が書き込まれたパラメータ情報を確認する必要なく、該当する製品を交換する だけですぐにシステムを復旧することが出来る便利な機能です。 ※交換するスレーブユニットは同一機種(同一型式)の製品に限ります。 交換 故障 アドレス:10 アドレス:10機器パラメータ1:500 機器パラメータ1:500 機器パラメータ2:10 機器パラメータ2:10 アドレスライタや 自動で バックアップ GOTでの設定不要 R120CPU R12CCPU-V RJ51AW12AL R120CPU R12CCPU-V RJ51AW12AL MITSUBISHI READY ERROR RUN ERR MITSUBISHI READY ERROR RUN ERR ELECTRIC POWER READY BUS RUN CARD RDY POWER READY BUS RUN CARD RDYERROR USER USB RDY LINK SET ALM ELECTRIC ERROR USER USB RDY LINK SET ALM R61P PROGRAM RUN RS SD/RD R61P PROGRAM RUNRS-232 RS SD/RDUSER USER RS-232 INPUT 100-240AVC BATTERY INPUT 100-240AVC BATTERY 50/60Hz 130VA 50/60Hz 130VA OUTPUT 5VDC 6.5A CARD READY OUTPUT 5VDC 6.5A CARD READY CARD ACCESS CARD ACCESS FUNCTION SET FUNCTION SET 自動で ▼PULL ▼PULL ▼PULL ▼PULL AnyWire AnyWire ▲PULL USB ▲PULL USB USB SPEED 24V USB SPEED 24V 0V 0V 書き込み 24V 24V SD/RD 0V SD/RD 0V 10BASE-T/100BASE-TX DP 10BASE-T/100BASE-TX DP SPEED SPEED DN SPEED SPEED DN (LG) (LG) SD/RD SD/RD SD/RD SD/RD ▼PULL ▼PULL ワード対応 ワードデータ伝送機能を追加することにより、やり取りできるデータ量が大幅に増大します。 Ver.1.0 製品ではパラメータ領域を使用して伝送していたセンシングレベル情報なども、ワードデータ領域を使用して伝送することで これまで以上にタイムラグの少ない情報伝達が可能になります。 アナログアンプや圧力センサなどの様に、16点などの多点のビットデータ領域を使用してアナログ情報を伝送していたスレーブユニッ トも同様に、ワードデータ伝送機能を使用することでビットデータの占有を抑えることが出来、即時性の要求されるセンサON/OFF 情報などを伝送するビットデータの領域を効率的に使用することが可能になります。 Ver.1.0 製品 Ver.1.1 製品 伝 送 ビットデータエリア パラメータエリア 伝 送 ビットデータエリア ワードデータエリアフレーム 0~ 512点 フレーム 0~ 512点 0~32ワード パラメータエリア センシング アナログ情報 センサ センシングレベル情報など ON/OFF などの 使い分け レベル情報、 即時情報 アナログ情報 ビットデータ占有点数や パラメータエリアを圧迫 ワードデータは1伝送フレームあたりのワード点数とワードサイクル数を任意で設定できます。 (例1)1伝送フレームあたりのワード点数:4ワード、ワードサイクル数4、全ワード点数16ワード 1伝送 フレーム ビットデータエリア ワードデータ 4ワード パラメータエリア ワードデータ 4ワード ワードデータ 4ワード ワードデータ 4ワード (例2)1伝送フレームあたりのワード点数:8ワード、ワードサイクル数2、全ワード点数16ワード 1伝送 フレーム ビットデータエリア ワードデータ 8ワード パラメータエリア ワードデータ 8ワード 19 AnyWireASLINK System … …